奥田民生の数人カンタビレに吉井、曽我部、吉田佳史ら参加

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昨日8月7日に茨城・国営ひたち海浜公園で開催された「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」にて、奥田民生がレコーディングライブ「数人カンタビレ」を実施。その模様をUstream配信したほか、楽曲の仕上げは約1万人の観客が集まったLAKE STAGEにて行った。

ひたちなかに登場した「特設カンタビレスタジオ」。廃熱を逃がすため巨大扇風機があちこちに。

ひたちなかに登場した「特設カンタビレスタジオ」。廃熱を逃がすため巨大扇風機があちこちに。

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ドラムを叩く奥田民生。黄色い「カンタビレ」ワークシャツがお似合い。

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コーラスでレコーディングに参加した吉井和哉(写真奥)。手前は奥田民生。ProToolsの画面を見ている。

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コーラスでレコーディングに参加した曽我部恵一(写真奥)。手前は奥田民生。

コーラスでレコーディングに参加した曽我部恵一(写真奥)。手前は奥田民生。

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最初のゲストとして登場した吉田佳史。「こんなもんスか」とドラムを叩く吉田に、民生は「そんなふうで」とざっくばらんに返答していた。

最初のゲストとして登場した吉田佳史。「こんなもんスか」とドラムを叩く吉田に、民生は「そんなふうで」とざっくばらんに返答していた。

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「数人カンタビレ」は、楽屋エリアに設置された「特設カンタビレスタジオ」での作業からスタート。Ustream配信は正午過ぎから始まり、日曜昼にもかかわらず多くの視聴者が民生の奮闘ぶりを見つめた。

民生はまず、ドラムのレコーディングから開始し、次にベースの録音へ。昨年の「ひとりカンタビレ」でも使用したEpiphoneのベースを弾いていくが、どうも思うようにフレーズが出てこない様子。最終的に「ドラムがヘタだからダメなんだ(笑)」と再度ドラムの録音に戻るなど、多少苦戦しているようだった。

続いてエレキギターを弾いたが、こちらはさすがの一発OK。このあとに、ステージを終えたPUFFYの2人と汗だくの川西幸一(ユニコーン、BLACK BORDERS)が配信画面に登場する一幕もあった。

次はタンバリンのレコーディングを実施。GRASS STAGEの音カブリを考慮し、プレハブの中に移動して録音を行った。しかし5分強ある楽曲の最初から最後までタンバリンが鳴っている構成のため、レコーディングは熾烈なものに。民生はリズムこそキープしながらタンバリンを叩き続けたものの、どんどん右腕に負担がかかり、最後のほうはなんともいえない面白い顔になりながら四苦八苦の体でこなしていた。

なお、この新曲は、使っているコードがEとBmの2つだけだから、という理由で「EBm」(イービーエム)と命名。民生が「(バンドなどで)コピーしやすいようにね」と理由を語っていたのも印象的だった。

さらにアコースティックギターを録音していると、1人目のゲストとしてTRICERATOPSの吉田佳史が登場した。挨拶もそこそこにドラムの前に座ると、民生から口頭で楽曲について説明を受ける吉田。スタジオ到着後わずか数分で曲の構成を頭に入れ、ソリッドなドラムを叩き、スタジオ前で眺めていた関係者たちを驚かせた。

またその後、吉井和哉曽我部恵一、渡辺シュンスケがスタジオに続々と顔を見せ、レコーディングに参加。吉井と曽我部はコーラスを、渡辺はキーボードを華麗に披露した。特に渡辺は、民生が苦手とするキーボードのフレーズを一発で録音。進行が押し、「時間ないよ!」と頻繁に口にしていた民生の手助けとなっていた。

Ustream配信は15時半過ぎに終了し、ここからは会場に集まった人だけが楽しめるLAKE STAGEでの録音へ。ステージ上には、ProToolsのインストールされたPCと作業机、ゲストの座るソファなどが準備され、リラックスしたムードが漂う。

何が始まるのか興味津々で待ち構えていたファンの前に登場した民生は、この日の“ライブ”の趣旨を説明すると、レコーディングの締めの作業として残されていたコーラス録りに早速とりかかった。そして最後に観客全員に「暑いのがフェス」というフレーズをコーラスとして歌ってもらい、足掛け4時間に及んだレコーディングはめでたく終了となった。

その後はレコーディングに参加したゲストの4人とPUFFYの大貫亜美をステージに呼び込み、オーディエンスを交えた試聴会へ。録れたてほやほやの楽曲を夕暮れの空に大音量で響かせ、その場に集まった全員で「EBm」の完成をお祝いした。

なお「EBm」は早くも本日8月8日にmora / mora winにて配信リリースされた。着うたは8月10日より各配信サイトにて販売が開始される。対応環境のある人は、ダウンロードして楽しんでみよう。

※2011年8月8日18:57追記:奥田民生オフィシャルサイトにて、昨日のレコーディングのダイジェスト映像の視聴と、完成した「EBm」の試聴がスタートしました。

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