レイラ×サバシスターが“ホーム”回ったツアー、下北沢SHELTERファイナルで大団円

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サバシスターレイラによる3都市スプリットツアー「Homecoming Tour」のファイナルが、本日4月14日に東京・下北沢SHELTERで開催された。

レイラとサバシスターのセッションの様子。
(撮影:齋藤タカヒロ)

レイラとサバシスターのセッションの様子。 (撮影:齋藤タカヒロ)

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下北沢SHELTER(Photo by Mizuki Fukui)

下北沢SHELTER(Photo by Mizuki Fukui)[拡大]

このツアーは、公私ともに仲がいいサバシスターのごうけ(Dr)とレイラの有明(Vo, G)が下北沢SHELTERのバータイム中に交わした会話の流れから実現に至ったもの。舞台はレイラの有明、三浦太樹(G)の出身地である横浜と、サバシスターのごうけ、るみなす(G)の出身地である仙台のライブハウス、そして2組にとっての“ホーム”でもある下北沢SHELTERの3カ所で、ツアータイトルはサバシスターのなち(Vo, G)が命名したものだ。

サバシスター
(撮影:齋藤タカヒロ)

サバシスター (撮影:齋藤タカヒロ)[拡大]

下北沢SHELTER公演のチケットは完売。フロアが2組のファンであふれかえる中、先攻のサバシスターがサポートを務めるD(B)とともにステージに上がる。「ナイスなガール」でライブが始まり、なちは「いろんなメンバーの地元を巡って、SHELTERに帰ってきました」と挨拶。そして結成1周年の節目である3月に発売した1st EP「アテンション!!」から「スケボー泥棒!」「ヘイまま!プリーズコールミー」などを軽やかに披露した。

サバシスター
(撮影:齋藤タカヒロ)

サバシスター (撮影:齋藤タカヒロ)[拡大]

なちは、自身の兄とレイラ・三浦太樹の名前“太樹“が漢字も含めて同じかつ4月20日の誕生日まで同じという、偶然エピソードを紹介して集まった観客を驚かせる。その後、“ごうけの家族”としてプレーリードッグのぬいぐるみのしげちゃんを観客に見せてから、そのしげちゃんについて歌った楽曲「しげちゃん」や、田舎者目線のエモーショナルなショートチューン「東京こえー」を演奏。「今日は声出していいはずなんで」というなちの言葉に続いて、TikTokなどでも話題の代表曲「ジャージ」などを熱く届け、レイラにバトンを渡した。

レイラ(Photo by Mizuki Fukui)

レイラ(Photo by Mizuki Fukui)[拡大]

レイラは有明と三浦の2人にサポートメンバーとして風見祐基(Dr / 燕時光)、Suguruguruguru(B / 1inamillion、YKCM、NOUGAT)を加えた布陣で、まず「話をしよう」を投下。美しいミディアムチューンながら、ノイジーなギターサウンドなどからなる音の洪水が鳴り響き、会場を飲み込んだ。さらにレイラは1月発表の配信EP「WONDERLAND」の表題曲や、嘆きながらも愛を求める思いを歌った「SEASIDE」、「あいのうた聴き飽きたよ」というフレーズで始まる「ASH」を流れるように披露。観客は拳を突き上げながら、有明の熱い歌声、三浦の奏でるエッジィなギターサウンドを全身で受け止めた。

有明(Vo, G / レイラ)(Photo by Mizuki Fukui)

有明(Vo, G / レイラ)(Photo by Mizuki Fukui)[拡大]

「地元ライブハウスのF.A.D YOKOHAMAにサバシスターを連れて行けてよかった。地元の代表という気持ちが芽生えた」と実りあるツアーだったことを語ったレイラ。しかし心残りがあるそうで、その理由は下北沢SHELTERの義村店長が横浜公演を観た際に発した「めっちゃよかった。地元パワーだね」との発言にあるという。有明は「“地元パワー”で横浜がよかったってことは、SHELTERをホームにできてないってことでしょ? ここもホームにします!」と満員の観客の前で宣言。その後、バンドはサバシスターのるみなすからのリクエストだというアッパーチューン「最低」や、疾走感たっぷりの失恋ソング「Emma」を連投した。ここで有明は勢いあまってギターの弦を切り、これ以降なちのギターを借りることに。そんな有明は「この先も忘れられないツアーになった。サバシスターとは本当に仲良くなれました」と話し、笑顔を見せた。

レイラとサバシスターのセッションの様子。
(撮影:齋藤タカヒロ)

レイラとサバシスターのセッションの様子。 (撮影:齋藤タカヒロ)[拡大]

「レイラ × サバシスター "Homecoming Tour"」アンコールの様子。(Photo by Mizuki Fukui)

「レイラ × サバシスター "Homecoming Tour"」アンコールの様子。(Photo by Mizuki Fukui)[拡大]

左から4月20日が誕生日の三浦太樹(レイラ)、4月10日が誕生日のなち(サバシスター)。(Photo by Mizuki Fukui)

左から4月20日が誕生日の三浦太樹(レイラ)、4月10日が誕生日のなち(サバシスター)。(Photo by Mizuki Fukui)[拡大]

熱い余韻が残る中、アンコールへと突入。有明と三浦がスペシャルゲストとしてなちを招き入れる。レイラとなちはレイラの代表曲「Emma」でコラボし、観客を喜ばせた。「さらにもう1曲」ということで、ほかのメンバーが呼び込まれると、酒を煽りながらフロア3列目からるみなすが現れた。ごうけは手を痛めたということで欠席ながら、レイラとサバシスターで最後は「ジャージ」をセッション。大盛況のうちにツアーファイナルは締めくくられた。なお本ツアーの第2弾が実現した際には、なちの地元である新潟も回りたいと話していた2組。それぞれの活躍と、いつか実現するかもしれない「Homecoming Tour」第2弾の実現を楽しみにしておこう。

SHELTER presents. レイラ × サバシスター "Homecoming Tour"2023年4月14日 下北沢SHELTER セットリスト

サバシスター

01. ナイスなガール
02. スケボー泥棒!
03. ヘイまま!プリーズコールミー
04. アイリー
05. しげちゃん
06. 東京こえー
07. ジャージ
08. タイムセール逃してくれ
09. サバシスター's THEME

レイラ

01. 話をしよう
02. WONDERLAND
03. SEASIDE
04. ASH
05. feed back
06. 最低
07. Emma
08. アパートの中で
09. 透明少女
10. つまらない
<アンコール>
11. Emma(レイラ × なち)
12. ジャージ(レイラ×サバシスター)

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下北沢SHELTER @shelter_1001

Homecoming Tourファイナルの模様をライブレポしてくださいました!
熱気をお裾分け!是非っご覧ください〜 https://t.co/yfLBfgozWT

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