坂本の没後1年を経て発売される本書は、佐々木が「webちくま」の連載に大幅な書き下ろしを加えたもの。音楽シーンを大きく変えたYellow Magic Orchestra(YMO)の一員として活躍する以前、「教授」と呼ばれるようになる前の少年時代から、「脱原発」など社会運動へのコミット、そして生前のラストアルバム「12」のリリースまで、坂本の多面的な軌跡を追った1冊となっている。
なお4月27日には本書の刊行を記念したトークイベントが東京・SCOOLで開催される。イベントには佐々木に加えて、坂本関連の企画や執筆などを長年手がけてきたNTTインターコミュニケーション・センター主任学芸員の畠中実が出演。全6章構成の単行本にちなんで、佐々木と畠中が各章ごとに1曲ずつ選び、それらについて語り合いながら、坂本という存在を浮かび上がらせる。
「『教授』と呼ばれた男──坂本龍一とその時代」目次
はじめに 「坂本龍一」と私
第一章 「教授」以前の彼
第二章 「イエロー・マジック」との闘い
第三章 「音楽図鑑」の時代
第四章 「J」との遭遇
第五章 調べから響きへ
第六章 彼の最後の歌
おわりに 坂本龍一と私
『「教授」と呼ばれた男 ──坂本龍一とその時代』刊行記念 坂本龍一の6×2=12曲
2024年4月27日(土)東京都 SCOOL
<出演者>
畠中実 / 佐々木敦
佐々木敦 @sasakiatsushi
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