東京タワーズのドラマーで野球レコードコレクターとして知られる“F.P.M.中嶋”こと中嶋勇二の著書「プロ野球音の球宴・ディスクガイド」が、東京キララ社より明日3月6日に発売される。
1980年代、加藤賢崇や岸野雄一とともに東京タワーズとして活動し、歌謡曲や特撮音楽を独自に解釈した音楽でニューウェイブシーンにおいても特異性を発揮するかたわら、大の野球ファン、日本ハムファイターズファンでもあった中嶋。1990年代には野球選手が歌うレコードや球団応援歌、果ては野球選手の家族による楽曲までを広く“野球レコード”として捉えたDJ活動を始め、自主イベント「プロ野球 音の球宴」を開催するなど、他に類を見ない野球レコード収集家としての活動を続けてきた。イベントからは名投手・江本孟紀が歌うメロウチューン「あなたまかせの夜」、Earth, Wind & Fireを彷彿とさせるランナーズ「甲子園」、フロア大合唱となる黒田武士「甦れ!俺の西鉄ライオンズ」などのアンセムが生まれ、2011年1月にはテレビ朝日系「タモリ倶楽部」で中嶋秘蔵の野球レコードが「ストーブリーグをもっと熱くする! プロ野球オールスター音の球宴」という特集で紹介され話題に。その後もテレビやラジオへの出演、雑誌や書籍への寄稿を通して広く野球レコード収集の楽しさを啓蒙している。
「プロ野球音の球宴・ディスクガイド」はイベント「プロ野球 音の球宴」の書籍版というべき内容で、王貞治のホームラン世界記録にちなんだ756曲が紹介されている。味わい深いジャケットがずらりと並ぶ、唯一無二のディスクガイドだ。
岸野雄一 @KishinoYUICHI
東京タワーズの盟友、中嶋君が野球レコードのディスクガイド本を出しました。皆んな買って読もう! https://t.co/CN9cv7LYIZ