この2曲は、DISH//が始動させた「再青」プロジェクトの第1弾としてリリースされたもの。バンドの結成10周年を記念し行われるこのプロジェクトはDISH//がこれまでリリースしてきた楽曲を現在の4人の演奏と歌でリテイクするという内容で、毎月1日に2曲ずつリテイク楽曲が配信される。
また、配信ジャケットは話題のクリエイターと毎回コラボすることが決まっており、プロジェクトのキーカラーである青と、今のDISH//の手によって再び血が通うという意味の赤を統一テーマとしてビジュアルが制作される。「I Can Hear (in 2022)」のビジュアルを手がけたのは覆面アーティストのCOIN PARKING DELIVERY。「猫 (in 2022)」では、フォトグラファーの長田果純がスチールを撮り下ろした。
「I Can Hear (in 2022)」 北村匠海(DISH//) コメント
僕らがメジャーとして、歩み出した最初の曲。
あの時の、衝動でしか前に進めない、とにかく走り出すしかない。そんなこと思いながら突き進んできて、今あの頃を振り返ることができている。
こんな幸せな事ない。今にしかない I Can Hear になっています。
「I Can Hear (in 2022)」 COIN PARKING DELIVERY コメント
過去に作った曲をもう一度いまのDISH//さんが創るということで、当時の曲調から今回の曲調への変化をより可視化できるように精進しました。
ジャケットの端から4点からのエネルギーが集まりいまのDISH//さんだからできる過去からの進化、再構築性も持たせています。
ジャケットを見ながらイメージを膨らませ音楽を感じてもらえれば嬉しいです。
「猫 (in 2022)」 矢部昌暉(DISH//)コメント
匠海と2人で歌RECした5年前。今でもその時の感動を覚えています。今回の歌REC、その感動を軽々越えました。そして今回はメンバー全員での楽器RECまで。この曲はさらに進化します。新しい「猫」をご堪能ください。ちなみに矢部家の3匹の猫は元気です。
「猫 (in 2022)」長田果純 コメント
寂しくて虚しい気持ちも、すべてが過ぎ去った時にはそんな感情になれたことすら幸せだったと気づかされます。この曲を聴いた時は思わず自分の過去と重ねてしまい、心が少しだけ苦しくなりましたが、未来への期待や希望も含まれていて、きっと誰もがこの曲の“猫になった君”であり“僕”なのだと思いました。
ジャケット写真には、特別なものは写っていませんが、誰かに想いを馳せながら窓の外を眺める瞬間がみなさんにもきっとあるのではないでしょうか。
「猫」という曲と聴いた方々を繋ぐひとつの要素になっていれば何よりですが、忘れられない光のように、あの日の空気のように、触れることはできないけど確かに存在していて、消えない思い出とこれから続いていく未来のような、そんな小さな希望を感じていただけたら幸いです。
音楽ナタリー @natalie_mu
DISH//の“再青”プロジェクトが始動「I Can Hear」「猫」リテイクバージョンを本日配信(コメントあり)
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