でんぱ組.inc、待望のツアーでいざ「DEMPARK」へ!決意の言葉とともに届けた新曲「DNA」

16

802

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 132 660
  • 10 シェア

でんぱ組.incのライブツアー「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」の東京公演が6月11日にZepp DiverCity(TOKYO)で開催された。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

大きなサイズで見る(全8件)

でんぱ組.incがライブツアーを行うのはおよそ3年ぶりで、その間、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2度ツアーが中止に。愛川こずえ、天沢璃人、小鳩りあ、空野青空、高咲陽菜の加入後初のツアー開催ということもあり、「お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!」はメンバーもファンも待ち望む中で開幕した。序盤の3月に開催予定だった大阪、愛知公演が延期になったことで、当初ファイナルとして行われる予定だった東京公演はツアー中盤の実施となったものの、7月20日発売のニューアルバム「DEMPARK!!!」に収録される新曲の初披露や、メンバーが1人ひとり胸の内を明かすMCなど見どころの多いライブに。先日、愛知での振替公演が行われたばかりではあるが、本稿ではこの東京公演の模様をレポートする。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。[拡大]

開演時刻になると、「DEMPARK」に向かう道中をイメージしたステージセットに、最新シングル「ドキ+ワク=パレード!」の衣装に身を包んだでんぱ組.incのメンバー8人が登場。藤咲彩音の「やれんのかー!?」という雄叫びを合図に、「DEMPARK!!!」に収録される「衝動的S/K/S/D」をはじめとする新メンバー加入後の楽曲はもちろん、初期からの人気ナンバーも含むファンにとって瞬き厳禁のステージを繰り広げていった。MCでも「東京、乗ってるかー! やっとこのドライブも東京までやってくることができました!」と声を弾ませたり、観客や生配信の視聴者に向けてにぎやかに自己紹介したりと、パフォーマンス同様にテンション高くファンを楽しませるでんぱ組.inc。公演中盤には北海道・札幌にてメンバー全員で海鮮丼を食べた話や、高咲がタオルと間違えてバスマットをホテルの大浴場に持っていってしまったエピソードなど、8人から語られるここまでのツアーの振り返りトークによって会場に和やかな空気が広がる。そして相沢梨紗の「でんぱ組.inc、10年歌って踊って駆け抜けてきたら、始まった頃には想像も付かない未来にみんなと来れている気がしています」という言葉のあとには代表曲「Future Diver」が披露され、場内のボルテージがより一層上昇した。

相沢梨紗(中央)

相沢梨紗(中央)[拡大]

アンコールのMCでは相沢が「実はグループが1年前に新しくなってから、グループの大きな夢を掲げたりするのがちょっと怖かったりしたんですけど、こうやってみんなといろんなところを回って一緒にライブをしていく中で気持ちが元気いっぱいになって、でんぱ組.incはもっともっとみんなと走れるなと心がよみがえった気がしています」と自身の思いを口に。この言葉に続けて、鹿目凛も「このツアーを通して、このグループを守っていける強さをちょっとずつ身に付けられてるの。これからもでんぱ組.incを守っていきたいなと、そう決心したのでみんな安心してほしいです」と客席に向かって語りかける。また愛川は「私はこのツアーで心境の変化がけっこうあったんですよ。一歩一歩成長できてるなと自分でも思うツアーなので、みんなに新たなでんぱ組.incの一面を好きになってもらえるようにがんばっていきたいと思います」と意気込み、以前ソロアイドルとして活動していた空野は「でんぱ組.incになって仲間のありがたさを感じたというか、まだまだアイドルとして仲間たちと一緒に走っていきたいなと思えたので、一生よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶を述べた。

高咲陽菜

高咲陽菜[拡大]

加入当初、借りてきた猫のような状態だったという天沢も「本当にここにいていいのかなと思ってたりしてたんですけど、ツアーってみんなと一緒にいる時間が長くて。それを経ていくうえで、でんぱ組.incのメンバーとしてここにいたいと強く思うようになってきたんですよ。だから、地獄の底まででんぱ組.incのメンバーとして楽しんでいきたいです!」と頼もしい言葉を語り、大きな拍手を浴びる。続く高咲も「ツアー2公演を終えたときに『こんなんでがんばってるとは言えないな』と感じて。この先アルバムのリリースもあるし、この先ずっとでんぱ組.incを続けていくために、精一杯しっかりとがんばっていこうと思います!」と決意を新たにし、小鳩は「でんぱ組.incとして胸を張れないなとずっと思ってたんです。自分の人生について。でも、1年半くらい活動してきて、このツアーを東京まで走ってきて、やっと『でんぱ組.incになった』と胸を張って言えるようになったんじゃないかな」と晴れやかな表情を浮かべた。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。[拡大]

このMCの最後には、自分自身と向き合うメンバーたちを優しく見守っていた藤咲が「みんなの言葉を聞いてて確信したの。すごい前向きになったなって。年齢もキャリアも全然違うメンバーがそろっているけど、ちゃんとみんなで肩を並べたというか、でんぱ組.incとして横一列にスタートラインに立てたなと思ったんです。それがすごく誇らしかったんですよね。みんなこんなにも強くなって、安心しています」としみじみとした様子で挨拶。彼女の話に続くように、「DEMPARK!!!」に収録される新曲より「DNA」が初披露された。「DNA」はmekakusheが作詞作曲、釣俊輔が編曲を担当し、歌人の木下龍也がポエトリーで参加したナンバー。観客はメンバー自身の心情と重なるエモーショナルな語りや、ストリングスに乗せて届けられる温かい歌声にじっくりと聴き入っていた。

「でんぱ組.inc Zeppツアー2022 『お前らDEMPARKまで行くんだろ?乗りな!』」は、残すところ7月8日に行われる大阪・Zepp Namba公演のみ。ニューアルバム「DEMPARK!!!」のリリースも含め、ファンはでんぱ組.incの今後の展開を楽しみにしておこう。

この記事の画像(全8件)

読者の反応

相沢梨紗 @RISA_memesama

#DEMPARKツアー 東京公演をレポートしていただきました💖ライブの熱気やMCなどもモリモリ書いていただいてます😌ぜひみてね〜💖 https://t.co/37LIu6SObV

コメントを読む(16件)

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 でんぱ組.inc の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。