1933ウクレレオールスターズは、関口が1933年生まれの
開演時間を迎えると、神奈川・横浜を象徴する建物のオブジェがずらりと並ぶステージに、まず関口、野村、分山、はたけやま、YANAGIMANという荻野目以外のメンバーが登場。関口と野村がウクレレ、分山がウクレレと口笛、はたけやまがパーカッション、YANAGIMANがベースという編成で、「宝船来航」でライブをスタートさせた。今年本格始動した1933ウクレレオールスターズ。3月に神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで行ったライブにて、関口はこのバンドを“ウクレレ七福神を乗せた宝船”と例え、「また夏に会いたいなあ!」と期待を膨らませた。関口の願いが実現する形で行われた本公演にぴったりのオープニングナンバーのパフォーマンスに、観客は大きな拍手を送った。
広い世代に知られる楽曲「BITTERSWEET SAMBA」に続けて披露されたのは、東京から横浜を繋ぐ国道・第三京浜道路を走る様子をイメージして制作された「恋する第三京浜」。軽快なウクレレサウンドと涼しげな口笛の音色が会場に響き渡る。関口は「第三京浜、大好きなんです。横浜の海に向かっていくワクワク感がね」というエピソードを添えた。そして4曲を演奏したところで、関口が「もう1人のお友達を呼んでいいですか?」と荻野目を呼び込んだ。荻野目は「関口さんに声をかけてもらって本当にうれしかった。初めてのライブはとても緊張したのを覚えています」と振り返る。彼女をボーカリストに迎えてまず演奏されたのは「空の下、星の上」。場内に荻野目の伸びやかな歌声と関口のコーラスが響き渡った。続けて荻野目のオリジナル楽曲「虫のつぶやき」、アニメ映画「耳をすませば」の主題歌として知られる「カントリー・ロード」、The Ventures「Walk Don't Run」を、ウクレレバンドならではのアレンジで演奏した。
「それでは、 1933ウクレレオールスターズの象徴をお呼びしたいと思います。皆さん、準備はいいですか?」と関口が呼び込んだのは高木。アロハシャツに身を包み、両脇にフラダンサーを従えて登場した彼をボーカリストに迎えて、1933ウクレレオールスターズはハワイアンソング「ON THE BEACH AT WIKIKI」、「小さな竹の橋」、「珊瑚礁の彼方に」、「ブルー・ハワイ」をメドレー形式で披露した。ウクレレに出会って74年になるという高木に、関口が好きなハワイアンソングを聞くと、「最近は日本のハワイアンソングを探しています。ソフトで耳障りがいい。高齢者ですから!」と笑いを誘った。常夏のハワイを感じさせる雰囲気が会場に漂ったところで、関口が作詞曲を手がけ、歌詞で高木と彼の娘の親子愛を描いた「パパの手」の演奏へ。「FREE-UKES」に収録されている音源は、ストリングス中心の音色だが、本公演ではウクレレと口笛が印象的なアレンジが施された。バンドが奏でる優しいメロディにのせて、高木はハートフルに歌い上げた。
ライブ終盤、再び荻野目がマイクを握り、1933ウクレレオールスターズは荻野目の代表曲「コーヒー・ルンバ」「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」をウクレレアレンジで演奏した。本編ラストナンバーは、ジャズのスタンダードナンバー「ブラジル」。曲中では関口がメンバーを紹介し、それぞれのプレイがフィーチャーされた。
アンコールでは、関口がファンへ感謝を伝えたあと、サザンオールスターズの名曲「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」のウクレレ多重奏カバーを初披露。ウクレレサウンドや口笛で会場にさわやかな風を吹かせたところで、再び高木ブーとフラダンサーがステージに登場した。そして最後に
「1933ウクレレオールスターズ スペシャルライブ『盆ボヤージュ!YOKOHAMA』」2022年8月16日 新都市ホール セットリスト
01. 宝船来航
02. BITTERSWEET SAMBA
03. 恋する第三京浜
04. 優しい奇跡
05. 空の下、星の上
06. 虫のつぶやき
07. カントリー・ロード
08. Walk Don't Run
09. ハワイアンミュージックメドレー
ON THE BEACH AT WIKIKI
~小さな竹の橋
~珊瑚礁の彼方に
~ブルー・ハワイ
10. パパの手
11. コーヒー・ルンバ
12. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)
13. ブラジル
<アンコール>
14. LOVE AFFAIR~秘密のデート~
15. いい湯だな
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関口和之率いる1933ウクレレオールスターズ、サザンやドリフの名曲カバーした初ホールワンマン https://t.co/oXwltgaRdK