柏木由紀、AKB48卒業後もずっとずっとアイドル!「ステージに立ってる瞬間が本当に一番楽しい!」

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柏木由紀が本日1月27日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でライブツアー「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ♡~」ファイナル公演を行った。

柏木由紀(撮影:斉藤明)

柏木由紀(撮影:斉藤明)

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柏木のソロデビュー10周年を記念して開催されたこのツアー。柏木は約6年ぶりとなるこのソロツアーで自身のソロ曲からAKB48の楽曲、カバー曲までさまざまなナンバーをバンドメンバーとともに披露し、観客を“ゆきりんワールド”へと誘った。

瞬く間にゆきりんワールドへ

「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ♡~」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。(撮影:斉藤明)

「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ♡~」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。(撮影:斉藤明)[拡大]

ポップアップでステージに姿を現した柏木は「遠距離ポスター」で勢いよくライブを開始。盛大な“ゆきりんコール”を浴びながら、チームPBのオリジナルメンバーとして誰よりも歌ってきたであろうこの曲を元気いっぱいに届けた。その後はAKB48の61stシングル曲「どうしても君が好きだ」や56thシングル曲「サステナブル」といったナンバーを愛情たっぷりに歌唱。ステージ上でキラキラと輝く柏木の姿からオーディエンスは一瞬たりとも目が離せない。無我夢中でコールを飛ばし、ゆきりんワールドにどっぷりと浸かっていく。

柏木由紀(撮影:斉藤明)

柏木由紀(撮影:斉藤明)[拡大]

17年以上在籍したAKB48を今年4月に卒業する柏木は、「卒業前、最後のソロコンサートになりますから、ソロの曲だったり、AKBの曲も歌っていきたいと思います。皆さん最後まで楽しんでいきましょう!」と明るく観客に呼びかけた。そして彼女はWACK所属グループに加入するプロジェクトでGO TO THE BEDSとコラボした曲「柏木由紀なりのGO TO THE BEDS-TRUE SONG」を披露。ハードなバンドサウンドをバックに芯の強い歌声を響かせ、自身のアイドルとしての新たな一面を見せたかと思えば、自身の持ち曲とも言えるナンバー「口移しのチョコレート」をセクシーに歌い、その魅力を最大限に発揮した。

歌謡テイストを感じさせる楽曲「クラス会の後で」を経て、柏木は一度ステージをあとに。ステージではバンドメンバーがフレンチ・キスの「Rainy day」を情緒たっぷりに紡いだ。白を基調としたドレスに衣装をチェンジした柏木は、2013年に発表したソロデビュー曲「ショートケーキ」を優しい表情でたおやかに歌唱。この曲を皮切りに「Birthday wedding」「そっけない君」とソロシングル曲を次々と届け、「いつも応援してくださってる方はわかると思うんですけど、CDの形で出したのは……2013年頭に『ショートケーキ』、2013年後半に『Birthday wedding』、そして2021年に『CAN YOU WALK WITH ME??』で、時空の歪んだソロ活動というか(笑)。その間にコンサートは定期的にやってたんですが、皆さんのおかげで10周年を迎えられて、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います」と思いを述べた。

ソロの名曲から、男性ボーカル曲のカバーまで披露

柏木由紀(撮影:斉藤明)

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その後、柏木は昨年10月に行われたAKB48のリクエストアワー「MXまつり AKB48 62ndシングル『アイドルなんかじゃなかったら』発売記念コンサート ~劇場公演曲リクエストアワーセットリストベスト30~」で1位に輝いた「夜風の仕業」や、同じくファンから長く愛されてきた「沈黙」「火山灰」といったソロバラード曲を披露。ソロデビュー発表時に秋元康が「柏木のバラードに惚れました」という言葉を残すほど、柏木の透明感のある歌声は美しく、そのバラードには定評がある。彼女は1つひとつの言葉を大切に紡ぐように、澄み渡るような歌声を場内いっぱいに響かせた。さらに柏木は2曲のカバー曲を歌唱。楽曲のセレクトはツアーの各地で異なり、東京公演ではフジファブリックの「若者のすべて」、スキマスイッチの「奏(かなで)」と、男性ボーカルの曲をじっくりと歌い上げた。

