CUBERS“最後のツアー”開幕、つんく♂作詞のラストシングルを初披露

CUBERSが1月14日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて東名阪ツアー「LAST WINTER CUBERS "2015-2024"」の初日公演を行った。

3月31日をもって解散を発表しているCUBERSにとって、本ツアーは「LAST WINTER」というタイトル通り“最後の冬ツアー”となる。会場には解散前の彼らを見ようと数多くのファンが集まった。

このツアーでは、ツアータイトルに「2015-2024」とある通り、インディーズ時代の楽曲から最新曲まで、オールタイムな選曲でファンとの歩みを振り返るようなセットリストをもとにライブが展開される。解散前のツアーとはいえメンバーやファンに悲壮感のようなものはなく、MCではライブに向けて髪を切ったかどうかを確認しあったり、TikTokで話題を呼んだ空中ウォークをメンバーそれぞれが披露して笑い合ったり、“いつものCUBERS”らしいやりとりでオーディエンスを楽しませた。

ライブでは昔を懐かしむ楽曲だけでなく昨年10月にリリースされたプレラストシングルの表題曲「つまり、ぞっこんLOVE」、さらに3月16日にリリース予定のラストシングルの表題曲「スキャンダラスKISS～final act～」といった最新の楽曲もパフォーマンス。「スキャンダラスKISS～final act～」は彼らのメジャーデビュー曲「メジャーボーイ」と同じくつんく♂が作詞を手がけていることが明かされ、オーディエンスを驚かせた。どこか「メジャーボーイ」を彷彿とさせる衣装や振付に“あの頃”に思いを馳せるファンが数多くいる中、CUBERSの5人は“あの頃”よりレベルアップした歌唱力でつんく♂提供の独特な歌詞が乗ったこの曲をしっかり歌い上げ、オーディエンスの喝采を浴びた。

アンコールのMCでようやくグループの解散について触れたCUBERS。悲しそうな表情を浮かべるファンの視線をしっかりと受け止めながらTAKAは「この5人でCUBERSです。最後の最後まで応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

「LAST WINTER CUBERS "2015-2024"」は、1月28日に愛知・名古屋ReNY limited、2月3日に大阪・BananaHallで行われる。またCUBERSは3月31日に東京・豊洲PITにて解散ライブ「CUBERS LAST LIVE - Final scene and Life goes on -」を開催する。