私立恵比寿中学、MCなし18曲連続パフォーマンスで魅せた6人体制の集大成

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私立恵比寿中学の全国ツアー「私立恵比寿中学 Best at the moment series『6Voices』」のファイナル公演が、昨日4月30日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて行われた。

「私立恵比寿中学 Best at the moment series『6Voices』」ファイナル公演の様子。

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私立恵比寿中学

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エビ中の全国ツアー開催は2019年秋に行われた「私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019~世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい~」以来、約1年半ぶり。5月5日の新メンバー加入を控えて現在の体制で行う最後のツアーとなる今回は、約3年半にわたる6人体制の集大成を見せるべく、各メンバーにスポットを当てた構成でのステージが繰り広げられた。

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開演時刻を迎えるとメンバーが気合を入れる声、そして「ebiture」が場内に流れる。過去のさまざまなライブの模様を切り取った映像が中山莉子をフィーチャーしたものに切り替わったあと、中山と真山りか、星名美怜、柏木ひなた、小林歌穂がステージに登場した。1曲目を飾ったのは「オメカシ・フィーバー」。さらに「制服“報連相”ファンク」、中山がイントロでハイトーンのシャウトを決める「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」と、中山をメインに据えた選曲で今回のライブのコンセプトをエビ中ファミリー(エビ中ファンの呼称)にアピールした。

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小林を中心に映した映像に続いては、彼女の澄んだ歌声がイントロで響き渡る「感情電車」へ。そして「SHAKE! SHAKE!」「ラブリースマイリーベイビー」と、小林のさわやかなボーカルが印象的な楽曲でファミリーを魅了する。柏木をフィーチャーしたパートは、彼女の歌唱力が存分に発揮された「I'll be here」から始まり、「紅の詩」「スーパーヒーロー」での5人の力強いユニゾンへとつなげた。

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星名のパートは「未確認中学生X」でハイテンションにスタート。パステルカラーの照明に照らされながら「藍色のMonday」を披露したあとは「PANDORA」のアグレッシブなパフォーマンスが展開された。その後は休養中の安本彩花のブロックへ。過去のライブでの安本による曲紹介の映像に続き「涙は似合わない」が披露される。メンバー5人はステージ前方に横1列に並び、安本に届けるかのようにまっすぐな歌声を響かせた。続けて「君のままで」「ジャンプ」もパフォーマンス。これらの3曲では5人の声に安本のボーカルも乗せられ、“6人体制”のパフォーマンスをファミリーに力強く届けた。

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ステージにスタンドマイクが並べられたあと、真山のパートは彼女の大人っぽい歌声が牽引する「愛のレンタル」から始まる。その後も「大人はわかってくれない」「春の嵐」と、情感豊かなボーカルが楽しめる楽曲が続いた。18曲をMCなしで連投したメンバーは、ここで初めて安本のVTRも交えた自己紹介に入る。中山は「まあ、あとちょっとで終わるんですけど(笑)。この景色を胸に刻んでいってください」とファミリーに呼びかけた。

スクリーンに映る安本彩花。

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安本の映像とともに6人で「HISTORY」を歌い上げたあとは「Family Complex」へ。パワフルなパフォーマンスに客席のファミリーもサイリウムを振り上げながらのジャンプで応えていた。柏木の「続いての曲が最後の曲です。私たちにとっても、ずっと大切に温めてきた曲です」という言葉に続いて披露されたのは「イエローライト」。安本の直筆による歌詞がスクリーンに映し出される中、5人はそれぞれの思いを乗せて丁寧な歌声を届けた。曲が終わると柏木は今回のツアーに続き、6月に全国3都市でコンセプトライブ「MOVE」を開催することを発表。ファミリーを喜ばせたのち、5人は手を振ってステージをあとにした。

バトルの最中にインスタ用の写真を撮影する星名美怜(左)。

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全曲のパフォーマンスが終わったかと思いきや、場内には舞台袖でメンバーが「ファイナルなのにこんなにあっさり終わっていいの?」と大騒ぎする寸劇の音声が流れる。状況を収拾すべく中山が「ここはひとつ、あの曲で締めよう!」と叫んだかと思うと、「サドンデス」のイントロに乗せてメンバーが再びステージへ。大騒ぎのパフォーマンスが終わると、今回のツアーで恒例となっていたメンバーのうち1名からの挨拶へと突入した。ファイナルでは柏木が休養中の安本から寄せられた手紙を読み上げる。安本は「皆さんのライブへの感想を耳にして、6人の集大成に参加できなかったことが悔しいです」と率直な思いを述べ「この6人の物語は『ebichu pride』(2018年1月に東京・日本武道館で開催された6人体制初ライブ)から始まりました。6人で支え合い乗り越えられたのは、ここにいる仲間のおかげです」とメンバーへの感謝を語った。

安本彩花の手紙を読み上げる柏木ひなた。

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自身の病気が発覚したときに一緒に泣いてくれたというメンバーへの安本の思いを柏木が読み上げると、全員の目が潤み出す。各メンバーの優しさを安本の言葉が語る中、1人だけ「そして、中山莉子」とあっさりスルーされた中山は「えっ、ちょっと待って!?(笑)」と思わず突っ込み、場内は笑いに包まれた。そして安本の手紙は新メンバー加入を控えたファミリーに向けた「この最強な仲間に新しいメンバーが加わります。会いたくて会いたくて震える寸前です。私たちはどんな嵐もぶっ飛ばすので、安心して付いてきてください」という言葉で締めくくられた。

エビ中の絆を思い涙ぐむ星名美怜(中央)。

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安本の笑いあり涙ありのメッセージを読み上げた柏木は「スタッフさんが私が漢字が読めないと思って、(原稿に)めちゃくちゃふりがなが振ってある(笑)」と暴露し、ファミリーを笑わせた。最後に星名がメンバーを代表し「昔のエビ中は学校や部活みたいに大人から導かれていたけど、この6人になってお互いのことを自分のことのように考えられるようになりました。今の温かい空気感に、新しいメンバーにも溶け込んでもらいたい。お互い高めあって、みんなで手をつないで駆け上がりたいです」と、涙をこぼしつつ新体制に向けた思いを激白。熱いパフォーマンスとそれぞれの言葉を通じて6人体制の最終形をファミリーに伝えた。

5月5日に行われるメジャーデビュー9周年ライブは新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言のため、無観客配信ライブとしてニコニコ生放送で配信。昼夜2部制のライブのうち1部は安本のプロデュース公演、2部は新メンバーお披露目公演として実施される。

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「私立恵比寿中学 Best at the moment series『6Voices』」2021年4月30日 パシフィコ横浜国立大ホール セットリスト

01. オメカシ・フィーバー
02. 制服“報連相”ファンク
03. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
04. 感情電車
05. SHAKE! SHAKE!
06. ラブリースマイリーベイビー
07. I'll be here
08. 紅の詩
09. スーパーヒーロー
10. 未確認中学生X
11. 藍色のMonday
12. PANDORA
13. 涙は似合わない
14. 君のままで
15. ジャンプ
16. 愛のレンタル
17. 大人はわかってくれない
18. 春の嵐
19. HISTORY
20. Family Complex
21. イエローライト
22. サドンデス

私立恵比寿中学メジャーデビュー9周年記念ライブ

1部「エビの踊り食い produced by 安本彩花」

START 15:00
配信URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv331575036

2部「初夏のエビ増量キャンペーン※新メンバー発表」

START 19:00
配信URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv331575120

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