Aqoursが“18人”で立った2度目の東京ドーム、さらなる未来に向けて約束交わす

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Aqoursが6月25、26日に東京・東京ドームで6thライブ「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」のファイナル公演を開催した。この記事では本日26日に行われた公演の模様をレポートする。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。

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2月12、13日に愛知・バンテリンドーム ナゴヤ、3月5、6日に埼玉・ベルーナドームで行われてきた6thライブ。バンテリンドーム ナゴヤ公演には「OCEAN STAGE」、ベルーナドーム公演には「SUNNY STAGE」、東京ドーム公演には「WINDY STAGE」というサブタイトルが冠され、それぞれ異なる内容でライブが行われた。Aqoursが東京ドーム公演を行うのは2018年11月の「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~」以来、約4年ぶりで2回目のこと。本来であれば結成5周年イヤーの2020年に東京ドーム公演を含むツアーが実施される予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となっていた。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。

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開演時間になると「ラブライブ!サンシャイン!!」の音楽を手がける加藤達也が率いるオーケストラ団体・浦の星交響楽団とスペシャルメンバーの本間昭光、TAKUYA、岡嶋かな多、MEGがステージに登場。加藤の指揮のもと、浦の星交響楽団が華やかに演奏を繰り広げ、東京ドームを高揚感で満たしていく。そして白い衣装を身にまとったAqoursの9人がステージに横並びになって現れ、6thライブのテーマソング「なんどだって約束!」を通してオーディエンスに出会えた喜びを伝えた。「『WINDY STAGE』」へようこそ!」とAqoursは挨拶し、生演奏に乗せて生き生きとステージを飛び回るように「未体験HORIZON」をパフォーマンス。高海千歌役の伊波杏樹は「私たち、4年という時間がかかってしまいましたが、東京ドームに戻ってきましたー!」と高らかに告げてドームに広がる景色を見渡した。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。

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「Future flight」を元気いっぱいに歌ったあと、「ハミングフレンド」では1年生と2年生の6人が軽やかにステップを踏む。そして2年生の伊波、桜内梨子役の逢田梨香子、渡辺曜役の斉藤朱夏がトロッコで会場を回りながら「空も心も晴れるから」を優しく歌い上げた。その後はソロコーナーに移り、松浦果南役の諏訪ななかが「RUN KAKERU RUN」を可憐にパフォーマンスして清涼感のある空気を生み出す。国木田花丸役の高槻かなこはアコースティックギターを携えて、「やあ!行雲流水!?」を穏やかに歌い上げた。渡辺曜役の斉藤朱夏はラップを交えながら「Paradise Chime」をエネルギッシュに歌い踊り、オーディエンスを魅了。小原鞠莉役の鈴木愛奈はトロッコに乗って「Love is all, I sing love is all!」をキュートに歌唱し、会場に愛を振りまいた。津島善子役の小林愛香は未発表の新曲「迷冥探偵ヨハネ」を挑発的な笑みを浮かべながら艶やかに披露。巨大なスクリーン映し出された堕天使の翼をバックに“堕天使ヨハネ”が降臨し、会場を興奮で満たした。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。

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浦の星交響楽団によるオーケストラパートを経て、アラビアンテイストの衣装にチェンジしたAqoursはライブ初披露となるナンバー「KOKORO Magic “A to Z”」「GEMSTONE “DE-A-I”」を続けてパフォーマンス。そしてステージ上段に3年生、下段に1年生と2年生で分かれて「Next SPARKLING!!」を歌唱したあと、これまでのAqoursの写真をバックに「i-n-g, I TRY!!」を明るく届ける。さらにAqoursは衣装をチェンジしてムービングステージで「KU-RU-KU-RU Cruller!」を踊ったあと、シンフォニックなロックナンバー「Deep Resonance」を浦の星交響楽団の疾走感のある生演奏をバックに熱唱した。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。

