リリースされるのは3月22日配信の「Matching Spacy」、29日配信の「Sweet Dreams」、4月5日配信の「Chinese Session」の計3曲。すべてレコーディングスタジオでの一発録りの音源が採用されている。エンジニアは西中島の最新シングル曲「テクノでダンス」でトラック制作をしているDaich Yuharaが担当した。
なおバンドTHEハオルチアオブツーサは、3月25日に大阪・Socore Factoryにて初ライブを行う。Twitterではバンドのギタリスト・にしのコメント動画が公開されている。
西中島きなこ コメント
このバンドを始めようと思ったのは去年の11月。たまたま、ゆき(ベーシスト)のLIVE演奏を目撃したことがきっかけです。色んなイベントが中止になっていたコロナ禍が少し落ち着き始めた頃でした。
にし(新加入のギタリスト)とは、メンバーの中でイチバン最初にスタジオへ入りました。その時は、このバンドにギターは必要ないと思っていたんです。なので、彼にはボクのソロ作品のレコーディングとかで関われたらと考えていました。
もともとはベーシスト、ドラマー、そしてボクがサンプラー演奏をする3人編成の予定でした。ボーカルは別にアリでもナシでも、どっちでも良いと当初ボクは考えていました。しかし、より色んな人にわかりやすく音楽を届ける為にはボーカルありのほうが良いとの結論に至りました。
そこで全く新しいボーカリスト“おはな”を迎え、最初の4人編成になりました。フレッシュな感じで悪くはなかったのですが、どこかフィット感のない違和感がボクの中にはありました。それは多分、もっと人間臭くて熱いモノを心の奥底でボクは求めていたんだと思います。
今回の配信シングル3曲は、全て1発録りのスタジオ録音で完成させました。東京から映像会社(dessert company)の平野さんという方が大阪まで来て下さり、バンドの撮影をして下さいました。なんと、レコーディングやミキシング代など全ての経費を負担してくれたんです。もともとは、ボクがプロデュースしていた“有頂天まも”に平野さんが興味を持って下さり、今回の流れに繋がりました。
撮影とレコーディングは今年の2月頭におこない、それらが終わった直後にドラマーが音信不通のような状況になりました。細かい理由は正直よくわからないのですが、まあ別に仕方ないかなという感じでボクは次の方向へ進んでいきました。そのタイミングで、このバンドにはどこかパッションが欠けていたことを自分の中で感じ始め、にし(ギタリスト)を誘いました。エレキギターの音が入ることで何か新しいエネルギーがバンドの中に注入される期待をしていたのかも知れません。しかし、それ以上にボクは彼のキャラクターに可能性を感じていた部分が強いです。
何度か彼とスタジオに入るうちに、昔やっていたバンドの感覚が蘇ってきました。そこで、最初に決めていた「バンドTHEハオルチアオブツーサ」のルールみたいなモノを破壊しちゃおうと決めました。それは、このバンドは正式メンバーでしか活動しないといったルールです。とりあえず3月25日のLIVEからは、正式メンバーは3人(ゆき、にし、ボク)で動かしていきます。今までの経験上、自分の直感から正式メンバーはこの3人じゃないと難しい気がしました。
とはいっても、ボーカリスト“おはな”の歌声は、このバンドにとって重要です。それは最近みんなで合わせたスタジオでわかりました。しかし、彼女はこのバンド以外に優先するモノがいくつかあるので、当たり前のように毎回バンドのLIVEに参加することは難しいです。そういった理由によりゲストボーカルという距離感でバンドと関わって貰うことにしましたが、可能な限り彼女にはこのバンドで歌って欲しいと思っています。
これからの「バンドTHEハオルチアオブツーサ」の活動に注目して下さい。新人としてボクも頑張ります。
J_ROCKNews @J_ROCKNews
西中島きなこ所属バンド、3週連続で一発録りの新曲配信リリース https://t.co/YjNAM6AfgA