「Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~」はアメリカを代表する劇作家ニール・サイモンが3年半をかけて完成させたブロードウェイのデビュー作を
高地が演じるのは兄アランに触発されプレイボーイに変わっていく、控えめで内気な青年バディ・ベーカー。ゲネプロで高地はキャスト陣とテンポのよい会話劇を繰り広げて笑いを誘い、バディの心情の変化を鮮やかに表現してみせた。
初日公演を前に行われた会見で高地は「座長という感じでもないので、僕が主演で大丈夫かなと思ってたんですけど、台本がとにかく面白かったので、本に支えられましたね。正直ですね……昨日の夜はギリギリまで役と向き合ってたので緊張してたんですけど、始まっちゃえば楽しくできたのでよかったなと思います」と安堵の表情に。稽古を振り返り「セット転換がなく、このお家だけで舞台が繰り広げられて、キャラクターを瞬時に作っていかなければならないところが大変でしたね」と苦労を語る。「稽古で楽しかったことは……」と言葉に詰まると、母・ベーカー夫人役の高岡が「ないの?」と詰め寄る。しばらくして高地は「家族全員がそろうシーンとか、徐々に一体感が出ていくのを肌で感じられてよかったですね」と話し、「皆さん大人なのでうちのグループ(SixTONES)とは大違いだなっていう。同じ6人なんですけどこんな稽古場が静かなんだなとびっくりしました」とキャスト陣に視線を送る。高岡は「セリフが多くて、みんな台本にかかりっきりだったってことだよね?」と続けた。
役との共通点の話題になると、高地は「1~2幕の人を信用しない内気なキャラを演じるほうが得意かなと思ってたんですけど、3幕以降のお調子者になっていくキャラのほうがギアが入りやすかったですね。おちゃらけてるほうがセリフもするする出てきます」とコメント。一方、兄・アラン役の忍成は「僕は冗談を言ってもつまらない人間なので、アランというキャラクターを見つけるのにホントに苦しんでましたね。自分が出てないシーンではリラックスできて、楽しく観させていただきました」と明かした。
劇中で描かれるバディの性格の変化にちなんで、記者から“変わりたいこと”を聞かれた高地は「小心者なところですかね。『大丈夫かなーなんとかなるかなー』ってブツブツ言ってるので、3幕のバディみたいに『勢いでいけるでしょ!』という性格になりたいですね」と願望を語る。小心者ながらも今後の舞台出演には意欲的で「稽古を積んで新しい自分を出せるっていう舞台の流れが好きなので、毎年やりたいなっていう思いはあります」と力強く語った。最後に、「仲よく楽しくこの作品を作り上げてます。作品自体面白いでのふらっと来て笑って帰っていただければと思います」と本作を改めてアピールした。
※高地優吾の高は、はしごだかが正式表記。
Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~
2024年10月3日(木)~20日(日)東京都 新国立劇場 中劇場
2024年10月25日(金)~28日(月)大阪府 森ノ宮ピロティホール
※10月8、10、16日は休演。
ブン @A4xxAG1NCvqx1eu
💛 「1~2幕の人を信用しない内気なキャラを演じるほうが得意かなと思ってたんですけど、3幕以降のお調子者になっていくキャラのほうがギアが入りやすかったですね。おちゃらけてるほうがセリフもするする出てきます」← SixTONESが憑依したのか?😆💕 https://t.co/2v3gLCc02m