otuyyutoが20曲入りアルバム「優人」リリース、ManakaやWorldwide Skippaらゲスト参加

アメリカ・ハワイで育ち、現在は日本を拠点に活動するアーティスト・otuyyutoのニューアルバム「優人」（やさしいひと）が本日8月22日に配信リリースされた。

本作は、今年5月の日本移住後に制作された、otuyyutoにとっての“第二章”とも言える作品。日米のハーフとしてのアイデンティティ、音楽キャリアへの挑戦、家族や恋愛の葛藤をテーマとしており、自信と内省が交差するアルバムとなっている。アルバム前半は、来日直後に芽生えた「成功できる」という確信と、それに伴うエゴを大胆に表現したトラップサウンドの楽曲が中心で、中でも「GOAT」では「I'm the goat fosho」という宣言で自信を見せつけている。

アルバム中盤で描かれるのは、母親との間に生まれた距離感。otuyyutoは来日後、日本を訪れた母親と衝突し、人生で最も長く会話をしなかった時期があった。普段は非常に近い関係だからこそ、その沈黙は大きな試練であり、大人になるための通過儀礼のように感じられたという。そしてアルバム終盤で描かれるのは、過去2作で描いてきた失恋後の“愛の喪失”を乗り越え、新たな恋人と出会う物語。18曲目の「東京」には、その恋人であり、本作がデビューとなるアーティスト・c4dd3lが参加している。

アルバムには、このほかKenshiro Sekiya、jellyy、you geek、Worldwide Skippa、Lil Mafuyu、Nyture、Manaka、SpiderWeb、Saggypants Shimba、ksr:3、lymphが参加。ksr:3が手がけた1曲を除く19曲をotuyyuto本人がプロデュースしており、ミックスも全曲が本人が担当した。タイトルの「優人」はotuyyutoのミドルネームであり、自身のルーツとアイデンティティを象徴している。