RYUTistと柴田聡子が一緒にダンス！ツーマンライブ特別コラボで幸福感に満ちた“ナイスポーズ”

2024年11月16日 12:36 352 15 音楽ナタリー編集部

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RYUTistと柴田聡子によるツーマンライブ「RYUTistと柴田聡子」が11月8日に東京・浅草花劇場で開催された。

RYUTistと柴田聡子。

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「RYUTistと柴田聡子」のめくり台。［拡大］

12月1日の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演「RYUTist LAST HOME LIVE ありがとね、ほんとにね。」をもってメンバー3名全員が卒業し、グループ活動を無期限休止するRYUTist。彼女たちはこれまでグループに楽曲を提供したアーティストや、その曲を愛したファンへの感謝の気持ちをパフォーマンスを通して届けるべく、ツーマンライブシリーズを企画した。その最終回となる「RYUTistと柴田聡子」は、これまで「ナイスポーズ」「オーロラ」「WOOT!」の3曲をRYUTistに提供し、メンバーから“さとねぇ”の愛称で親しまれている柴田聡子がゲスト。貴重なコラボパフォーマンスも含め、幸せなムードに満ちたツーマンライブとなった。

会場を情感で満たしたそれぞれのライブ

柴田聡子［拡大］

浅草の会場であることにちなみ、鮮麗な金屏風が立てられたステージ。舞台下手の演目の紙がめくられ、「りゅーてぃすとと柴田聡子」から「柴田聡子」へと変わると、まずは柴田が客前に登場した。RYUTistとのツーマンライブが実現したことについて「うれしいです」とほほえんだ彼女は、「後悔」「結婚しました」などを軽やかな歌声で届けていく。エレキギターの弾き語りという最小限の音数の演奏形態ながら、会場の空気が瞬時に色づき、観客は柴田が紡ぐ音楽に一気に惹き付けられた。

柴田聡子［拡大］

その後も柴田は弾き語りで次々に楽曲を披露。秋の匂いが漂う「Synergy」、さらには「旅行」「雑感」「素直」と続き、日常における心の機微をつづった言葉の数々が普遍的かつ独特なメロディに乗って場内に浸透していった。最新アルバム「Your Favorite Things」の別バージョンである「My Favorite Things」を10月23日にリリースしたばかりで、今回のライブでも自身の真骨頂の1つとも言える弾き語りスタイルで観客を魅了した彼女は、最後にステージ上に置かれていたウーリッツァーピアノの前に腰かけて「Movie Light」を歌唱。静かな余韻を残してRYUTistへとバトンをつないだ。

RYUTist［拡大］

このツーマンライブシリーズで公演ごとに登場SEを変えているRYUTistは、2020年発表のアルバム「ファルセット」収録の「GIRLS」が流れる中ステージへ。疾走感あふれる清爽なナンバー「青空シグナル」で勢いよくライブをスタートさせると、続いて柴田の提供曲「オーロラ」をしなやかにパフォーマンス。柴田が作り出したたおやかな空気を受け継ぎつつ、曽我部恵一の提供曲「春風烈歌」などを歌唱し、会場に漂う情感をより一層濃くしていった。さらに3人はストリングスの音色と柔らかなハーモニーが胸に響く「心配性」をしっとりと歌唱。そこから「しるし」「Blue」と畳みかけ、鮮やかな歌声で観客の情緒を揺さぶったのち、「黄昏のダイアリー」でさわやかにライブをフィニッシュした。

柴田聡子、一世一代の大舞台

RYUTistと柴田聡子。［拡大］

アンコールではRYUTistと柴田がそろってステージに登場。柴田が「一世一代の大舞台です」と語るこの日限りのコラボパフォーマンスがスタートした。4人は今年6月に配信リリースされた「WOOT!」、RYUTistの代表曲となった「ナイスポーズ」という柴田の提供曲2曲を歌唱。以前より「RYUTistと踊りたい」と語っていたという柴田は歌だけでなく、RYUTistと一緒にダンスもフルで披露した。この日のために振付の練習を重ね、フォーメーションまで完璧に覚えてきた柴田、敬愛する“さとねぇ”との特別なコラボを心から満喫する五十嵐夢羽、宇野友恵、横山実郁。4人が笑顔を浮かべながら息ぴったりのパフォーマンスを繰り広げると、盛大な歓声が沸き起こり、この日一番の盛り上がりが生まれた。

RYUTistと柴田聡子。［拡大］

「ナイスポーズ」の最後、RYUTistとともにタイトル通り“ナイスポーズ”を決めた柴田は、息を切らしながらも達成感を顔ににじませて「一生生きていけます！」とひと言。開演前に会場に隣接する浅草花やしきでRYUTistと思い出作りをしたエピソードを語り合ったり、一緒に撮影したチェキを観客に見せたりと、4人でハートフルなトークを展開した。しかしライブはここで終わりではなく、RYUTistと柴田はラストにもう1曲披露。RYUTistの冠番組であったFM-NIIGATA「東港線もどかしルーム」のエンディングテーマに使用された柴田の楽曲「ラッキーカラー」を歌唱した。柴田の奏でるアコースティックギターの音色、4人の温かな歌声に、観客はじっくりと耳をすませた。

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