BLUEの心を奪うのはどちら?SUPER★DRAGON「DRA FES」で2つのユニットが熱い火花

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SUPER★DRAGONが昨日11月14日に東京・チームスマイル・豊洲PITでライブイベント「DRA FES 2021」を開催した。

SUPER★DRAGON(撮影:笹森健一)

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「DRA FES」第1部の様子。(撮影:笹森健一)

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「DRA FES」は、スパドラが毎年グループ結成の周年記念に行っているライブイベント。昨秋のイベントはオンラインライブとして実施されたため、有観客での公演は2019年以来2年ぶりだった。「龍崎高校学園祭」と題された第1部、「6th Anniversary Live」と題された第2部と昼夜で趣向を変えて行われた本公演のうち、この記事では第2部の模様をレポートする。

「DRA FES」第2部オープニングの様子。(撮影:笹森健一)

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今年の「DRA FES」のテーマは「対決!」。そのテーマを色濃く反映させた格闘技イベントのようなオープニング演出で、第2部は幕を開けた。古川毅いわく「リングステージ」と名付けられたこの日の舞台に、メンバーはグループ内ユニットのファイヤードラゴンとサンダードラゴンに分かれて登場した。ファイヤーの4人は赤、サンダーの5人は黄色を基調とした衣装でそれぞれの結束力をBLUE(スパドラファンの呼称)にアピールする。9人全員がずらりと1列に並ぶと、その中央に立つ毅(ファイヤードラゴン)と池田彪馬(サンダードラゴン)はにらみ合って火花を散らし、会場の緊張感と興奮を一気に高めた。

サンダードラゴン(撮影:笹森健一)

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先攻を取ったのはサンダードラゴン。5人はスタートダッシュを決めるべく、バイクを模したフォーメーションで疾走する人気曲「リマカブロ!」を1曲目に選んだ。アッパーなロックサウンドに乗り、伊藤壮吾や柴崎楽が軽快な身のこなしで見せるアクロバティックなダンス、田中洸希のヒューマンビートボックスと、5人は1曲目から惜しみなく手持ちのカードを切って熱狂を誘う。すると、ステージ上の階段に腰かけてそのパフォーマンスをじっと観ていたファイヤーのジャン海渡は「全然ダメじゃねえか、俺らが見本見せてやろうぜ」と仲間に呼びかけ「Let's Get Down」をドロップ。年長組の余裕を見せるようなグルーヴィなボーカルとダンスでBLUEの目を奪い、志村玲於はパフォーマンスを見つめるサンダーの面々を挑発するような余裕も見せた。

ファイヤードラゴン(撮影:笹森健一)

ファイヤードラゴン(撮影:笹森健一) [高画質で見る]

ここから2組はメドレー形式で交互に持ち曲をぶつけ合い、息もつかせぬほどの刺激的な応酬でオーディエンスを釘付けに。サンダーがタオルを手に「Hard Days」でお祭り騒ぎを繰り広げたかと思えば、ファイヤーはミドルバラード「MIKAZUKI」で毅がエモーショナルなボーカルを響かせる。年上の女性へ思い焦がれる思いを歌う「真冬の熱帯夜」では彪馬と洸希が切なくも甘い歌声でボーカルとラップの掛け合いを聴かせてBLUEを魅了。するとファイヤーも「Drive Me Crazy」で恋心が届かない苦しさを涼やかなサウンドに乗せて描き出してみせた。

古川毅と池田彪馬。(撮影:笹森健一)

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BLUEの目を引くための激しい駆け引きは、毅と彪馬のデュエットソング「夢で逢えたら」で小休止。ステージの左右から姿を見せた毅と彪馬は階段をゆっくりと下り、互いに目を合わせながら歌声を重ねて優しいハーモニーを響かせる。オープニングでのにらみ合いとは正反対の光景でBLUEを楽しませたのち、続いて展開されたのは毅、彪馬以外のメンバーによるダンスバトル。ステージ上段に上がったファイヤーとサンダーは個人技、チーム技、さらには2組の合わせ技など多彩な見せ方で熱い戦いを表現した。

