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カエラ、N'夙川BOYS、矢野顕子「オンナク祭」で熱い競演

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12月21日と22日の2日間、木村カエラが主催する恒例ライブイベント「オンナク祭オトコク祭」が東京・LIQUIDROOM ebisuにて開催された。

2年ぶり、4回目の実施となった「オンナク祭オトコク祭」。初日の21日は女性客限定の「オンナク祭」として開催され、カエラのほか矢野顕子N'夙川BOYSが出演した。

トップバッターを務めたのは矢野顕子。彼女はグランドピアノに腰かけてサラサラと美しい旋律を奏でると、くるり「ばらの花」のカバーからライブをスタートさせた。その後「ひとつだけ」「GO GIRL」などを披露し、踊るように鍵盤を操るピアノ演奏と独創的な歌で、一気にオーディエンスを惹き付ける。途中のMCでは「今日は私も本当に楽しみにしていました。今日は喜んで出させてもらいましたけど、明日(=オトコク祭)だったら絶対ヤだあ(笑)」とフランクに語りつつ、そのお喋りの続きをするように「あたしンち」など全7曲を届けた矢野。女性たちにエールを送るような楽曲とともに、その柔らかな魅力を振りまいた。

次にN'夙川BOYSが登場すると雰囲気がガラリと変わり、マーヤLOVEはしょっぱなからギターのノイズとともに「オンナク祭! イケんのかい? 今すぐロックンロールしようぜ!!」と絶叫。マーヤLOVEとリンダdadaが「リンダ!」「マーヤ!」と呼応するおなじみの掛け合いを繰り返しながら、バンドは「プラネットマジック」や「Candy People」「物語はちと?不安定」など中毒性のあるロックンロールチューンを投下していく。そしてマーヤLOVEは「俺たちこんなバンドです。見たまんま、君の感じたまんま。N'夙川BOYS、このまま年をとります! いつ来ても同じものを見せることを約束します!」と宣言し、フロアから拍手喝采を浴びる。彼らのラスト曲は、どのライブでも必ずセットリストに入れているという「死神DANCE」。マーヤLOVEとリンダdadaは女だらけのフロアへダイブし、オーディエンスの記憶に強烈な印象を残してステージを終えた。

そしてトリのカエラのライブは、キュートなウインターソング「A winter fairy is melting a snowman」から始まり、同性へのエールを込めた「Yellow」でさらなる熱狂を作り出す。彼女は「2年ぶりのオンナク祭、ようやくできたね。みんなまだまだ元気でしょ? 勢いよくいっちゃうからね。みんなついてきてね」と挨拶を挟んだ後、最新アルバム「8EIGHT8」に収録されている「Make my day !」「うたうらら」をパフォーマンス。2曲はともにライブ初披露とあって、イントロからファンの大きな歓声が上がった。

また、「オンナク祭」は女性限定ならではのトークも見どころ。カエラが「やっぱ女子はパワーあるわ!」「みんなかわいい!」とうれしそうな笑顔を見せる中、ファンから「カエラベイビーは?」と訊かれると、「カエラベイビー? かわいいに決まってるでしょうが! バカかって話ですよ!!」と親バカな一面を覗かせた。さらにバンド紹介のコーナーでは、渡邊忍(G)とともに「カエラ!」「しーの!」、會田茂一(G)とともに「カエラ!」「ゴン!」と、N'夙川BOYSのかけ合いを真似てみる場面も。カエラは「なんかチャラいね。本家とは違うね(笑)」と話して笑顔を見せた。

ライブ後半は「BEAT」「喜怒哀楽 plus 愛」「Magic Music」とアッパーチューンを畳みかけるように披露。アンコールでは「8EIGHT8」に加え、「やっぱり女の子って特別なんだよ。みんなも笑って楽しく過ごしてくださいね」と話して「Super Girl」を贈った。そしてカエラは「来年もやろうね! また会おうね!」という再会を約束する言葉と投げキッスで、2年ぶりの「オンナク祭」を締めくくった。

なおカエラは年明け1月8日より6都市9公演のライブハウスツアー「KAELA WEB TOUR 2012」、3月に初の日本武道館3DAYS公演を実施する。

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