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「キセキヒカル」では希望を宿すメンバーのみずみずしい歌声と壮大なストリングスのサウンドがドームに美しく響きわたる。その後Aqoursと浦の星交響楽団はオーケストラ生演奏リクエスト企画で選ばれた「想いよひとつになれ」を晴れやかに届けて大きな拍手を浴びた。ラストナンバーは新たな船出を描いた楽曲「smile smile ship Start!」。9人はこの曲を通してさらなる未来に向けて進んでいく意思を歌い、ステージを去って行った。

アンコールを求める拍手に呼ばれて再び登場したAqoursはデビュー曲「君のこころは輝いてるかい?」を笑顔で踊ったあと、2023年2月11、12日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ、3月11、12日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで「Aqours EXTRAライブ」を開催することを発表した。さらに2023年に善子を主人公としたシリーズアニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」が展開されることも告知する。善子役の小林は涙を流しながら「9人の姿を想像してうれしくて。皆さんにこういう発表ができてよかったです」と話した。

最後の1曲を残し、メンバーは1人ずつ挨拶。小林は「本当にいつも愛をありがとうございます。うれしいお知らせを皆さんの前でさせていただきました。今日は絶対泣かないって決めてたんですけど、9人が動き出す物語がまた始められるんだなと思うと、皆さんお待たせしましたっていう気持ちでいっぱいです。また『ラブライブ!サンシャイン!!』、Aqours動いていきます!」と目を輝かせ、鈴木は「Aqoursはこの数年間、苦しい情勢の中で悔しい思いもいっぱいしてきたんですけど、夢の東京ドームに再び立たせていただけるなんて。皆さんが『ラブライブ!サンシャイン!!』を、Aqoursを愛してくれているから、私たちは“18人”でここに立っています」と感謝の思いを述べた。黒澤ルビィ役の降幡愛は「Aqoursは6月30日で結成7周年なんですよ。オーディションのときは、7年もAqoursの活動をやってこれるなんて思ってなくて。『君ここ』の歌詞を借りるなら、少しずつだけど、未来が変わっていっているのかなと思います」と話し、「だんだん皆さんの声が聞ける日が近づいているんじゃないかなと思います。皆さんの声が聞けるまで、ライブやめませんからね! ぜひまたAqoursに会いに来てください」と観客に呼びかける。黒澤ダイヤ役の小宮有紗は「私たちはことあるごとに『言っていれば叶う』『あきらめなければ叶う』と言ってきたけど、今日身を持って本当に叶うんだなって実感できました。これからもこの9人で一緒に前を向いて進み続ければもっともっと夢は叶うと思うし、何度だって約束して、また絶対に東京ドームに帰ってきたいと思います!」と力強く語った。

