INUWASIの時代を作り上げるため、デビュー時からの目標のステージで渾身のバンドセットライブ

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INUWASIが8月13日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でバンドセットのワンマンライブ「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」を開催した。

INUWASIとバンドメンバー。(撮影:真島洸)

INUWASIとバンドメンバー。(撮影:真島洸)

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今年2月の東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)公演を皮切りにバンドセットライブを積極的に開催しているINUWASI。Zepp DiverCity(TOKYO)は彼女たちがデビュー時より目標としていた会場で、グループにとっての勝負のライブを見届けようと大勢のファンが会場に集結した。

INUWASIファンで埋め尽くされたフロアは「夢みたい」

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)

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観客がメンバーの登場を待ちわびる中、ライブがついに開演の時を迎えると、ステージに貼られた紗幕に「狗鷲一閃」というタイトルロゴ、メンバー1人ひとりをフィーチャーしたオープニングムービーが投影され、期待感に満ちた歓声が響き渡る。そして慎之甫(G)、辻久カオル(G)、ミツル(B / Crystal Lake)、田浦楽(D / Crystal Lake)が放つ重厚なサウンドとともに「Landscape」でライブがスタート。メンバーの歌声に合わせて紗幕に歌詞とVJ映像が映し出され、フロアの空気は観客のクラップでひとつに。1曲目が終わり、それと同時に紗幕が落ちると、新衣装を身にまとったメンバーが姿をあらわにし、すずめの「ここからみんなで始めていこうぜ!」という気合いのひと言を合図に「バントシェンナ」「クラドニカ」などを怒涛の勢いで畳みかける。ステージ前方に噴き上がるスモーク、場内を目まぐるしく行き交うレーザー照明が6人のパフォーマンスを鮮やかに彩った。

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)

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INUWASIのファンで埋め尽くされたフロアを見渡し、はのんまゆは「夢みたい」と感慨深げに喜びを口に。6人そろって笑顔を浮かべた彼女たちは、その後もバンドメンバーと一枚岩となった渾身のパフォーマンスを展開。「Hades」ではメンバーだけでなく観客の声もこだまし、「クレバス」の曲中には会場にいる全員で腕を頭上に掲げる。がるむが「正直、本当にここに立てるのかなという気持ちはありました。2020年にデビューして、当時からいっぱい困難があって理想と現実って違うんだなとすごく痛感して、試行錯誤を繰り返してINUWASIなりの正解を見つけてきたんじゃないかなと思っています。それでも『なんとかしてやる!』という気持ちは今も昔も変わらずあって、それが私たちの原動力になっていて、私たちのアイデンティティにもなっています」と語ったあとに披露されたのはデビュー曲「A Bone Has No Name」。メンバーの感情のこもった歌声が観客の胸にまっすぐに響いた。

「みんなとならどんな夢も叶えていける」

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

ここまで一気にライブを駆け抜けてきたINUWASIだが、アグレッシブなパフォーマンス一辺倒じゃないのが彼女たちの強み。アコースティックギターのサウンドで始まる「Mother Earth」、ピアノの音色に伸びやかな歌声を乗せる「holy」が立て続けに披露されると、会場に神秘的なムードが漂った。

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

ライブ中盤のMCでは、10月22日に3rdフルアルバム(タイトル未定)がリリースされること、11月8日の東京・Spotify O-EAST公演を皮切りに全公演バンドセットのワンマンツアーを行われることが発表された。勢いを緩めない前のめりな姿勢をファンに提示したINUWASIは、ここで新曲「World of Unreal」を初披露。そしてこの曲を皮切りに、キラーチューン「Planetes」やライブの鉄板曲「Altair」を含む計8曲を息つく暇もなくノンストップで投下していった。ライカの「ここにいるみんなとならどんな夢も叶えていけると思っています」という言葉のあとは、メンバーの決意を詰め込んだ楽曲「REONE」へ。ステージとフロアをつなぐ一体感がより強固なものになった。

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

東京・Zepp DiverCity(TOKYO)のフロアをバックに記念撮影するINUWASI。(撮影:真島洸)

東京・Zepp DiverCity(TOKYO)のフロアをバックに記念撮影するINUWASI。(撮影:真島洸)[拡大]

ライブがアンコールに突入すると、INUWASIはがるむの「ゆくゆくはINUWASIの時代を作り上げていこうと思っています。これからもINUWASIの応援をよろしくお願いします」という語りをきっかけに初期曲「All I Know」のリアレンジバージョンを披露。さらに壮大な世界観のナンバー「ストリングスウォーズ」を熱唱し、終始気迫に満ちあふれたZepp DiverCity(TOKYO)ワンマンの幕を閉じた。

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セットリスト

「INUWASI ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟」2024年8月13日 Zepp DiverCity(TOKYO)

SE. Rapture
01. Landscape
02. バントシェンナ
03. The Ghost
04. クラドニカ
05. Reflection
06. Hades
07. ケルベゾイド
08. ERMA
09. Change
10. クレバス
11. A Bone Has No Name
12. Darkness
13. Mother Earth
14. holy
15. World of Unreal
16. Planetes
17. Shadows Core
18. Fike in the light
19. King of Innocence
20. Hyper Nova
21. Endless
22. Altair
23. REONE
<アンコール>
24. All I Know
25. ストリングスウォーズ

ライブ情報

5th ANNIVERSARY BAND SET ONEMAN TOUR(仮)

2024年11月8日(金)東京都 Spotify O-EAST
2024年12月28日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2024年12月29日(日)千葉県 柏PALOOZA
2025年1月4日(土)宮城県 Rensa
2025年1月13日(月・祝)大阪府 梅田 CLUB QUATTRO
2025年2月9日(日)埼玉県 HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3

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INUWASI @INUWASI_O

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🔥MEDIA🔥
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8.13(火) Zepp DiverCity(TOKYO)にて開催した INUWASI BAND SET ONEMAN LIVE 2024〝狗鷲一閃〟のライブレポートを音楽ナタリーさんに掲載頂きました!

是非ご一読ください!

#INUWASI #狗鷲一閃 https://t.co/rXaf9cDSbY

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