2017年12月に解散したメランコリック写楽が、2024年3月に「解散ライブ vol.1『やさしい火星移住』」と題したライブを開催する。
メランコリック写楽は2015年4月に東京で活動を開始し、2017年12月に解散。今年10月からは活動期間中に発表したEP全4作品を順次配信リリースしている。
「解散ライブ vol.1」は3月20日に東京・下北沢CLUB Que、3月31日に大阪・LIVE SQUARE 2nd LINEの2会場で行われる。なお大阪公演の会場では解散ファンミーティング「火星探査計画」も催される。イープラスでは1月6日10:00から1月13日18:00までチケットが先行販売される。
またメランコリック写楽は明日12月20日に4th EP「月夜の超特急」を配信。今作は2017年8月にCDで発売されたものだ。
メランコリック写楽 コメント
ももす(Vo, G)
ねむい、ねむい、ねむい、月での生活はなんだかねむたくなる。
毎日、言語能力を失わないように言葉の点滴を左腕に打っている。
そして昔歌っていた歌が時々、夕方5時のチャイムのように心の中に鳴り響く。
僕はもう疲れてしまった。飼い猫のアルテミスに餌をあげながら、隣の惑星を眺める。
もう何年も人と話してはいないし、食べ物は地球から持ってきたうどんだけだし、
恋もしていない。心なしか、念願の月での生活は、やさしさが足りない気がする。
でもこれで最後にしようと思う。限られた寿命の中で何かに焦がれるのは。
そう思った僕は火星に行くことにした。
大切な猫を連れて。
甘酒(G)
夕刻の畦道を、倒れていく電線の影から逃げるように歩いていた時。
そんななんでもない瞬間を思い出すように、いきなりそれは常識となった。
「メランコリック写楽が火星に行くらしい」
今まで関係なかった町の噂が突然自分のための言葉になった。
家に帰るなり全ての準備を始めた。部屋中を漁り何に使うか分からない楽器なんかも荷物に入れて。
6年、中学生が成人するような決して短くない時間を埋めないといけないと思っていたのかもしれない。
まるでフルスピードで走る事が人生だったように。
いもしない兄弟に向けての餞のように。
- アーマ・コルアール・ザケラ著 ヤハラミ・コードレ訳
手記「ありふれた生前葬」(火星暦二四年)
ノモトクン(B)
2017年12月、月へ旅立ったももすの後を追いメランコリック写楽は宇宙へと進出する。
時を同じくして、混乱の最中にある銀河元老院。数千の恒星が共和国からの離脱を表明し、
銀河の平和と秩序はいまにも崩れる寸前であった。鍵を握るのは帝国軍の秘密兵器「サイケポップメンヘラビーム!」。
我々はその秘密を探るべく、天の川銀河に位置する火星の探索へと乗り出すのであった...
ヨコピーTHEグルーヴマスター(Dr)
ももすが月に向かって数年後。
メランコリック写楽を離れ、地球で暮らしていた私は、毎夜、行ったことが無い火星の夢に悩まされていた。
地球での穏やかな暮らしは気に入っていたが、刺激を求めていた私は一人様々な星を彷徨う中で、
「自分は元々火星人だったのではないか?」と思うようになる。
そんな折、「メランコリック写楽が火星に向かう」との情報を手に入れた私は、「やさしい火星移住」の本を握りしめ、
本当の自分を探すため火星へ飛び立つのであった。
メランコリック写楽 スタッフ
メンバーへ
ちゃんとコメントしてくれへん?
ファンの皆様へ
火星でお待ちしてます!
ライブ情報
メランコリック写楽 解散ライブ vol.1「やさしい火星移住」東京編
2024年3月20日(水・祝)東京都 下北沢CLUB Que
メランコリック写楽 解散ライブ vol.1「やさしい火星移住」大阪編
2024年3月31日(日)大阪府 LIVE SQUARE 2nd LINE
メランコリック写楽 解散ファンミーティング「火星探査計画」
2024年3月31日(日)大阪府 LIVE SQUARE 2nd LINE
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みやはら店 @miyaha617
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