今作はThe Mirrazが自らの事務所とレーベルの設立5周年を記録して制作されたもので、彼らがフルアルバムを発表するのは昨年12月にリリースした「Japanese English」以来わずか4カ月ぶり。今作は前作から引き続き2000年代のロックサウンドを意識したアルバム作品で、より洋楽的なアプローチが強くなっている。アルバムタイトルの「人がいなくても、水が流れることがあります。」は男性用トイレによく書かれている注意書きに由来しており、聴き手によって解釈が変わる今作の内容を反映している。畠山承平(Vo, G)は今作の作詞について「言葉の意味よりもメロディや発音に対してのスムーズな言葉の乗せ方を重視した。その中で一番理想的な意味になるように作詞した」とコメントしている。
ジャケットアートワークには畠山自身が描いた「まつ毛が長くなった未来人」のイラストが使用されている。このイラストはスマートフォンの普及により人間は五感の中でも特に視覚を大事にするようになるという未来予測を踏まえて描かれたもの。未来はスマートフォンを見ながらしか人々が行動をしない世の中になっており、スマートフォンを見るために下を見るので前を見る必要すらない、という畠山独自の解釈がイラストに反映されている。
バンドの公式通販サイト・KINOSKではボーナストラック「クソ野郎」を追加収録したバージョンを配信中。また同サイトでは今作のアートワークを使用したスマートフォンケースやTシャツなど独立5周年記念グッズの予約販売も行われている。
The Mirraz「人がいなくても、水が流れることがあります。」収録曲
01. Tax Haven
02. 灰だらけの王
03. チョコレートコロネ
04. Head on
05. ベイト・ボールの内サイクロイド
06. デッドエンドはマッチポンプ
07. ノンバーバル・コミュニケーション
08. Dark Opinion
09. ハラス・モーメント
10. っぽい
11. シンギュラー・ポイント
12. クソ野郎 ※KINOSK限定ボーナストラック
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