めいちゃんが横浜で“最強”のどんちゃん騒ぎ「僕の成功をすべてめいふぁみが作ってくれた」

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めいちゃんが7月1日と2日に神奈川・ぴあアリーナMM、7月8日と9日に兵庫・ワールド記念ホールにてアリーナ公演「どんちゃん騒ぎ」を開催した。この記事ではぴあアリーナMM公演の模様をレポートする。

「めいちゃんライブツアー『どんちゃん騒ぎ』」ぴあアリーナMM初日公演の様子。

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めいちゃん

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めいちゃん

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横浜と神戸という、日本を代表する東西の港町を舞台に行われた4日間にわたるアリーナライブ。各会場ともに初日は「雅」、2日目は「嵐」というサブタイトルが付けられ、それぞれ熱い盛り上がりを見せた。ライブの幕が上がるとマスコットキャラクター・めいたまを描いた巨大なねぶたを背に、「最強」という文字が躍る提灯に囲まれたやぐらからめいちゃんがポップアップで現れる。法被をスタイリッシュに着こなした彼は自らを「歌い手一家の身内、人呼んで大暴れ歌うたいのめいちゃんでござんす」と名乗り、「今宵は日本で一番騒がしい祭りとなりますゆえ、皆々様置いていかれぬよう万一に備えなすってください」と予告すると、ブラス隊も含む“どんちゃんバンド”の卓越したプレイに乗せて、スモークが盛大に吹き上がる中で「ロキ」を熱唱。めいふぁみ(めいちゃんファンの呼称)はペンライトを一心不乱に揺らし、めいちゃんの歌声を全力で楽しんだ。間髪をいれずにめいちゃんは、ハチ「マトリョシカ」、日向電工「ブリキノダンス」という歌唱力を試される楽曲をド派手な照明演出を浴びながら難なく歌いこなし、会場の“どんちゃん騒ぎ”に拍車をかけた。

ギターをかき鳴らすめいちゃん。

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めいちゃん

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「アリーナツアーは初めてですが、この“ぴあアリーナめいちゃんめいちゃん”(ぴあアリーナMM)にてライブをさせていただいております! すごい人の量ですよ!」と大勢のファンを前に興奮を隠しきれないめいちゃんは、グッズの「どんちゃん拍子木」を打ち鳴らすように観客に伝える。すると、美しい拍子が会場に響きわたり、あまりの盛り上がりにめいちゃんから「もう終わる?」という言葉が飛び出す事態に。しかし客席から不満げな声が上がり、これを受けて彼は、みきとPと大柴広己(もじゃ)が書き下ろした新曲「物の怪の類」を歌い出す。ジャズのアプローチを取り入れた洒脱なサウンドに乗せて、この曲につづったという「この世界を死に物狂いで生きていく“覚悟”」を表明してみせた。さらに、ぬゆり「フィクサー」と獅子志司「絶え間なく藍色」のカバーで甘く気だるげなムードを、自身の楽曲「耳鳴り」で艶やかかつダークな一面を打ち出す。「絶え間なく藍色」「耳鳴り」のパフォーマンスでは、ギター演奏をライブで初披露するなど、アーティストとしての多彩さをめいふぁみにアピール。アリーナはすっかりめいちゃんの世界に染め上げられ、えも言われぬ深い余韻が漂った。

「525(めいにこ)サンバ」を踊るめいちゃん(中央)。

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「めいちゃんライブツアー『どんちゃん騒ぎ』」ぴあアリーナMM初日公演の様子。

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そんな大人なムードを打ち破ったのは、めいちゃんのワンマンライブでは恒例の幕間VTR。「めいちゃん最強への道」と題した動画では、めいちゃんが“最強”のアリーナライブを実現させるため、大ヒット曲「マツケンサンバII」の振付も手がけたマジーこと真島茂樹からダンスを習う様子が観客に伝えられる。ぎこちないながらも、一生懸命不慣れなダンスに挑むめいちゃん。その映像を心配そうに観ていためいふぁみの前に戻ってきた彼は、水色の光沢のある着物に身を包み、めいにこダンサーズを率いて「マツケンサンバII」ならぬ「525(めいにこ)サンバ」で華麗なステップを披露した。サンバの陽気なサウンドに合わせてペンライトも揺れ、ぴあアリーナ内はにぎにぎしいお祭り会場と化した。雨に見舞われたこの日の横浜に似合うような「水滴」「仮面」というしっとりしたミディアムチューンを届けたところで、めいちゃんはKanaria「酔いどれ知らず」を吐息混じりの声で歌唱して、めいふぁみをうっとりと酔わせる。その空気を引き継ぐようにMCを挟み始まったのはバラードコーナー。マイクスタンドの前に立った彼はオリジナル曲の「季節と私の話」、n-buna「夜明けと蛍」と椎名林檎「長く短い祭」のカバーを通して、めいふぁみとともにこれから本格的に訪れる夏に思いを馳せた。スタッフをも巻き込んだコール&レスポンスで会場をひとつにしたところでめいちゃんは、「パンダヒーロー」を皮切りにテンションの高いナンバーを連投。そして、ダイナミックなバンドサウンドとともに「踊れオーケストラ」を朗々と歌い上げて一旦ステージをあとにした。

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「めいちゃんライブツアー『どんちゃん騒ぎ』」ぴあアリーナMM初日公演の様子。

