yonawoが日比谷野音でワンマンを行うのは今回が初。チケットは早々にソールドアウトとなり、バンドの成長と勢いを感じさせる中での開催となった。本公演ではサポートメンバーとして阿南智史(G)、中村エイジ(Key)、西内徹(Sax)、西岡ヒデロー(Tp)、和田充弘(Tb)、高橋良(Per)という腕利きのミュージシャンが流動的にyonawoの演奏に加わり、新旧織り交ぜた全21曲がパフォーマンスされた。
当日は朝から冷たい雨がちらつくあいにくの天気となったが、開演時刻には雨が上がり、公演は穏やかな雰囲気の中で幕開け。yonawoは「After Party」でライブの口火を切ると、美しいアンサンブルを奏でて一気にオーディエンスを惹きつけていく。続く「26時」では、メロウなサウンドをじっくりと聴かせて場内にドラマチックなムードをもたらした。荒谷翔大(Vo)は満員の客席を眺めて感謝の気持ちを伝えたのち、「今日は一緒に楽しんで帰れたらうれしいです」と笑顔で呼びかける。このパートでは西内、西岡、和田がステージに合流。荒谷はホーンセクションによる温かなサウンドに乗せて、「good job」を情感たっぷりに歌い上げた。yonawoはその後、「rendez-vous」「天神」「Lonely」「beautiful Day to Die」といった表情の異なる楽曲を披露。ライブならではのアレンジを織り交ぜるなど、技巧派バンドぶりをいかんなく発揮して観客の体をゆったりと揺らした。
荒谷が「この前リリースした『Rhodes』という曲をやっちゃおうかなと思います!」と告げると、
ライブ終盤、荒谷はここまで見守ってきた観客に改めて感謝を伝える。「めちゃめちゃうれしいです。早いものであと2曲でお別れになるんですけど、デビュー3周年でここに来れたのは皆さんのおかげだと思ってます。本当にラブです。また遊びましょう(笑)」と彼が告げると「Love」の演奏がスタート。そしてこの日2組目のゲストである
yonawoはアンコールの拍手を受け、サポートメンバーとともに再びステージに登場。ライブグッズ紹介では、演奏時とは打って変わって4人の脱線気味のゆるいトークに会場は和やかなムードに包まれた。アンコールでは、福岡県を走る国道202号線をモチーフに制作された楽曲「202」、ロマンチックなスローナンバー「蒲公英」の2曲が届けられた。それでもダブルアンコールを求める拍手はやまず、yonawoはメンバー4人だけでみたびステージへ。そしてこの日のために作ったという未発表曲「stay」と、バンドの原点の楽曲「矜羯羅がる」をパフォーマンスし、大盛況の中、メジャーデビュー3周年ワンマンの幕を下ろした。
yonawo「YONAWO YAON」2023年3月18日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音) セットリスト
01. After Party
02. 26時
03. good job
04. rendez-vous
05. 天神
06. tonight
07. Lonely
08. 苺
09. beautiful Day to Die
10. Rhodes feat.
11. ijo
12. yugi
13. Falling
14. しあわせ
15. ごきげんよう さようなら
16. Love feat.
17. tokyo feat.
<アンコール>
18. 202
19. 蒲公英
<ダブルアンコール>
20. stay
21. 矜羯羅がる
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yonawoが日比谷野音で3年周年ワンマン開催!どんぐりず、Skaai、鈴木真海子とコラボしたメモリアルな夜 https://t.co/wfZ3cr7HZA