柏木が衣装をチェンジしている間、バンドメンバーが「てもでもの涙」をグルーヴ感たっぷりに演奏。チェック柄の衣装を身にまとった柏木は、AKB48の58thシングル曲「根も葉もRumor」や、昨年9月発表の62ndシングル曲「アイドルなんかじゃなかったら」といったアップテンポのナンバーを疾走感のあるバンドサウンドに乗せて歌い踊った。そして柏木はWACKとのコラボプロジェクトで自身がプロデュースを手がけたアイドルグループSPYの楽曲「あなたを狙い撃ち♡」をキュートにパフォーマンス。最後にはAKB48の楽曲「法定速度と優越感」を弾けるような笑顔で届け、歌詞を飛ばしてしまうハプニングがありながらも、ライブを楽しみ尽くしてステージをあとにした。

私、この瞬間のために生きてるな

アンコールでステージに登場した柏木は、WACK代表・渡辺淳之介プロデュースによるソロシングル曲「CAN YOU WALK WITH ME??」で「わたしと君、未来 一緒にいきたいです オワラナイ道を ありがとう」と柏木のアイドル人生と重なるような歌詞をエモーショナルに歌い上げた。さらに「ジェラシーパンチ」をオーディエンスとともに踊ったあと、柏木が撮影タイムを設けようとしたところ、ソロデビュー10周年を祝して大きなショートケーキがステージに運び込まれる。柏木は「うれしい!」と大喜びして、「15周年、20周年、30周年と、皆さんとこうやって元気に明るく迎えられるように、これからもがんばりたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いします!」と声を弾ませた。

「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ♡~」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。(撮影:斉藤明)

「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ♡~」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。(撮影:斉藤明)[拡大]

撮影タイムでは観客からのポーズのリクエストに細やかに応えた柏木。彼女は「今日もこうやって皆さんの前で歌ったり踊ったりして、いろんな活動をしている中でも、こうやってステージに立ってる瞬間が本当に一番楽しいなと思うし、『ああ、私、この瞬間のために生きてるな』って毎回すごく思います。こうやってステージで皆さんと一緒に楽しい時間を過ごすことが大好き。AKB48というアイドルグループからは卒業しますけど、これからも変わらず、なるべく長く歌を歌うことを続けていきたいです。アイドルという職業は自分で“アイドル”と言ったらなれるものではあるけど、私はこうやってファンの皆さんがいてくれるからこそできる活動だなと思っていますし、これからもっともっと1人でもたくさん歌を届けて、将来振り返ったときに『ゆきりんって本当にアイドルだったよね』『柏木由紀ってアイドルだね』って言ってもらえるように、これからも変わらず皆さんの前で歌っていきたいなと思っておりますので、長い道のりになるかもしれませんが、これからも皆さんどうぞよろしくお願いします」と語った。自身の思いを言葉にしたあと、柏木は自身で作詞を手がけた楽曲「あなたと私」を通して、ファンにあふれんばかりの愛と感謝を伝える。そして「大声ダイヤモンド」をパワフルに歌い上げ、オーディエンスの「好き!」という掛け声を一身に浴びてステージを去っていった。

熱いゆきりんコールに呼ばれて、柏木は再びステージへ。オーディエンスのスマートフォンのライトに照らされながら、最後にTeamBの楽曲「初日」を生き生きと歌い踊った。柏木は「皆さんのおかげでいい10周年を迎えられたなと思います。ここから皆さんの笑顔を見れることが本当に私の一番の元気の源であり、私が幸せを感じる瞬間です。日々の中で私のことを見たり応援することで、皆さんの毎日のちょっとした支えになったり、次のコンサートに行くのが楽しみだなと思ってもらえるような、これからも見ていて元気をもらえる、いつ見ても明るくてハッピーでご機嫌な人でいたいと思います」と晴れやかな表情で伝えると、「みんな、愛してるよー!」とマイクを通さずに叫び、AKB48卒業前最後のソロ公演を締めくくった。

セットリスト

柏木由紀「柏木由紀 3rd Tour 寝ても覚めてもゆきりんワールド~ソロデビュー10周年も夢中にさせちゃうぞっ♡~」2024年1月27日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. 遠距離ポスター
02. どうしても君が好きだ
03. サステナブル
04. 柏木由紀なりのGO TO THE BEDS-TRUE SONG
05. 口移しのチョコレート
06. クラス会の後で
07. ショートケーキ~Birthday wedding~そっけない君
08. 夜風の仕業~沈黙
09. 火山灰
10. 若者のすべて~奏(かなで)
11. 根も葉もRumor
12. アイドルなんかじゃなかったら
13. あなたを狙い撃ち♡
14. 法定速度と優越感
<アンコール>
15. CAN YOU WALK WITH ME??
16. ジェラシーパンチ
17. あなたと私
18. 大声ダイヤモンド
<アンコール>
19. 初日

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