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めいふぁみが「どんちゃん拍子木」を使ったリズムゲームで会場の一体感を高め、影アナの煽りを受けて「早く出てこーい!」と叫ぶ中で始まったアンコール。再び明るくなった会場の一角には、薄いピンクとシルバーのきらびやかなスーツを身にまとい、ダンディな声で布施明の「君は薔薇より美しい」を歌うめいちゃんの姿が。彼はトロッコに乗り、「みんな薔薇より美しいぜ、ベイビー!」と叫ぶと、花びらを撒き散らし、観客とのコミュニケーションを楽しみながらアリーナエリアを移動。クライマックスでは美しいロングトーンを響かせ、投げキッスを客席に贈ってめいふぁみをノックアウトした。ナイスミドルな声質のめいたまが個性的なバンドメンバーを紹介するコーナーを経て、ライブTシャツ姿でステージに舞い戻ってきためいちゃんは自身にとって大切な曲だという「世迷言」を言葉の1つひとつに思いを込めながら力強くパフォーマンスし、ラストナンバーとして代表曲「小悪魔だってかまわない!」をめいふぁみにプレゼント。ぴあアリーナ内はめいちゃんのイメージカラーであるオレンジのペンライトがリズミカルに揺れ、勢いよく発射された銀テープがキラキラとした光を放ち、ステージと客席の垣根を越えて演者と観客の歌声が重なるなど、まさに“どんちゃん騒ぎ”の景色が会場に広がった。

めいちゃん登場シーン。

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2日目のぴあアリーナ公演も初日同様、やぐらの上にポップアップで現れためいちゃんは「ロキ」でライブの口火を切り、前日のセットリストには組み込まれていなかった「ホレボレボリューション」や、「フラジール」「曖昧劣情Lover」「愛して愛して愛して」といったボカロ曲のカバーを続けて投下。また、めいにこダンサーズとコラボする「525(めいにこ)サンバ」では前日とは趣の異なる、スパンコールをあしらった紅の着物でダンス。ミラーボールさながらのきらびやかな光を振り撒きながら、初日よりも伸び伸びとしたステップを披露していた。その後も2日間足を運ぶファンも存分に楽しめるよう、セットリストや衣装、MCの話題を変え、エンタテイナーとしての旺盛なサービス精神を見せためいちゃん。この日は本編のラストナンバーとして、一途な思いが歌詞につづられたTOKOTOKO(西沢さんP)による「夜もすがら君想ふ」をエモーショナルにパフォーマンスして、会場を圧倒していた。

「525(めいにこ)サンバ」を踊るめいちゃん(中央)。

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トロッコに乗り「君は薔薇より美しい」を熱唱するめいちゃん。

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「めいちゃんライブツアー『どんちゃん騒ぎ』」ぴあアリーナMM公演2日目の様子。

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アンコールのMCでめいちゃんは完売となった両日の公演を振り返りつつ、ここに至るまでの紆余曲折や心境の変化を吐露。「ここまでめいふぁみのパワーで来れたし、僕の成功をすべてめいふぁみが作ってくれました。これからもいろんなことをしていくと思います。東京ドームを目指していろんな景色を見ようと走り出しましたが、それも素敵なことですし目標にしていますが、それにとらわれず、僕たちはどんな場所でも笑っていられる関係でいたいなと思いました」とファンへの感謝の思いと愛を口にした。「小悪魔だってかまわない!」を歌い終えたあと、めいちゃんは「また絶対ここに帰ってくるからな!」「めいふぁみと出会えてよかった!」と笑顔で叫ぶ。終演後には「みんながいる限り、僕たちの歩幅で手を繋ぎ、これからも光る方へ歩いていきたいです。こんな僕を幸せにしてくれて本当にありがとう。僕たちでいつまでも終わらないどんちゃん騒ぎを!」というメッセージが映し出され、めいふぁみの心に温かな光を灯した。

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めいちゃん「めいちゃんライブツアー『どんちゃん騒ぎ』」

【雅】2023年7月1日 ぴあアリーナMM セットリスト

01. ロキ
02. マトリョシカ
03. ブリキノダンス
04. 物の怪の類
05. フィクサー
06. 絶え間なく藍色
07. 耳鳴り
08. 525(めいにこ)サンバ
09. 水滴
10. 仮面
11. 酔いどれ知らず
12. 季節と私の話
13. 夜明けと蛍
14. 長く短い祭
15. パンダヒーロー
16. キスしちゃだめっ!
17. 踊れオーケストラ
<アンコール>
18. 君は薔薇より美しい
19. 世迷言
20. 小悪魔だってかまわない!

【嵐】2023年7月2日 ぴあアリーナMM セットリスト

01. ロキ
02. マトリョシカ
03. ホレボレボリューション
04. 物の怪の類
05. フラジール
06. 曖昧劣情Lover
07. 愛して愛して愛して
08. 525(めいにこ)サンバ
09. 水滴
10. 仮面
11. ズルい幻
12. 季節と私の話
13. 夜明けと蛍
14. 長く短い祭
15. いーあるふぁんくらぶ
16. キスしちゃだめっ!
17. 夜もすがら君想ふ
<アンコール>
18. 君は薔薇より美しい
19. 世迷言
20. 小悪魔だってかまわない!

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撮影:岡田裕介 / 五十嵐和則(WISH) / 江隈麗志(C-LOVe CREATORS) / Yusuke Satou

読者の反応

めいちゃんインフォ @meychan_info

「どんちゃん騒ぎ」ありがとうございました😭!!!!!

音楽ナタリーさんで
ぴあアリーナ公演のライブレポートを掲載いただいております📝🫧

ぜひ 余韻に浸って じっくり見ていただけるとうれしいです! https://t.co/C58LJBUqUf

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