AKB48の58枚目シングルはグループ単独作品に、柏木由紀が涙「私たちだけに任せてもらえてうれしい」

AKB48の58thシングル（タイトル未定）が9月29日にリリースされる。

この情報は昨日5月23日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された「17LIVE presents AKB48 15th Anniversary LIVE AKB48単独コンサート～好きならば好きだと言おう～」内で明かされた。このシングルは2010年12月に発表された19thシングル「チャンスの順番」以来10年9か月ぶりのAKB48単独作品。カップリング曲を含めて姉妹グループメンバーの参加は予定されておらず、AKB48選抜メンバーのみによる楽曲が収録される。公演中に今作のリリースを知らされた柏木由紀は「AKB48だけに任せてもらえたのはうれしいかな……あれ！けっこううれしいかも!!」と涙ながらにコメントした。

また7月からAKB48による新番組が某キー局で放送されることも同公演中に明かされた。2019年9月に終了した日本テレビ「AKBINGO!」以来、グループにとって約1年10か月ぶりの地上波冠番組の仮タイトルは、「乃木坂に、越されました。～崖っぷちAKB48の大逆襲～（仮）」。ライブ中にこの情報をサプライズ発表されたメンバーは、「え？どういうこと!?」「嘘ー!!」「これがタイトル？」と大慌てし戸惑いを隠せない様子だった。

なお昨日行われたAKB48単独コンサート「～好きならば好きだと言おう～」は、「今までのAKB48もこれからのAKB48も大切にしていきたい」という願いを込めてグループ最年長の柏木が演出を担当した公演。グループ、チーム、ユニット別に加え、「アイドル」「歌うま」といったカテゴリに分かれてのパフォーマンスなどさまざまな趣向を凝らしたステージが展開され、新旧の楽曲で構成された計48曲のセットリストが披露された。

ファンへの思いを歌った楽曲「ファンレター」では、柏木が「私たちの思いや気合いが皆さんに伝わっているとうれしいなと思います」とコメント。前日に同会場で行われた公演「～桜の咲かない春はない～」で、最後の1期生だった峯岸みなみが卒業したことを受け、「1期生が全員卒業した今、今までのAKB48、AKB48を作り上げてきてくれたメンバーへの感謝の気持ちを忘れず、もっともっと大きなステージに向かって歩んでいきたいです。これだけたくさんのアイドルがいる中で、私たちAKB48を選んで応援してくださっているファンの皆さんにとって、誇りに思える、胸を張って心の底から好きだ！と言えるグループでありたいと思います」と述べた。またAKB48グループ総監督・向井地美音は、峯岸の卒業公演と当日昼に行われたチーム8の全国ツアー「～47の素敵な街へ～ファイナル 神奈川県公演『真っ青な空を見上げて』」を踏まえ、「この2日間盛りだくさんあって、本当にAKB48が大好きだなって、メンバーのみんなもファンの皆さんも、改めて思ってくれたと信じています。先輩たちがつないできてくれたこのAKB48を、私たち今の世代でつないでいけるようにがんばり」と感動の涙を浮かべて語った。