今年で結成10周年を迎え、9月からアニバーサリーツアーを行ってきたJuice=Juice。そのファイナルとなった本公演の模様は全国50以上の映画館でライブビューイングが実施され、多くのファンが彼女たちを祝福した。
ライブは最新シングル「プライド・ブライト」でスタート。続いてJuice=Juiceが主演を務めたドラマ「武道館」で彼女たちが演じたアイドルグループ・NEXT YOU名義で発表した「Next is you!」が披露された。「こんばんは!」と挨拶したリーダーの植村あかりは、突発性難聴と診断され活動休止中の新メンバー川嶋美楓に触れ「気持ちは11人で最後まで楽しんでいきたいと思います」と誓った。
本公演はグループの10年を振り返るようなセットリストで進行。メンバーが先輩と後輩に分かれてパフォーマンスし、それぞれの魅力を見せるブロックもあった。そして10人がステージにそろい、コール&レスポンスで観客と一体になったあとは、「明日やろうはバカやろう」「選ばれし私達」「STAGE~アガッてみな~」というグループきってのアップチューンを連発。さらに10月に発売された最新アルバム「Juicetory」の楽曲メドレーをたたみかけ、場内を大いに盛り上げた。本編ラストを飾った楽曲は「ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~」。グループの現在地を歌ったかのような歌詞と、間奏で演奏された有澤一華のバイオリンの音色も相まって、場内は感動的な空気に包まれた。
アンコールではメンバーがそれぞれのデビュー曲の衣装を着用し、デビュー曲メドレーを披露。メドレーは唯一の現役の初期メンバーである植村のデビュー曲、そしてグループのメジャーデビュー曲である「ロマンスの途中」でフィニッシュを迎えた。その後、メンバーがファンへの感謝の気持ちと、ツアーおよび本公演の感想を述べていく。ライブの途中、ペンライトで川嶋のメンバーカラーである赤に会場を染めることを提案した松永里愛は「おみふ(川嶋)にはもちろん、ファンの皆さんにもメンバーみんなで大きな景色を見せられるようにがんばりたい!」と力強く宣言。井上玲音は「過去の曲をやることで、皆さんに未来を見せられたらなって思いながら今日はやらせていただいた。届いていたらうれしいです」と語った。
段原瑠々はツアーファイナルのロゴに、卒業メンバーのカラーが使用されていることに触れ「Juice=Juice愛にあふれる皆さんとライブを作ってくることができた。こういうコンサートをお見せできて、とってもうれしいです」とコメント。植村は「歴代のメンバーたちからJuice=Juiceって本当にカッコいいねとか、励みになるような言葉をもらうたびに、もっともっとがんばろうと思える」「グループ名には、個性あふれるユニットになってほしいという願いが込められているんですけど、今のメンバーは個性しかない。その個性を皆さんに愛してもらえるようにがんばっていきたい!」と決意を口にした。
ラストにJuice=Juiceは「未来へ、さあ走り出せ!」を披露。「行くぜ! 私たちの未来!」という歌詞の通り、メンバーが新たな10年に向かって走り出すかのようなフィナーレとなった。
関連する特集・インタビュー
瀬名 葉月🐘 @hazu1121
4枚目の写真の松永さん素敵な笑顔だね https://t.co/XAjBwvfjKd