B.O.L.T、結成から1000日のメモリアルデーに1stワンマン再演!夏に新作リリース決定

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B.O.L.Tが昨日4月9日に東京・下北沢シャングリラでワンマンライブ「BOLTSPRING 2022 & 『POP』ONE MAN LIVE Revival」を行った。

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)

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2022年4月9日は、2019年7月15日にB.O.L.Tが結成されてからちょうど1000日目にあたるメモリアルな日。これに合わせて開催された下北沢シャングリラ公演は、B.O.L.Tによる春の恒例行事として昨年スタートした「BOLTSPRING」と、初のワンマンライブ「『POP』ONE MAN LIVE」の再演という2部構成で実施された。

BOLTSPRING 2022

B.O.L.T「BOLTSPRING 2022」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「BOLTSPRING 2022」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

「BOLTSPRING」は春らしいステージや、バネのように弾けたパフォーマンスを届けることをコンセプトにしたライブ。弾けるような笑顔でステージに登場したB.O.L.Tは高井千帆の「『BOLTSPRING』今年もやってきたぞー!」という開幕宣言とともに、どんなときも一緒に笑っていようというメッセージを込めた「スマイルフラワー」でライブをスタートさせ、会場をさわやかな空気で満たしていく。2曲目の「Don't Blink」でも4人はハツラツとしたパフォーマンスで観客を魅了。この日最初のMCでは青山菜花と白浜あやがこの春に中学2年生に進級したことを報告し、ファンから温かい拍手を浴びた。

3曲目の「Yummy!」ではファンにメンバーのライブ写真を撮ってもらい、ハッシュタグ「#可愛い被写体のいる生活」とともにTwitterでの拡散を促す試みが行われることに。観客はカメラやスマートフォンを取り出し、曲のタイトルのようにB.O.L.Tの“おいしい”瞬間を切り取った。「JUST NOD」「More Fantastic」などアップテンポな楽曲が連続し、会場のボルテージが上昇していく中、「東京の桜は満開を過ぎてしまいましたが、B.O.L.Tの春はまだまだこれから!」という言葉を合図に始まったのは内藤るなと高井が以前所属していたロッカジャポニカの楽曲「タンバリン、凛々」「ぶっちぎりデイズ!!」。「タンバリン、凛々」の「絶対戻ってくるからね 期待していて」という歌詞の通り、昨年の「BOLTSPRING」に続いて披露された2曲が出会いと別れの季節にぴったりな春のナンバーとして響き渡る。さらに4人はしっとりした曲調の「淡い空」「未完成呼吸」も歌唱し、グループの幅広い音楽性、表現力を見せつけた。

B.O.L.T「BOLTSPRING 2022」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「BOLTSPRING 2022」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

次のブロックでは2020年7月発表の1stアルバム「POP」の収録曲「SLEEPY BUSTERS」「BON-NO BORN」が披露されたが、これらの楽曲は当初第1部のセットリストに組み込まれていなかったという。第2部「『POP』ONE MAN LIVE Revival」が「POP」に焦点を当てたライブであることから「BOLTSPRING 2022」ではその収録曲はほとんど披露されない予定だったが、「せっかく来てくださった方にもっと楽しんでもらいたい」というメンバーの思いによりセットリストに追加されることになった。この粋な計らいに会場の盛り上がりはより一層加速。4人はB.O.L.Tの持ち味であるバンドサウンドが印象的なナンバー「Hear You」「OUR COLOR」を力強く歌ってライブ本編を終えた。

B.O.L.T「BOLTSPRING 2022」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「BOLTSPRING 2022」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールでは「はじめてのチュウ」をパンクロックのサウンドと英詞にリアレンジしたメロコアソング「My First Kiss」がパワフルにパフォーマンスされ、再びフロアの熱気が上昇する。また4月11日に14歳の誕生日を迎える白浜が“あや”という名前にかけて松浦亜弥の「LOVE涙色」をソロでカバーし、この1年間の成長を歌で証明すると、それを祝福するようにこの日一番とも思えるような大きな拍手が沸き起こった。歌唱後にメンバーからサプライズでバースデーケーキを贈られた白浜は「もっと成長していきたいですが、まずは歌を一生懸命皆さんに届けるという思いを込めて、14歳もがんばっていきたいです」と意気込みを口に。最後にB.O.L.Tは「これからもB.O.L.Tをお願いします」というメッセージを込めて「Please Together」をパフォーマンスして「BOLTSPRING 2022」を締めくくった。

「POP」ONE MAN LIVE Revival

B.O.L.Tの初ワンマンライブ「『POP』ONE MAN LIVE」は当初2020年5月に下北沢シャングリラの前身・下北沢GARDENで開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となったあと、会場の閉店により公演自体が中止に。その後、2020年10月に会場を東京・Zepp Tokyoに移して行われ、無事大成功に終わった。「『POP』ONE MAN LIVE Revival」は当初の開催予定地でこのライブを蘇らせることをテーマにした公演で、「POP」の衣装をリメイクした新コスチュームで登場したメンバーはまず「星が降る街」「足音」の2曲をパフォーマンス。Zepp Tokyo公演と同じように「POP」の楽曲を収録順に披露し、アルバムのコンセプト通り“1日”の経過をステージを通して表現していく。

