SPARK!!SOUND!!SHOW!!、熱狂的パフォーマンスで解放感もたらしたハピダイツアーファイナル

SPARK!!SOUND!!SHOW!!が、4月24日に東京・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブツアー「SPARK!!SOUND!!SHOW!! 2021 TOUR "HAPPY BIRTH DIE"」の最終公演を行った。

1月16日の千葉公演を皮切りに全国26カ所を回るツアーを行ってきたスサシ。新型コロナウイルス感染拡大に伴う3度目の緊急事態宣言の発令によりツアーファイナルは実施が危ぶまれたが、発令前日に有観客で無事開催され、ライブの模様はLIVEWIREで生配信された。

ステージに現れた4人は「死ぬほどチョケまくりましょう」というタナカユーキ（Vo, G）の呼びかけから「DEATHTRUCTION」でライブの口火を切ると、テレビアニメ「アクダマドライブ」のオープニングテーマ「STEAL!!」や「あいどんのう」といった攻撃的なナンバーを次々とフロアにぶつける。「ヘビーローテンション」に続く「感電！」ではユーキ、チヨ（B, Cho）、タクマ（Key, G, Cho）のフロント3人がステージを目一杯に使って大暴れ。照明とVJが狂気的なムードを演出する中、観客も拳を振り上げて盛り上がった。MCを挟んで4人は「ダンザーラ」でパフォーマンスを再開し、続けて「BRUSH UP」を激しく演奏。「今からこの4人と会場全体でエミネムになります」というユーキの宣言から、観客のクラップに乗せて「ドカーン」を披露し、アグレッシブなサウンドの「TOKYO MURDER」につなげた。そしてライブ前半を締めくくったのは、ブルース・リーでおなじみの黄色いトラックスーツを着たイチロー（Dr, Cho）によるソロパフォーマンス。イチローはエキセントリックなアクションを全力で繰り広げ、ステージを左右に駆けて客席にウェーブを巻き起こした。

激しいサウンドでフロアを沸かせ続けたライブ前半とは打って変わり、ライブ後半はユーキとタクマによる「still dreamin'」でさわやかに幕開け。レゲエナンバー「ミッドナイトサイダー」でチヨ、「Urban kill」でイチローを迎えつつ、アコースティックセットでライブを進行し、タクマが演奏するピアノの音色に乗せてユーキが繊細な歌声を響かせた「good sleep」では、観客が点灯させたスマホのライトがエモーショナルなムードを生み出した。メロウな「ゆーれい」からスサシはライブ前半同様のバンドセットでパフォーマンスを展開し、現体制の4人で作った初めての楽曲「good sleep」をもう一度演奏。「かいじゅうのうた」「NU ERA」といった激しいナンバーを挟みつつ、メッセージ性の強い「アワーミュージック」をしっかりと聴かせる。そしてライブ終盤、「good die」を皮切りに、スサシは「†黒天使†」「GODSPEED」とハードなナンバーを連発。さらに「MARS」「スサシのマーチ」「南無」とキラーチューンを怒涛の勢いで畳みかけて観客に解放感をもたらし、最後はインスト曲「MAD AGE」からの「MAD HYMN」で最高潮の盛り上がりを作り上げた。

なおスサシはイラストレーターの原田ちあきをゲストに迎えたニューシングル「HAPPY BIRTH DIE feat. 原田ちあき」を6月30日にリリース。7月からはツーマンツアーを行う。ツアーのゲストアーティストは後日発表予定で、イープラスではチケットの先行予約を5月9日23:59まで受け付けている。