まねきケチャ深瀬美桜、涙のラストステージ「本当に幸せでした!」

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まねきケチャがワンマンツアー「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」のファイナルとして、昨日5月22日に東京・チームスマイル・豊洲PITでライブを実施。この公演をもって、2017年12月から約4年半在籍した深瀬美桜がグループを卒業した。

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

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開演時刻を迎えるとステージ全体を覆う紗幕にバックヤードの様子が生中継された。メンバーが円陣を組んで気合いを入れたあと、深瀬は「今日は最高の1日にしましょう」とカメラに向かって呼びかける。そしてステージに上がった5人のシルエットが紗幕に浮かび上がり、ピンスポットに照らされた深瀬が「愛と狂気とカタルシス」を1人きりでアカペラで歌唱。「愛してる」というフレーズとともに紗幕が下り、この5人体制では最後となるライブがスタートした。

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

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結成時から歌い続けている「SPLASH」や「妄想桜」が披露されると、会場の熱気は瞬く間に上昇。アニメ「RPG不動産」のエンディングテーマとして4月にリリースされた最新シングル「Awesome!」では、観客はペンライトを掲げて左右に揺らし、メンバーと一緒に大きなハートマークを作った。ツアーファイナルのために用意したというスペシャルメドレーでは、祭囃子が鳴り響く「いつかどこかで」から「共通項」、スクリーンに夏の花火が上がった「相思い」、深瀬が迫力のある歌声を響かせた「どうでもいいや」、ライブでは定番のハロウィンソング「モンスターとケチャ」と、バラエティに富んだ楽曲でまねきケチャの多彩な魅力をアピールした。

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

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その後、中川美優が「サプライズで新曲を作ってきました」「美優が作詞をしました。美桜が卒業することになったから作った曲なんですけど、歌詞の細かいところまで深い意味が込められているので、ぜひ歌詞にも注目してください」と報告。深瀬が「いい歌詞だよね。泣いちゃうよ」と語ると、そこに中川が「まねきケチャ史上一番いい曲だよね」と続け、会場からは期待に満ちた拍手が沸き起こった。

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

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そんなやり取りの後に披露された新曲「あの花」は、メンバーの新たな旅立ちにエールを送りながら前に進む決意を込めた、エモーショナルな楽曲だった。スクリーンに深瀬の名前「美桜」を思わせる桜の花びらが舞い散る中で、彼女はメンバー全員と目を合わせながら歌唱。涙で歌えなくなるシーンもあったが、メンバーは優しく寄り添いながら「またどこかで会えるよね」と深瀬に直接語りかけるかのように歌った。

ライブの後半には、「キミと一緒にいたいんだ」という願いにも似たフレーズから始まる「ありきたりな言葉で」や、自分の気持ちを言葉で伝える大切さを歌った「あたしの残りぜんぶあげる」、全力で「I LOVE YOU」を告げる「難攻不落」と、歌を通してお互いの愛と感謝を伝え合うラブソングが続く。

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

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その後、深瀬はメンバーやファンに向けた手紙を読み上げた。メンバー1人ひとりに向けて彼女が素直な気持ちを述べる中で、「同じステージで歌えたことを誇りに思います」と伝えられた松下玲緒菜は顔を覆って号泣。ファンに対しては「アイドルの深瀬美桜を見つけてくださり、愛してくださり、本当にありがとうございます。皆さんがたくさんのステージで私を輝かせてくれました。ステージで見た景色、すべて宝物です」と涙ながらに感謝を伝え、「私はまねきケチャとして経験してきたことを生かして、これから新しい道に進みたいと思います。そして、これからもまねきケチャの応援をよろしくお願いします。まねきケチャというグループで活動できて幸せでした」と胸を張り、深々とお辞儀をして、最後の挨拶を終えた。

そして“あなた”のために変わりたいと誓うドラマチックなナンバー「昨日のあたしに負けたくないの」で涙を流したままで歌声を重ねた5人は、本編の最後に「冗談じゃないね」を披露。深瀬は歌詞を「まねきケチャ大好きだよ!」と変えて歌い、会場全体を盛り上げてライブを締めくくった。

「まねきケチャJAPAN TOUR 2022『招かれロード』」東京・チームスマイル・豊洲PIT公演の様子。(Photo by Masayo)

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アンコールでは、スクリーンにこれまでのメンバー同士の思い出が映し出される中、彼女たちは未来と過去の自分に向けて書いた手紙をモチーフにした自分応援ソング「タイムマシン」をパフォーマンス。会場内にシャボン玉が舞い、幻想的でノスタルジックな雰囲気に包まれながら5人は1つの円となって仲よく手をつないだ。ここでマネージャーが登壇し、サプライズで花束とファンが書いたメッセージカードを深瀬に贈呈。彼女は再び「まねきケチャのメンバーとして活動できて本当に幸せでした!」と声を上げた。そして、この5人として最後の曲に選ばれたのは、まねきケチャの名を世に知らしめた代表曲「きみわずらい」。フロアが深瀬のメンバーカラーである黄色のサイリウム一色に染め上げられる中で、エモーショナルな歌声に合わせて銀テープが放たれると同時に深瀬を中心にメンバーがステージ中央で抱き合い、最後の瞬間を惜しむように涙した。5人は客席に向かって挨拶し、メンバーは深瀬を残して退場。1人残った深瀬が「これからもまねきケチャを好きでいてくれますか?」と呼びかけると、場内からは温かく大きな拍手が沸き起こった。

まねきケチャは6月8日に東京・LIQUIDROOMにて新体制初となるライブ「まねきケチャ ワンマンライブ in 恵比寿リキッドルーム」を開催する予定。なお、結成時からのオリジナルメンバーである中川美優、宮内凛、松下玲緒菜の3人は2023年春頃にグループから卒業することを発表している。

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まねきケチャ ワンマンライブ in 恵比寿リキッドルーム

2022年6月8日(水)東京都 LIQUIDROOM

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