ダンスバトルの様子。(撮影:笹森健一)

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「戦いはまだ終わってねえ。精一杯戦うにはみんなの声援が必要なんだ!」とジャンがフロアに呼びかけると、「Halftime show」と題されたブレイクタイムへ。ここではパーカッシブなダンストラックに乗せて9人が力強く躍動するダンスショーが繰り広げられた。バトルの折返し地点、赤と黄の“戦闘服”からジャケットスタイルに着替えた9人は、ここから「My Playlist」「Summer Breeze」といった洒脱なナンバーを全員で歌い踊り、9人編成ならではのダイナミックなフォーメーション展開、2人のボーカリストと3人のMCによる彩り豊かな歌唱表現というSUPER★DRAGONのグループとしての持ち味を遺憾なく発揮してみせた。

池田彪馬と田中洸希。(撮影:笹森健一)

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11曲を終え初めて設けられたMCタイムで、松村和哉は昨年の「DRA FES」が無観客開催だったことに触れ「有観客でDRA FESができることをうれしく思います」と言葉を噛み締める。また「対決!」という公演テーマについて毅が「こんなことができるのも我らの魅力」と語ると、ジャンは「オープニングの壮吾の目つきが怖くて!」と、いつも優しい笑顔を浮かべている壮吾の“変化”を告白し、9人がそれぞれにバトルを楽しんでいる様子をBLUEに伝えた。

SUPER★DRAGON(撮影:笹森健一)

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毅が「ここからのDRA FESも楽しんでいきましょう!」と言うと、メンバーは最新ナンバー「X」でステージを再開させる。うごめくようなフロアダンスから始まり、彪馬の爆発力のあるボーカル、和哉のバリトンボイスのラップと冒頭から一気にBLUEを惹き付けた彼ら。サーチライトに照らされながらドープな世界観を描き出したかと思えば、続けて披露されたのは晴れやかなサウンドで穏やかな休日のひとときを歌う「SHOPPING TIME」。思わず「ギャップがすごい」と笑い合いながら、9人は穏やかな表情で楽しげにステップを踏んだ。

ファイヤードラゴン(撮影:笹森健一)

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ここで壮吾が「今回『対決!』というテーマでやってきましたけど、どうですか?」とメンバーに問いかけると、ジャンは「メドレーは、俺らもやっていて楽しかったよね。相手には『自分たちにはできないな』と思えるところもあって」と、サンダーを称えるひと言。続けて毅が「相思相愛、尊敬です!」と言うと突如として音楽が鳴り響き、ファイヤーがサンダーの「Take It To The Top」を、サンダーがファイヤーの「Blackjack」をそれぞれ披露し合うシャッフルコーナーが展開された。この日ならではのスペシャルな演出にBLUEが大いに盛り上がる中、ファイヤーもサンダーもまるで自身の持ち曲のような完璧な歌とダンスで互いの曲を表現し、相手への深いリスペクトをパフォーマンスににじませていた。

サンダードラゴン(撮影:笹森健一)

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玲於や飯島颯もボーカルに参加する「On My Way」でファイヤーの4人がファンキーに体を揺らせば、サンダーの5人はレゲエフレイバーの「Caravan」で野性的なビートに乗って躍動した。ファイヤードラゴンとサンダードラゴンという異なる2つの個性の共存と、9人が1つになったときの爆発力というSUPER★DRAGONの魅力が凝縮された「DRA FES」第2部の本編は、全員による「SWEET DEVIL」で幕引きに。ジャンは「ファイヤーとサンダーのこの熱い気持ちに付いて来れてんのか? ブチかまそうぜ!」と最後まで力強くBLUEに呼びかける。ラウドでアッパーなサウンドがライブハウスに轟く中、9人は圧倒的な熱量のパフォーマンスでこの曲を駆け抜けた。

