阿部はバンドメンバーの吉田佳史(Dr)、ミトカツユキ(Key)、三浦淳悟(B)、akkin(G)、和田建一郎(G)、前田雄吾(Manipulator)といった腕利きの面々とともにステージに現れると、8月発表の最新アルバム「NOW」から「Hands and Dance」をパフォーマンス。「ただいま大阪!」と挨拶して披露した初期の代表曲「ふりぃ」では、疾走感あふれるバンドサウンドの中、堂々たるステージングを見せつけて観客を圧倒した。阿部は「キャリアを止めることなく15周年を迎えられたことをとても幸せに思います。本当に奇跡みたいな時間をくださってありがとうございます! 今日はファイナルなので、みんなにありがとうの気持ちをしっかりと伝えられるように、楽しく精いっぱい演奏して帰りたいと思いますので、存分に楽しんでいってください」と感謝を伝えると、温もりと切なさが共存する「天使はいたんだ」、赤裸々な心情を英詞でつづった「Go Away From You」などをじっくりと歌い上げた。
ライブ中盤、阿部は昨年の事務所独立以降の活動について語り始める。バンドでツアーを回ること、ワンマンライブができること、多くのスタッフと1本のライブを作る難しさと尊さを痛感したという彼女は「それぐらい去年は大変だったんだよね……逆に言うと、独立して1年半でZeppツアーを回れたのはすごいことなのかもしれない。でも、それもみんなのおかげなんです。みんなの存在が私を奮い立たせ続けてくれた。だから、次はありったけの気持ちを込めて歌いたいと思います」と告げて「I've Got the Power」を熱唱。エンディングに向けて「プレイボーイ」「モットー。」「優しい言葉」といった人気曲を繰り出して会場の熱気を高めると、最後は「ロンリー」で見渡す限りファンの手が上がる絶景を作り出してステージをあとにした。
アンコールで再び姿を見せた阿部は、ここまでライブを見守ってきたオーディエンスに深々と頭を下げると「これからもみんなにパワーを届けられるようにがんばります。最後に、マイペースに15年やってこれたきっかけを作ってくれた曲をやりたいと思います。ライブでしかやっていない曲なんですけど、よかったら聴いてください」と「母の唄」を届け、大盛況の中この日の公演に幕を降ろした。
阿部は2025年1月26日に東京・東京ガーデンシアターでデビュー15周年イヤーを締めくくるワンマンライブ「阿部真央らいぶ2025 -15th ANNIVERSARY- at 東京ガーデンシアター」を開催する。チケットは各プレイガイドにて販売中。
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セットリスト
「15th Anniversary Abe Mao Zepp Live Tour 2024」最終公演 2024年10月25日 Zepp Namba(OSAKA)
01. Hands and Dance
02. ふりぃ
03. まだいけます
04. 19歳の唄
05. マージナルマン
06. 貴方が好きな私
07. 天使はいたんだ
08. Go Away From You
09. Maybe
10. words
11. Keep Your Fire Burning
12. I've Got the Power
13. Somebody Else Now
14. immorality
15. 進むために
16. プレイボーイ
17. モットー。
18. 優しい言葉
19. ロンリー
<アンコール>
20. 這い上がれMY WAY
21. I wanna see you
22. 母の唄
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【ライブレポート】阿部真央のデビュー15周年Zeppツアーが閉幕「みんなの存在が私を奮い立たせ続けてくれた」(写真19枚) https://t.co/AKzURzSEz9