高槻は「Aqoursはもうすぐ7周年だけど、いつもたくさん新しいことに挑戦させてもらえていて、言いたいこと、やりたいことなんでも言っていったら、みんなの力でどんどん叶えてくれて。すごく幸せだなって」と充実した表情で話し、「この先どうなるんだろうってみんな不安になったときもあったと思うんですけど、まだまだAqoursとしての時間をたくさん過ごしていきたいと思うので、みんなも10人目のメンバーとして楽しんでもらえたらと思います」と述べる。諏訪は「この9人でまた東京ドームのステージに戻って来れたのがうれしいです。東京ドームに2回立つアニメシリーズってなかなかないと思うので」と話し、「またこの9人でステージに立ち続けて、まだまだ新しい歴史を刻んでいきたいと思います。なので、皆さんも見守っていてください」と意気込んだ。逢田は「昨日、今日と2日間、夢の中にいるような時間を過ごさせてもらいました。本当にありがとうございます。『想いよひとつになれ』をまた東京ドームで歌えると思っていなくて。今日『想いよひとつになれ』を歌えたのはみんなが投票してくれたおかげです。9人みんなの歌なので、私の口から言うのも迷ったんですけど、やっぱり梨子ちゃんにとっても私にとっても大きい楽曲で、本当に大好きなので。今日9人で歌えてすごくうれしかったです」と感極まりながら伝える。斉藤は「東京ドームの皆さん、配信の皆さん、いっぱい汗かいたー?」と弾けるような笑顔で話し始めるも、途中で「すごく胸がいっぱいで……」と涙で声を詰まらせてしまう。そして斉藤は「2回目の東京ドームってすごくプレッシャーがあって、1回目よりも成長した姿を見せたいなって思ってたんですけど、成長できてたかな?」と話を続け、「来年以降もAqoursはみんなといろんな物語を作っていきたいです。だから『ラブライブ!サンシャイン!!』、Aqours、渡辺曜、『ラブライブ!』シリーズ、全部を皆さんよろしくお願いします!」と呼びかけた。伊波は結成当初を振り返って「私も千歌ちゃんもちょうどあのあたりで伝説のステージを見ました。憧れのステージを見ました。9人で初めて作った思い出でした」と客席を指差し、「2度目の東京ドームです。責任もプレッシャーもそれぞれ抱えながら、私は千歌ちゃんと、メンバーもそれぞれ歩んできて。この9人の力がパフォーマンスで発揮できていたのではないかと思います」と晴々しい表情で述べ、「『ラブライブ!サンシャイン!!』、Aqours、沼津、これからもたくさん届けていきます! 期待して待っていてください!」とファンに伝える。最後にAqoursは「みんなー! 大好きー!」と力いっぱい叫び、ありったけの愛と感謝を込めるように「SUKI for you, DREAM for you!」を全力で披露して舞台をあとにした。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。

「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」の様子。[拡大]

9人がステージを去ったあとも、会場に鳴り響く拍手は止まらない。再びステージに姿を現したメンバーの目には涙があふれていた。「皆さんと笑顔で会える日を約束させてください!」と伊波が告げると、Aqoursはトロッコに乗ってオーディエンスの笑顔を見ながら「なんどだって約束!」を歌う。伊波が「皆さんにたくさん素晴らしい景色を見させてもらいました。本当に本当にありがとうございます。そしてまた何度も皆さんと約束できるようなAqoursでいたいなと思います。皆さん信じてもらえますか?」と観客に問いかけると、ドームには割れんばかりの拍手が広がった。伊波は「その約束に恥じないようなAqoursであり続けたいなと思います!」と観客に誓う。その約束を胸に、9人は2度目の東京ドーム公演を笑顔で締めくくった。

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Aqours「Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <WINDY STAGE>」2022年6月26日 東京ドーム セットリスト

01. なんどだって約束!
02. 未体験HORIZON
03. Future flight
04. ハミングフレンド / 高海千歌、桜内梨子、渡辺曜、津島善子、国木田花丸、黒澤ルビィ
05. 空も心も晴れるから / 高海千歌、桜内梨子、渡辺曜
06. RUN KAKERU RUN / 松浦果南
07. やあ!行雲流水!? / 国木田花丸
08. Paradise Chime / 渡辺曜
09. Love is all, I sing love is all! / 小原鞠莉
10. 迷冥探偵ヨハネ / 津島善子
11. KOKORO Magic “A to Z”
12. GEMSTONE “DE-A-I”
13. Next SPARKLING!!
14. i-n-g, I TRY!!
15. KU-RU-KU-RU Cruller!
16. Deep Resonance
17. キセキヒカル
18. 想いよひとつになれ
19. smile smile ship Start!
<アンコール>
20. 君のこころは輝いてるかい?
21. SUKI for you, DREAM for you!
<ダブルアンコール>
22. なんどだって約束!

Aqours EXTRAライブ

2023年2月11日(土)東京都 武蔵野の森総合スポーツプラザ
2023年2月12日(日)東京都 武蔵野の森総合スポーツプラザ
2023年3月11日(土)千葉県 幕張メッセ 幕張イベントホール
2023年3月12日(日)千葉県 幕張メッセ 幕張イベントホール

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(c) 2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

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きーせんふ @KDHRkiisen0393

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