「夢のようです」凛として時雨×Chara対バンに345感激

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凛として時雨の自主企画イベント「トキニ雨#13 ~Tornado Edition~」の東京公演が、9月25日にTOKYO DOME CITY HALLにて行われた。

異色の顔合わせながらも、大きな盛り上がりをみせた「トキニ雨#13 ~Tornado Edition~」東京公演。

異色の顔合わせながらも、大きな盛り上がりをみせた「トキニ雨#13 ~Tornado Edition~」東京公演。

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「トキニ雨#13 ~Tornado Edition~」東京公演の凛として時雨のライブの模様。

「トキニ雨#13 ~Tornado Edition~」東京公演の凛として時雨のライブの模様。

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約2年ぶりの開催となった今回の「トキニ雨」は、初のツアー形式で東京を含め3都市にて開催。福岡公演にはストレイテナー、大阪公演にはBOOM BOOM SATELLITES、そして東京公演にはCharaが対バン相手として登場した。

この日の先攻はCharaが担当。場内が暗転し、赤と白のカジュアルなドレスに身を包んだ彼女が姿を見せると会場は一気に華やかに。Charaは「元気?」「素敵な男子がいっぱいいるわ!」と観客に語りかけながら、Cozy(G)、Curly Giraffe(B)、白根賢一(Dr)といった強力なバンドメンバーを従えて濃密なステージを展開していく。魅力的な歌声とキュートな仕草に、オーディエンスも次第にリラックス。体を揺らしたり、ハンドクラップで楽曲を彩ったりする観客の姿を前に、Charaは「初めての人もいるのに優しいじゃん」と笑顔を浮かべた。

中盤を盛り上げたのは「昔の曲なんだけど、好きな曲があるんでCozyのギターで歌いたいと思います」という言葉から始まった「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」と、甘く切ないボーカルとドリーミーなバンドサウンドが響いた「やさしい気持ち」の2曲。Charaが歌い終えると、ひときわ大きな歓声とともに「カワイイ!!」という声が飛び交った。

またMCで彼女は「ラジオから『I was music』が流れてきて『何コレ!』って思って」と、時雨との出会いを告白。続けて「1回雑誌の『Zipper』で対談したの。でもボーカルの人は来なくて、どんな人なの?」と時雨ファンに問いかける一幕も。するとフロアから「カッコいい!」「セクシー!」という声があがり、Charaは「あら、私の好み。テンション上がるわ!」と彼女らしい発言で観客を笑わせた。

ライブの後半では、東日本大震災の復興支援のために書き下ろしたチャリティソング「伝言」、11月にリリース予定の新作ミニアルバム「うたかた」からの楽曲を披露し、時雨ファンをもとりこにしたChara。ラストナンバーが終わると、観客は惜しみない拍手を彼女に贈った。

後攻の時雨は、序盤から攻撃性全開のステージを展開。1曲目の「a symmetry」ではレーザーが飛び交う中、TK(Vo, G)のボーカルが会場に充満し、会場が幻惑的な空気に包まれる。その後も、ピエール中野(Dr)の繰り出す硬質なドラムとTKのカッティングギターが炸裂した「テレキャスターの真実」、TKと345(B, Vo)のツインボーカルの応酬が映えた「COOL J」など、激しい構成のナンバーが間髪入れずに投下されていく。

Charaと時雨が出会うきっかけとなった「I was music」が始まると、観客は「わぁ!」と歓声をあげて熱狂。普段以上にアグレッシブな345のベースプレイが目を引いた「DISCO FLIGHT」では、フロアが大きく揺れ、さらにクラウドサーファーが続出するほどの壮絶な盛り上がりとなった。

続けて、345の透明感のあるボーカルがメランコリックな空気を生む「秋の気配のアルペジオ」、リバーブがかかったツインボーカルと幻想的な照明の妙が光った「illusion is mine」が披露され、会場の空気を一旦落ち着かせる。しかし次のパートでは一転して、「Can you kill a secret?」「Telecastic fake show」が演奏され、再びフロアのテンションは最高潮に達した。

ライブもいよいよ終盤というところで、TKは「楽しいですね」と笑顔で口にする。続けて345がゲストのCharaへの感謝と思いを吐露。「Charaさんとは『Zipper』の悩み相談のコーナーで初めてお会いしたんですが、ホントはそのコーナーにはピエールくんだけ呼ばれてたんです。でも私、Charaさんのことが高校生のときから好きだったんで、付いていったんです。今日は一緒にできて夢のようです」と語った。

イベントの締めくくりとして演奏されたのは「傍観」。静まり返った会場に不穏なギターノイズが響き、MCで作り出された柔らかな空気を一変させた。3人は激しいプレイを繰り出し、立ち尽くすオーディエンスに圧倒的な存在感を刻み付けていく。そして、ピエール中野のドラム乱打、TKのディストーションギター、345の奏でる轟音ベースが一体となり、会場を揺らす中で「トキニ雨#13 ~Tornado Edition~」は終わりを迎えた。

なお凛として時雨は、本日9月27日の東京・下北沢CLUB Queよりライブハウスツアー「凛として時雨TOUR2011 “αβ+1”」をスタート。ツアーファイナルとなる11月30日の東京・LIQUIDROOM ebisuまで、計27公演を開催する予定だ。

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読者の反応

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🌪️SerNa 🐧⚡️ @serna_machine

6月のTKスペルバ×時雨は行けなさそうだしてけふろ1本増やそうかな

これでCOOL JとかCan you kill a secret?とかセトリinしたら泣くよ

「夢のようです」凛として時雨×Chara対バンに345感激 https://t.co/eFKDzgY70M

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