ピアニストの
2023年11月に自宅で転倒したあと、予定していた公演を中止・延期し、治療とリハビリに励み順調な経過をたどっていたフジコ。2024年3月に受けた検査の結果、すい臓がんであることがわかったが、本人の希望により公表はせず治療を続けてきた。怪我をしてから彼女は思い通りに動かない身体にもどかしい思いを抱えながらも、復帰したいという強い思いを持って治療とリハビリを行い、病院や病室でもピアノを弾いていたという。しかしながら4月21日に容態が急変し、この世を去った。
葬儀は本人の希望のもと近親者のみで執り行われた。ファンに向けた「フジコ・ヘミングお別れの会」については、現在実施を検討中で詳細は追って発表される。
フジコ・ヘミングは、スウェーデン人画家で建築家のジョスタ・ゲオルギー・ヘミングと日本人ピアニストの大月投網子を両親に持つピアニスト。ドイツ・ベルリンで生まれ、幼少期に帰国してからは東京で育ち、母の手ほどきで5歳の頃ピアノを始めた。17歳でデビューコンサートを行い、東京音楽学校(現・東京芸術大学)卒業後は、数多くの国内オーケストラと共演。1999年8月にリリースしたCD「奇蹟のカンパネラ」はクラシック界異例の大ヒットを記録した。晩年まで国内外でコンサート活動を続け、今年の7月までの公演スケジュールも発表されていた。
フジコ・ヘミング公式ツイッターより。
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ピアニストのフジコ・ヘミングが死去 https://t.co/IheD6OowHL