元ちとせ、坂本龍一プロデュースの反戦歌「死んだ女の子」ライブ映像公開

元ちとせが歌う反戦歌「死んだ女の子」のライブ映像が、78回目の終戦記念日である本日8月15日にYouTubeで公開された。

「死んだ女の子」はトルコの社会派詩人であるナジム・ヒクメットの詩をロシア文学者・中本信幸氏が日本語に訳し、その訳詞を読んだ作曲家・外山雄三が制作した反戦歌。原爆の悲惨さと戦争に反する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって歌う作品だ。元によるカバーバージョンは編曲およびプロデュースを坂本龍一が務め、2005年にアメリカ・ニューヨークでレコーディングが行われて以降毎年、原爆の日と終戦記念日のある8月に期間限定で配信されており、今年7月にサブスク配信がスタート。元が2015年にリリースしたカバーアルバム「平和元年」に収録されている。

ライブ映像は7月に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで行われたワンマンライブ「Augusta Camp in U-NEXT ～Favorite Songs～ Vol.2」にて収録されたもの。「今、届けたい・歌いたい曲」をテーマにしたこのライブの中で、元は今年3月に惜しまれつつこの世を去った坂本を偲び、「死んだ女の子」と坂本書き下ろしのオリジナル曲「静夜曲」を披露した。なお元による「死んだ女の子」カバーのライブ映像がYouTubeで公開されるのはこれが初となった。

「Augusta Camp in U-NEXT ～Favorite Songs～ Vol.2」の模様は8月30日にU-NEXTで配信される。見逃し配信は9月3日まで。