韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイク版「六本木クラス」で挿入歌「Start Over」を歌うTHE BEAT GARDEN。ドラマ初回放送時から話題を集めている「Start Over」は「梨泰院クラス」メインテーマのカバーで、LIQUIDROOM公演でライブ初披露された。
ファイナル公演のチケットはソールドアウト。会場には彼らをひと目見ようと、多くのファンが駆け付けた。開演時刻になり、オープニングSEが鳴り響くと、満員のフロアから大きな手拍子が湧き上がる。U、MASATO、REI、そしてサポートDJ のkowta2は「マリッジリング」でライブの口火を切り、勢いそのままに「Don’t think,feel.」「花火」も披露した。Uは「みんなの力を借りて、無事ツアーファイナルのこのステージにオンステージしてるぜ! このままいけますか東京! まだまだ踊っていこう!」と声を上げ、3人は「answer」「JUNGLE GAME」「B.E.T」と、彼らの代名詞とも言える“ダンスエレクトリックロック”サウンドのナンバーで構成したメドレーで会場のテンションを引き上げる。かと思えば、ロマンチックなラブソング「ROMANCE」で会場をスイートな雰囲気に包み込むなど、楽曲の幅広さを感じさせるセットリストを展開した。
MCでREIが、去年の日記で「散々な日だった。来年の今日はいい日になっているはずだ」と本日の公演の成功を予言していたことを明かし、活動を応援してくれるファンのおかげで17公演を完走できたと述べあと、3人は「サイドディッシュ」を披露。バラード曲「遠距離恋愛」「横顔」、そして4月に配信リリースした「それなのにねぇなんで?」も熱唱した。
「夢とか叶えたいことがあるとき、どうしても幸せとか楽しみより怖いというネガティブな感情を抱いてしまうくらい不安になるときがある。この楽曲はそんなとき自分たちを奮い立たせてくれる楽曲です。自分たちのこれまでの活動や思いを重ね合わせて歌います」と楽曲に込めた思いを明かしたTHE BEAT GARDENは、「Start Over」のパフォーマンスをお披露目。会場が大いに盛り上がる中で、今年で結成10周年を迎える彼らが大阪から上京して活動を始めたときの様子を描いた「光」へとつなげ、苦節10年にしてビッグタイアップをようやくつかんだ彼らの信念とこれからも活動を続けていく決意を歌に乗せて届けた。
Uが「大阪の専門学校で出会ったこの3人で上京して10年、進んでるのかわからない状況で辞めるなら今だって思ったこともあった。それでも歌っていてよかった、続けていてよかったと思えたのはあなたのおかげです。僕らの音楽に出会ってくれてありがとう。あなたのために歌います」と述べ、3人はファンへの感謝の気持ちを込めて「みんなへ」を歌唱。「スタートボタン」「本当の声で」、そしてデビュー曲「Sky Drive」で本編を締めくくった。
アンコールではUが「全17公演、俺らよりしんどい思いをして支えてくれたスタッフ、応援し続けてくれたファンのみんな、そして何より今日ここに来てくれたあなたたちに感謝しています。これからもTHE BEAT GARDEN、がんばっていくのでよろしくお願いいたします!」と語り、ライブの幕を下ろした。
THE BEAT GARDEN「in your tour2022」2022年7月24日(日) 恵比寿 LIQUIDROOMセットリスト
01. マリッジソング
02. Don’t think,feel.
03. 花火
04. answer
05. JUNGLE GAME
06. B.E.T
07. ROMANCE
08. サイドディッシュ
09. 遠距離恋愛
10. 横顔
11. それなのにねぇなんで?
12. Start Over
13. 光
14. みんなへ
15. スタートボタン
16. 本当の声で
17. Sky Drive
<アンコール>
18. Everglow
19. エピソード
20. Never End
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THE BEAT GARDEN、17公演にわたるツアーの最終公演で「六本木クラス」挿入歌初披露 https://t.co/bs0Lfy9Emy