国内外で活躍する個性派が集結
このイベントにはBABYMETALをはじめ、彼女たちとのコラボ曲「RATATATA」を発表したばかりのドイツのエレクトロコアバンド・Electric Callboy、ギタリスト2名がBABYMETALの楽曲「Brand New Day」のレコーディングに参加したことのあるアメリカのインストゥルメンタルプログレッシブメタルバンド・Polyphia、アメリカ・オハイオ州のジョニー・フランク(ex. Attack Attack!)によるオルタナティブロック / ポッププロジェクト・Bilmuri、そしてBABYMETALの“マルチバースプロジェクト”として出現したMETALVERSEが出演。さらにオープニングアクトとして謎のグループ・赤子金属が登場し、終始白熱したステージが展開された。
謎の赤子金属、注目のMETALVERSE登場
「赤子金属」と書かれた扇子を広げて、「メギツネ」のEDMバージョンに乗せてダンスを披露したオープニングアクト・赤子金属のパフォーマンスでフェスがスタート。続くMETALVERSEは、今回3人のメンバーに加えて若手インストメタルバンド・ASTERISMをゲストバンドに迎えたFOX_FESTのためのスペシャルな編成で登場した。スウィングメタルのオリジナル曲「Crazy J」やアニソンカバーなどを披露。ASTERISMがテクニカルな高速セッションで魅せる場面もありつつ、METALVERSEは重厚なバンドサウンドに埋もれないボーカルの圧倒的な歌唱力、キレのあるダンスを武器に存在感のあるステージを展開した。
日本大好きBilmuri、ユッコ・ミラーがゲスト参加
Bilmuriはポストハードコア、オルタナティブロック、ポップパンクを独自のジャンルへと昇華させたバンドプロジェクト。「Better Hell」の演奏が始まると、ステージにはバンドメンバーに加え、ピンクヘアが眩しいサックス奏者
Polyphia、超絶技巧で巻き起こすウォールオブデス
4組目のPolyphiaはツインギター、ベース、ドラムからなるインストバンド。ギタリストであるティモシー・ハンソン、スコット・ルペイジの背後には、マーシャルのスタックアンプが高い壁のように並ぶ。技巧派ギタリストが織りなすプログレッシブな演奏にオーディエンスは思わず息を呑んだ。
「Goose」の演奏前にはスコットが「みんなの心からの声を世界に届けてくれ。クラウドサーフしても大丈夫だ、ワンダフルなセキュリティが助けてくれる」と観客に呼びかけて、笑顔を浮かべる。日本のビールを飲みながらライブを続けた彼らは、「Champagne」で観客のシンガロングを誘い、ラストナンバー「G.O.A.T」でフロアにウォールオブデスを発生させた。
バカ騒ぎ!大暴れ!Electric Callboy
Electric Callboyはキラーチューン「Tekkno Train」でフロアを盛大に踊らせ、“チューチュー”とデスボイスで連呼するパートなどで激しい盛り上がりを見せる。さらに「Ichi Ni San Kawaii」や「I'm dancing like a Ninja」という日本をフィーチャーした歌詞が含まれるナンバー「MC Thunder II」でウォールオブデスを誘った。
彼らは「Spaceman」でも狂騒をもたらしたあと、カスケーダ「Everytime We Touch」のカバーを披露した。さらにカツラ、サングラス、パーカーで扮装して「Hypa Hypa」を届け、おそろいのカラフルジャージで決めた「PUMP IT」など人気曲を惜しみなく演奏。最後までにぎやかなライブを繰り広げ、BABYMETALにバトンを渡した。
BABYMETAL、コラボでも魅せた熱狂的“モッシュッシュ”空間
国内外のクセ者たちが集う宴の締めくくりに、いよいよBABYMETALが登場。オープニングナンバー「BABYMETAL DEATH」で幕を開け、疾走感のある「Distortion (feat. Alissa White-Gluz)」へ。開始早々からフルスロットルのライブが繰り広げられる中、SU-METALは「Show me big circles!」とサークルモッシュを煽動。観客で埋め尽くされるフロアの“モッシュッシュピット”にはいくつもの大きなサークルピットが出現した。「Brand New Day」ではPolyphiaのティムとスコットがゲストギタリストとして参加。レーザーやVJによって幻想的に彩られた空間の中で、美しいコラボが展開された。
ライブ後半、BABYMETALは「メタり!! (feat. Tom Morello)」「メギツネ」と和風のお祭りナンバーを連投。フロアの熱狂ぶりに拍車をかけるように「RATATATA」へとなだれ込むと、ミラーボール型のヘルメットを被ったElectric Callboyのメンバーが登場し、強烈なシャウトを響かせた。
BABYMETALとElectric Callboyによるハイテンションなパーティタイムを経て、ライブはクライマックスに向かう。BABYMETALはデジタルハードコアテイストの「ギミチョコ!!」を笑顔で披露。そしてしばしの時間を空けてからメロディックスピードメタルチューン「Road of Resistance」をラストに投下した。ウォールオブデスからのサークルモッシュ、シンガロング、「We are!」「BABYMETAL!」のコール&レスポンスと、ライブにおけるBABYMETALの魅力が凝縮された怒涛の展開を見せる。そして締めくくりにはSU-METALらが全出演者に感謝の言葉を送った。続けて「みんなのおかげで最高の2日間になりました! ありがとうございました!」と述べ、ライブを大団円へと導いた。
ma-metal🦊🤘|普天間|TMG(東京ガーデンシアター)|12/20〜映画ヘヴィトリップ2 @mametal3
あ、ナタリーがFOX_FEST2日目のBABYMETALのセトリ訂正してくれた
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