川村文乃 メッセージ全文
2024年11月28日
夢がいっぱい詰まったアイドル生活も、もうすぐ終わろうとしています。アイドルになりたいと夢見た幼いころの私は、15年後、こんなにもたくさんの人に応援してもらえて、愛してもらえて、世界はこんなにもキラキラ輝いていて、愛であふれているものだと感じることができています。
私の最初のステージはスーパーのお魚売り場や、公園や駐車場でした。見てくれる人もいなくて、遠くの空に向かって歌うことも多かったです。でもそこで経験したことはとても大切で、川村文乃の根っこの部分を強くしてくれました。
がむしゃらに私ができることを探して、挑戦して、進み続けてきました。あきらめるよりもこだわり抜きたいと思い、オーディションを受けてハロー!プロジェクトの一員になり、優しい先輩たちに迎え入れられ、アンジュルムに加入しました。“あやのちゃん”から“かわむー”になり、頼もしくて愛らしい ふなちゃん(船木結)と同期として加入できたのもとても心強かったです。
加入して2年でサブリーダーになって、アンジュルムのために私になにができるんだろうと、いろいろ考え挑戦してきました。ときにはマイクを包丁に持ち替えてマグロの解体ショーをしてみたり、いろんな活動がファンの皆さんに楽しんでいただけてたらうれしいです。
アンジュルムは卒業と加入を繰り返してメンバーは変わっていくけど、アンジュルムの熱い部分はずっと変わらずに、努力できる環境や状況がとても幸せでした。武道館や横浜アリーナなど、いろんな会場で毎年ライブができること。メンバーと、応援してくださるファンの皆さんのおかげで描いてきた夢がいっぱい叶ったし、いろんな夢を見ることもできました。
アンジュルムでの活動で私は愛をたくさん教えてもらいました。自分を愛すること。仲間を愛すること。周りを愛すること。そしてファンの皆さんからの大きな愛。自分は泥臭くて人間味あふれる性格だから、川村文乃として生きるのに精一杯で、涙が流れてしまう。そんな弱い自分から逃げ出したくなることも何度もありました。でもそんな私をファンの皆さんが大きな愛で包み込んでくれた日々はとってもあったかかったです。
アンジュルムで流した涙はすべて意味のある涙で、いろんな涙を流したからアンジュルムになれたんだと、すべてのことはつながっていて、無駄な経験などないんだと、全力で泳ぎ続けたアイドル人生は唯一無二で、カラフルで、キラキラしちょって、面白くて、がんばってきてよかったなと今は思っています。
こんなにもたくさんの愛をいただいたから、私はとても無敵な気分なんですけど、私は上京するときに、みんなに恩返しをするためにお金持ちになりたいと思ってたんですけど、皆さんからいただいた愛や、みんなと笑った日々、流した涙、キラキラしたもの、それらすべてはどれだけお金を積んでも手に入れることができない大切なものでした。そのすべてを宝箱に詰め込んで、リボンで結び、これからもずっと大切にしていきます。
ファンの皆さん。世界中にたくさんのアイドルがいる中で、川村文乃を見つけてくれて、応援してくれて、愛してくれて本当にありがとうございました。皆さんのこれからの日常の中で、カツオとかマグロとかキラキラしたものとか見かけたら、川村文乃を思い出す瞬間があったらうれしいなと思っています。
ライトパープルのペンライトで照らしてくれて、輝かせてくれて、私をキラキラしちゅうアイドルにしてくれて、本当にありがとうございました。これからも川村文乃という存在が、皆さんの心の中で光り続ける一等星であったらうれしいなと思っています。幸せすぎる日々をありがとうございました。
川村文乃
セットリスト
「ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN『ROOTS』川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆」2024年11月28日 日本武道館
01. 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
02. アイノケダモノ
03. 次々続々
04. 愛されルート A or B?
05. 愛さえあればなんにもいらない
06. 初恋、花冷え
07. Uraha=Lover
08. 愛・魔性
09. カクゴして!
10. ○○ がんばらなくてもええねんで!!
11. 明晩、ギャラクシー劇場で
12. 有頂天LOVE~泳げないMermaid~シューティング スター~SHAKA SHAKA #2 LOVE カラフルライフ編ン~エイティーンエモーション
13. 交差点
14. 君だけじゃないさ…friends
15. 悠々閑々 gonna be alright!!
16. 大器晩成
17. 上手く言えない
18. いとし いとしと Say My Heart
19. 愛すべきべき Human Life
20. 臥薪嘗胆
<アンコール>
21. 夢見た 15年
22. 友よ
23. スキちゃん
24. 46億年LOVE
※記事初出時、本文中の会場名に誤りがありました。お詫びして訂正します。
NEMO @mtokj307
アンジュルム川村文乃、卒業公演で“一等星”に 15年泳ぎ続けたアイドル人生は「唯一無二」
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