AIがデビュー20周年記念ツアーでNHK朝ドラ主題歌を初披露、家族登壇でバースデーサプライズも

AIが昨日11月1日に東京・東京国際フォーラム ホールAでデビュー20周年記念ツアーのファイナル公演「AI 20周年記念TOUR”IT’S ALL ME”FINAL -AI BIRTHDAY SPECIAL-」を開催した。

AIの誕生日前日に行われたこのライブにはAwich、¥ellow Bucks、Mizkiがゲスト出演。「Believe」「ママへ」「Story」といった代表曲のほか、NHK連続テレビ小説ドラマ「カムカムエヴリバディ」の主題歌「アルデバラン」も初披露されるなど、スペシャルなステージとなった。

ライブは「I Wanna Know」でスタート。AIはストリングスカルテットを交えたバンドの演奏に乗せて「VOICE」や「Not So Different」といったメッセージ性の強いを楽曲を次々と披露した。「Music Is My Life」ではピアノとバイオリンのクラシカルな音色とともに感情豊かな歌声が広がり、「LIFE」ではブルースを感じさせるギターサウンド、「ママへ」ではファンクなベースサウンドとAI、植松陽介、高橋あず美によるハーモニーが響きわたる。そしてドラムソロからメンバー全員で「キラキラ」が演奏され、会場は温かい空気に包まれた。ライブ終盤にはAIがホイットニー・ヒューストンの名曲「I Have Nothing」をダイナミックに歌唱。最後に「Story」が披露されると、観客が両手を上げて体を揺らした。

アンコールではゲストが次々と登場。まずはAIと同じ事務所の後輩にあたるMizkiが映画「アナと雪の女王2」の楽曲「Into the Unknown」と新曲「River」を歌う。さらに¥ellow Bucks、Awichがステージに現れ、AIと「THE MOMENT feat. ¥ellow Bucks」「Not So Different Remix feat. Awich」をコラボレーションで披露した。

またAIは森山直太朗が作詞作曲した新曲「アルデバラン」をパフォーマンス。温かさと力強さを兼ね備えたメロディでオーディエンスの心を揺さぶった。ここでAIの夫であるHIROと長女の平和ちゃんがサプライズで大きなケーキを携えてステージに登場。平和ちゃんが「Happy Birthday to You」を歌うと、客席から温かい拍手が送られた。

ラストナンバーは「ハピネス」。ライブバージョンのアレンジを手がけたNAOTOも姿を見せ、高揚感あふれるセッションが繰り広げられた。最後にはAIが「ファイナルをやれて、本当によかったです。また近いうちに会いましょう！」述べ、記念すべきライブを締めくくった。