SUPER★DRAGON(撮影:笹森健一)

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BLUEの熱のこもった拍手に応えてステージに戻った9人は「Endless Dance」でステージを再開。互いに肩を組んだりふざけあったりしながら全員でステージ左右の端まで歩みを進め、フロアの最後方までを埋め尽くす青い光を柔らかな表情で見つめた。ラストナンバーを前に、毅は今年のグループの活動を振り返り「(ひさびさの有観客公演だった)『NEO CYBER CITY』では探り探りな部分もあったけど、自分たちはいつも『来てくれた人の人生を変えてやる』くらいの気持ちでライブをしているから。それを受け取って、こうして『DRA FES』にたくさんの方が来てくれていることがうれしいです」とBLUEに感謝。すると、メンバーは昨年無観客の同会場で行った「DRA FES 2020『BOX WORLD』」で豊洲PITのフロアに巨大なキューブ型のステージセットを組んだことに触れ「その場所にファンのみんなが来てくれたのが感慨深い」と口にする。毅が「俺らアリーナ、ドーム、絶対行くから。そこで『BOX WORLD』再現しよう」と言うとメンバーもBLUEも盛り上がり、これに毅は「俺ら、めちゃくちゃ夢あんじゃん。未来しかないじゃん?」と笑顔を浮かべていた。

SUPER★DRAGON(撮影:笹森健一)

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キメ顔でキラーフレーズを放った毅を見てメンバーが大笑いする中、毅は「こうやって笑い合える時間を共有できるのが幸せ」と客席に向かって語りかけた。「また“きっと絶対”会えるよという気持ちを込めて、この曲を届けて帰ろうと思います」。彼がそうに伝え、スパドラが最後にBLUEに送ったナンバーは「KITTO→ZETTAI」。彪馬と毅は冒頭のフレーズをアカペラで歌い上げ、BLUEは美しく重なり合うハーモニーにじっくりと耳を傾ける。9人はフロアを青い光で染め上げるBLUEに力強く再会を約束し、晴れやかな表情でこの日のライブを締めくくった。

SUPER★DRAGON(撮影:笹森健一)

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なお、公演終了後には2022年の春ツアー「SUPER★DRAGON 2022 SPRING ONEMAN LIVE TOUR」(仮)の開催が発表された。このツアーでは3月24日の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演を皮切りに6都市で全8公演が行われる。

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SUPER★DRAGON「DRA FES 2021」2021年11月14日 チームスマイル・豊洲PIT 第2部 セットリスト

01. リマカブロ! / サンダードラゴン
02. Let's Get Down / ファイヤードラゴン
03. Hard Days / サンダードラゴン
04. MIKAZUKI / ファイヤードラゴン
05. Rock Tonight / サンダードラゴン
06. Piranha / ファイヤードラゴン
07. 真冬の熱帯夜 / サンダードラゴン
08. Drive Me Crazy / ファイヤードラゴン
09. 夢で逢えたら
10. My Playlist
11. Summer Breeze
12. X
13. SHOPPING TIME
14. Take It To The Top(ファイヤードラゴンver.) / ファイヤードラゴン
15. Blackjack(サンダードラゴンver.) / サンダードラゴン
16. On My Way / ファイヤードラゴン
17. Caravan / サンダードラゴン
18. SWEET DEVIL
<アンコール>
19. Endless Dance
20. KITTO→ZETTAI

SUPER★DRAGON 2022 SPRING ONEMAN LIVE TOUR(仮)

2022年3月24日(木)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
2022年3月25日(金)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)※2部制
2022年3月28日(月)福岡県 Zepp Fukuoka
2022年3月30日(水)大阪府 Zepp Namba(OSAKA)
2022年4月1日(金)愛知県 Zepp Nagoya
2022年4月3日(日)宮城県 SENDAI GIGS
2022年4月5日(火)北海道 Zepp Sapporo

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