「チャーリーとチョコレート工場」はロアルド・ダールによる児童小説を原作としたミュージカル。1971年と2005年に映画化され、2013年からはイギリスで、2017年からはアメリカ・ブロードウェイでミュージカル版が上演された。今回の公演はミュージカル版の日本初演で、翻訳と演出を
堂本が演じるのは謎に満ちた天才ショコラティエのウィリー・ウォンカ。彼のチョコレート工場に招かれた子供たちの1人、チャーリーの母親であるバケット夫人を
会見にチョコレート色のスーツで登場した堂本は木下の「おもちゃ箱をひっくり返したような作品に」という言葉を受け「ひっくり返すどころじゃないですよね、ひっくり返してぶっ壊して粉々になるような(笑)。それぐらいとんでもない作品になるんじゃないかとワクワクしています」と意気込みを述べる。そして共演歴のある鈴木や森、岸、今回が初共演となる観月といった顔ぶれに「個性豊かすぎて、どうなるんでしょう」と期待を寄せた。
具体的な演出内容について木下が明言を避けつつ「まだ舞台では作られていないような表現も取り入れたい。20から30は斬新な演出があると思います」と話すと、堂本は「1つ心配なのが『ムーラン・ルージュ!』に予算取られすぎて、こっちに回ってこないんじゃないかと……」と、明日24日に東京・帝国劇場でプレビュー開幕を迎える「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」の名前を挙げて共演者たちを笑わせる。豪華なセットが開幕前から話題を呼んでいる同作に対し、木下は「すげえセット作ってて焦ってるんですけど(笑)。知恵と人力を総動員します!」と断言して気合いを見せた。
子役たちとの共演について堂本は「めちゃくちゃかわいいじゃないですか。彼らが僕らの癒やしになると思います」と目を細めるが、堂本との初対面の印象を尋ねられると小野は「会う日をすっごい楽しみにしてたんですけど、会ってみるとオーラがすごくて」、チョウは「パッと見たときに『この人一般人じゃないな』って。テレビとかでも髪がサラサラでカッコいいなと思ってます」、涌澤は「『カッコいいのかな』ってわかんなくて……会ったらまあ、カッコよかったから『これがプロだなあ』って思いました」と回答。子供らしいストレートな表現で大人たちを爆笑させた。
「孫が失礼しました」とフォローを入れる祖父役の小堺に、堂本は「とんでもないです、うれしいですよ。僕どっちかっていうとMなんで(笑)」と返す。そして「きっと彼らが一番早く台本を覚えてくるでしょうね。(2000年上演の)『MILLENNIUM SHOCK』では座長ではあったけど先輩の東山(紀之)さんがいて、すごく頼りになる存在でした。今度は自分がそういう立場になりますけど、でも(子役たちを)頼りにしちゃうかもしれない」と、彼らとの共演を楽しみにしている様子をうかがわせた。
「チャーリーとチョコレート工場」は10月9日から31日に東京・帝国劇場で上演。その後2024年1月4日から15日に福岡・博多座で、1月27日から2月4日に大阪・フェスティバルホールで上演される。
アムール・タカラヅカ @AMOUR_TKRZKA
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