MTVによるライブイベント「MTV LIVE MATCH 2022.07.10」が本日7月10日に神奈川・ぴあアリーナMMで行われた。
ボーイズグループシーンで活躍する人気のアーティストたちが“MATCH”するこのライブイベントは5月から月に1回のペースで開催され、「MTV LIVE MATCH 2022.07.10」が第3弾。今回のイベントには
「僕たちが会場を温めます!」と宣言し、全力のパフォーマンスで会場を盛り上げた7m!nのオープニングアクトを経て、ライブ本編はOCTPATHのアクトからスタート。白一色の衣装でステージに立った彼らは、2月にリリースしたデビュー曲「IT'S A BOP」でパワフルにライブの口火を切る。2曲を終えたところでメンバーは自己紹介をし、四谷真佑は「8人とファンの皆さんで突き進む道、という意味があります」とグループ名の由来を説明した。
太田駿静によるダンスレクチャーを経て始まったポップな「Perfect」では、7人の“OKダンス”に合わせてカラフルなペンライトが“∞”の形に揺れ、メンバーは「見えてるよー!」と客席に感謝した。そして彼らは、2ndシングル「Perfect」のカップリング曲「雨」のパフォーマンスをこのイベントで初披露。古瀬直輝が手がけたコレオは7人の左袖に付いた布を使ったもので、7人はこの布を柔らかに揺らして楽曲の美しい世界観を際立たせた。7人が思いを込めて歌い上げたバラード「Be with you」ののち、最後に届けられたのは「Best Shot」。ステージの端まで駆け抜けてTHme(OCTPATHファンの呼称)へのまっすぐな思いを歌い上げると、客席には一面にハンドウェーブが広がった。
逆光の中に4つの人影が浮かび上がると、2組目・OWVのパフォーマンスへ。最新ナンバー「Time Jackerz」を1曲目に選んだ彼らはボーカルレスのドロップパートで切れ味の鋭いダンスパフォーマンスを見せつける。続く「UBA UBA」ではキャッチーな振りに合わせて「横浜! UBA UBA!」と客席を煽ってさらなる熱狂を誘った4人。会場のある横浜にちなんだトークやリーダー・本田康祐のダジャレが炸裂したMCののちには最新シングル「Time Jackerz」からポップなサマーソング「Summer Days」を披露し、客席も巻き込んだタオル回しで会場の一体感を作り上げていった。
ライブ後半のMCタイムでは「ちょうちょさんチーム」と「ゴリラさんチーム」という独特すぎるチーム分けでの“拍手合戦”を繰り広げ、場内に爆笑をもたらす場面も。4人が気取らない素顔でファンとのコミュニケーションを楽しんだ「TALK TALK TALK」を経て、ラストのEDMチューン「What you waitin' for」へ。カラフルなムービングライトがド派手にステージを彩る中、アッパーなサウンドを軽やかに乗りこなした4人は、地声で「以上、OWVでした!」と声を合わせてステージをあとにした。
発車ベルの音が鳴り響き、ステージに姿を見せた3組目の超特急は、さわやかな英詞のディスコポップ「Dance Dance Dancing!」でライブをスタートさせた。続く「Burn!」でステージの両端へと飛び出し、“バッテンダンス”で客席をぐんぐんと巻き込んでいった5人は、3曲目にグループのサマーアンセム「Summer Love」をドロップし、笑顔弾ける歌とダンスで真夏のムードをオーディエンスへと届けてみせた。
タカシの感情表現豊かなボーカルが冴えるクールなR&B「You Don't Care」で、それまでの空気をガラリと塗り替えたのち、ダンサー4人の歌唱曲「Добрый день(ドーブリジェン)」では、タカシがステージ後方で共演の4組のタオルを順に掲げるというこの日ならではのサービス満点な演出も。MCタイムもほどほどに最新曲「クレッシェンド」を届け終えると、ここから超特急は「Don't Stop 恋」「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ~るど」「SAY NO」と、彼らの持ち曲の中でもひときわエキセントリックなアッパーチューンをつなげた怒涛のメドレーへ突入。カメラに抜かれる顔のアップがほとんど変顔という狂騒の中、5人は卓越したダンススキルを“ダサカッコいい”に全振りしたパフォーマンスで客席を圧倒する。メドレーのラスト「超えてアバンチュール」では、この曲でセンターに立つリーダー・リョウガが全身を使って「M」「T」「V」の3文字を表現するシーンも。“暴走列車”のごとく自身の持ち時間を駆け抜け、大きなインパクトを残した5人。タクヤは「お騒がせしましたー!」と恐縮しながら、ステージ袖へと姿を消した。