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

夜明けと朝をイメージした冒頭の2曲を経て「BON-NO BORN」「宙に浮くぐらい」と続き、4人の生き生きとした歌とダンスとともに楽曲内の時間は午前から昼へ。昼寝をテーマにした「SLEEPY BUSTERS」では曲が終わった途端、再びイントロが流れ始め、同じ楽曲が2回連続で披露された。これは持ち曲が少なかった時期によく行われていた演出で、4人は初期からのファンを懐かしい気持ちにさせつつ、2回目を別アレンジでパフォーマンスするという新鮮な試みに挑戦。ロック色の強い原曲とは異なる、メロウで浮遊感のあるサウンドとそれに合わせたステージングで観客を心地よく踊らせた。

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

続いてB.O.L.Tは夕方をイメージした「わたし色のトビラ」、「POP」のリード曲「axis」で力強い歌声を響かせる。第2部の撮影可能タイムはMC中に設けられ、4人はステージにヘアメイクやスタイリストの事務所・kindのスタッフを呼び込み、ステージ上でメイクや髪型を整えるサービスでファンを楽しませた。ライブ後半戦では夜をテーマにした「スーパースター」「夜更けのプロローグ」が披露されたところで、「POP -Look-back on the day medley-」がスタート。メンバーはここまでパフォーマンスしてきた計9曲をつなげたメドレーを展開し、観客とともに再び夜明けから夜更けまでを一気に駆け抜けた。メドレーでフロアに熱い一体感を生み出した彼女たちは、その勢いのまま就寝がテーマの「寝具でSING A SONG」を歌唱。4人そろって眠りにつくポーズで1日の終わりを表現した。

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)

B.O.L.T「『POP』ONE MAN LIVE Revival」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールに突入すると、メンバーはライブTシャツ姿で再登場し、「POP」にボーナストラックとして収録されている「ここから」、昨年結成2周年を記念して制作された「夕日の後の夜に」の2曲を披露。1人ずつ挨拶を述べるMCでは、青山が「今日の光景は忘れないですし、皆さんが優しくパフォーマンスを観てくれることが本当にうれしいです。小学生だった初ワンマンライブのときの視点と、中学2年生になった今の視点は全然違うと思いますが、初心を忘れずに成長を見せていきたいと思います。皆さんの優しさは1000日前から変わらないと思うし、むしろもっと増えているなって。1つひとつの行動は皆さんにとって普通かもしれないけど、私にはものすごくありがたいことだということを忘れないでほしいです!」と感極まって涙を流しつつ、ファンに対するあふれんばかりの感謝の気持ちを言葉に。彼女へのエールを込めた拍手で会場が包まれた。そして高井の「結成してから1000日が経った今、皆さんにこれからもずっとついていきたいと思わせたいです」という言葉をきっかけに、B.O.L.Tは記念すべき初のオリジナル曲として1000日前に初披露された始まりの曲「星が降る街」を再びパフォーマンスした。

その後、メンバーは夏に新作CDをリリースすることを発表。まだまだ止まることを知らないB.O.L.Tへの期待感で場内がいっぱいになる中、4人はステージをあとにするも、鳴り止まない拍手に応えて再びステージへ。ダブルアンコールとして「寝具でSING A SONG」をエネルギッシュに歌唱し、「『POP』ONE MAN LIVE」のリバイバル公演の幕を閉じた。

なおB.O.L.Tは5月から6月にかけてライブツアー「B.O.L.T Presents Early Summer Tour 2022『RE; B.O.L.T』」を実施。オフィシャルサイトでは4月13日23:59までチケットの2次先行予約を受け付けている。

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B.O.L.T「BOLTSPRING 2022 & 『POP』ONE MAN LIVE Revival」2022年4月9日 下北沢シャングリラ セットリスト

BOLTSPRING 2022

01. スマイルフラワー
02. Don't Blink
03. Yummy!
04. 宙に浮くぐらい
05. JUST NOD
06. More Fantastic
07. タンバリン、凛々
08. ぶっちぎりデイズ!!
09. 淡い空
10. 未完成呼吸
11. SLEEPY BUSTERS
12. BON-NO BORN
13. Catch The Rainbow
14. Hear You
15. OUR COLOR
<アンコール>
16. My First Kiss
17. LOVE涙色
18. Reborn
19. Please Together

「POP」ONE MAN LIVE Revival

01. 星が降る街
02. 足音
03. BON-NO BORN
04. 宙に浮くぐらい
05. SLEEPY BUSTERS MEGAMAX(Dirty ver.)
06. わたし色のトビラ
07. axis
08. スーパースター
09. 夜更けのプロローグ
10. POP -Look-back on the day medley-
11. 寝具でSING A SONG
<アンコール>
12. ここから
13. 夕日の後の夜に
14. 星が降る街
<ダブルアンコール>
15. 寝具でSING A SONG

B.O.L.T Presents Early Summer Tour 2022「RE; B.O.L.T」

2022年5月28日(土)東京都 クラブex
OPEN 16:15 / START 17:00

2022年5月29日(日)東京都 クラブex
[第1部]OPEN 12:30 / START 13:00
[第2部]OPEN 16:30 / START 17:00

2022年6月5日(日)大阪府 ESAKA MUSE
[第1部]OPEN 12:30 / START 13:00
[第2部]OPEN 16:30 / START 17:00

2022年6月19日(日)宮城県 darwin
[第1部]OPEN 12:30 / START 13:00
[第2部]OPEN 16:30 / START 17:00

2022年6月25日(土)愛知県 SPADE BOX
[第1部]OPEN 12:30 / START 13:00
[第2部]OPEN 16:30 / START 17:00

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