スパフル×世が世、2度目のツーマンで見せた成長！ワンマンツアーも「めっちゃがんばるからね！」

THE SUPER FRUITと世が世なら!!!のツーマンライブ「2ND 2MAN SHOW～僕らの23春 花開け！スパ世が成長物語～」が4月15日に東京・Spotify O-EASTで開催された。

2021年につばさ男子プロジェクト発のユニットとして同時に生まれ、約1年半にわたってともに活動を繰り広げてきたTHE SUPER FRUITと世が世なら!!!。昨年9月以来2回目となったツーマンライブはチケットがソールドアウトし、会場には多くのファンが足を運んだ。また公演の模様はフジテレビTWO ドラマ・アニメにて生中継され、会場に足を運べなかったファンもリアルタイムで2組のステージを見届けた。

トップバッターを務めたのは世が世なら!!!。ステージに飛び出してきた大谷篤行、橋爪優真、添田陵輔、中山清太郎、笠松正斗、内藤五胤の6人は、客席のifif（世が世なら!!!ファンの呼称）を煽るとロックナンバー「Mo-Mo-No-Rock」でライブをスタートさせる。続けて、誕生日がテーマのポジティブなナンバー「Happy Birthday!!!」、個性的な振付が特徴の「下剋上、はじめました。」をパワフルにパフォーマンスした。にぎやかに自己紹介を終えたメンバーは、中山の「今日来てくれたみんなにプレゼントをしたくて……」という言葉から、6人のメッセージやそれぞれの手形が入った手作りのボードを披露。手形には“春のひと押し”として、ififの背中を押せたらという思いを込めたことを明かした。6人は、このボードが物販ブースに展示されていることをアピールし、客席に向けて「写真を撮って帰ってください！」と呼びかけた。

世が世なら!!!はクールなダンスでパフォーマンスを再開すると、そのまま「いとしき世界」をバラードアレンジで歌唱。さらに本公演だけの“Springバージョン”として、ピンクや緑色など柔らかな春の色に染まったステージで「Winter Prince」を歌い上げる。間髪をいれずに披露された「無理無理無理」では曲中に障害物競走が行われ、コミカルなライブが展開された。

その後のMCでメンバーはここまでの内容を振り返り、わちゃわちゃとした自分たちのライブが運動会みたいだと話す。障害物競走で1位になった添田には、ご褒美として頬に笠松からのキスが与えられることになると、観客は思わず歓喜の声を漏らした。メンバーの「ご褒美まで3、2、1！」のカウントダウンでスタートしたのは「はじめてのチュウ」のカバー。観客は添田と笠松のイチャイチャがストップしてしまったことを惜しみながらも、フロアに向かって何度も投げキッスを飛ばすメンバーに向けて、手に持ったペンライトを激しく振った。さらに6人は畳みかけるように「乙男」「鼓動のFighters」とアップチューンを歌唱。ラストは今まで以上に一致団結するためにと、メンバーによるififへの振付レクチャーののち「ウオー！サオー！」が披露され、世が世ならは会場を一体にまとめ上げてスパフルへとバトンをつないだ。

続いて、THE SUPER FRUITの阿部隼大、小田惟真、鈴木志音、田倉暉久、星野晴海、堀内結流、松本勇輝がステージに登場。7人は「Seven Fruits」をフレッシュに歌ってライブをスタートさせると、客席のフルファミ（THE SUPER FRUITファンの呼称）の手拍子に乗せて「学園天国」のカバーを歌唱する。続く「素敵なMy Life」では温かみのある歌声と、軽やかなダンスでオーディエンスの視線を釘付けにした。自己紹介を挟んだのちに歌われたのは「パノラマ」。この曲をのびのびと歌ったあとは、ムーディなサウンドに乗せて、ソロダンスとフォーメーションダンスを織り交ぜたパフォーマンスを披露した。続けて“裏デビューシングル”の表題曲「馬鹿ばっか」をアグレッシブに、ジャズアレンジバージョンの「Someday」をしっとりと歌い上げた。田倉の「春っぽいことした人ー？」という質問からトークが始まり、鈴木と松本が夜桜を見に行ったことを、星野と堀内が大学の入学式でスーツを着たことを挙げる。また「スーツといえば……」と来年成人を迎える鈴木と松本が成人式でスーツを着る予定だと話し、田倉は「どうせなら派手にしたい」と袴を着るつもりであることを明かした。なお最年少の小田は、スーツを着る予定が当面ないことから「もういいよ！ このくだり！」と声を上げた。

メンバーの掛け声に合わせてファンが拍手や手に持ったペンライトを掲げるコール＆レスポンスを経て、今の季節にぴったりなエールソング「サクラフレフレ」がさわやかな空気を会場に送り込む。続けて7人は「君はリアコ製造機」をポップに歌い上げ、MCにつなげた。堀内が最近の気温差に「着る服マジで悩む！」と季節の変わり目ならではの悩みを話し出すと、小田が「あ、そっか……！ もう僕だけなのか制服！」とつぶやき、グループ内で制服を着て過ごしているのが自分だけであることを自覚する場面も。そんな小田をうらやんだ松本が「戻りたーい！ 限界JK！」と勢いよく声を上げると、フロアからは笑い声が起こった。ひとしきりトークで盛り上がった7人は、「それでは聴いてください『チグハグ』」というタイトルコールから、グループの知名度を大きく上げた自分たちの代表曲を元気いっぱいに披露する。さらにラストナンバーとして「ボクらの夜明け」をエモーショナルに歌唱。最後にグループを代表して小田が「もっといいステージに立てるように、もっともっと努力して皆さんの前に立てるようにがんばりたいと思います」と語り、7人はステージをあとにした。

メンバーが去りこの日のライブは終了と思われたとき、スクリーンに「重大発表」の文字が。THE SUPER FRUITと世が世なら!!!のワンマンライブツアーの開催が発表されると、オーディエンスは思わず歓声を上げた。再びステージに姿を現した2組は、改めてワンマンツアーの開催をアナウンス。客席からは大きな拍手が起こった。スパフルを代表して松本は「今までずっと世が世なら!!!と一緒に切磋琢磨していたからこそ、これから1組ずつになっても、うちらめっちゃがんばるからね！」とツアーへの抱負を語る。世が世ならの笠松は、ワンマンツアーということでスパフルと一緒に回れないことを寂しがりつつも「皆さま、ぜひお越しください！」と声を張り上げた。その後、2組は会場に集まった観客と記念写真を撮影。最後は全員で手をつなぎ、マイクを通さずに「ありがとうございました！」と深く頭を下げた。