会場の空気の揺れを感じるほどの重低音が響き渡る中、この日のトリに登場したTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。オープニングを飾る「PERFORMER'S D.N.A.」では、鍛え上げられた肉体から繰り出されるパフォーマーたちの超人的なアクロバットがオーディエンスの目を奪う。ステージに全員がそろい、挨拶代わりに「THE POWER」を届けると、ボーカルの川村壱馬は「皆さんぶち上がる元気残ってますか!」と力強くオーディエンスを煽った。「Lightning」でリズミカルにハンズアップを促した16人は、続く「LA FIESTA」でパワフルなダンスの中に艶やかな仕草をのぞかせてオーディエンスを魅了。そのまま流れるように「Fandango」へと突入すると、アリーナはラスタカラーの光に染め上げられる。メンバーはステージ下手の端から上手の端までめいっぱいに広がって観客にクラップを求め、客席の熱気はぐんぐんと高まっていった。
吉野北人がステージ中央で甘い歌声を響かせた涼やかなナンバー「Can’t Say Goodbye」でステージ上の景色を塗り替えると、続く「LIVING IN THE DREAM」では笑顔をのぞかせながら音に身を任せ、オープニングパートとはまったく異なる表情をオーディエンスに提示した16人。ノンストップで楽曲を届け続けるライブ構成に「ぶっ飛ばしてきてますけど、まだまだ楽しんでいきましょう!」と川村が呼びかけたのを合図に始まった「WELCOME 2 PARADISE」では、大所帯を生かした少人数でのフォーメーションのリレーや、フルメンバーがラインナップしてのダイナミックなカノンなど、変幻自在のダンス構成が観客の目を楽しませた。
ラストナンバーを前に初めてMCタイムを設け、「これまでの最高の盛り上がりを僕らで止めるわけにはいかないので、ぜひ皆さん協力してください!」と観客に呼びかけた川村。RIKUはTHE RAMPAGEがライブイベントに出演するのはひさびさだと伝え「いろいろと厳しいご時世だけど、さまざまな方の協力があるからこそ僕らはライブができている。皆さんに最大のリスペクトを込めてパフォーマンスしていきたいと思います」と約束した。熱狂の一夜を締めくくった楽曲は「SWAG & PRIDE」。圧倒的な爆発力を備えた群舞と空間を切り裂くようなエッジーなボーカルワークで自身のアイデンティティを確かに示し、16人はさっそうとステージをあとにした。
「MTV LIVE MATCH 2022.07.10」2022年7月10日 ぴあアリーナMM セットリスト
7m!n
01. 海老sorry
02. Buuuuuuun!
03. OOPARTS
04. クロノメーター
OCTPATH
01. IT'S A BOP
02. Wild
03. Perfect
04. Playboy
05. 雨
06. Be with you
07. Best Shot
OWV
01. Time Jackerz
02. UBA UBA
03. Summer Days
04. Get Away
05. TALK TALK TALK
06. What you waitin' for
超特急
01. Dance Dance Dancing!
02. Burn!
03. Summer Love
04. You Don't Care
05. Добрый день(ドーブリジェン)
06. クレッシェンド
07. Don't Stop 恋
08. 激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ~るど
09. SAY NO
10. 超えてアバンチュール
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
01. PERFORMER'S D.N.A.
02. THE POWER
03. Lightning
04. LA FIESTA
05. Fandango
06. Can't Say Goodbye
07. LIVING IN THE DREAM
08. WELCOME 2 PARADISE
09. SWAG & PRIDE
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THE RAMPAGE、超特急、OWV、OCTPATHが真夏の横浜で熱狂の競演!「MTV LIVE MATCH」 https://t.co/s40QnDz1ar