HISASHIワールド炸裂!「GLAY流エンタメの逆襲」配信ライブ第2弾はギミック満載

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GLAYの4カ月連続配信ライブ企画の第2弾となる「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」が、本日4月29日に各プラットフォームで展開された。

「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」の様子。(撮影:田辺佳子)

「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」の様子。(撮影:田辺佳子)

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先月スタートした「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK」は、各公演ごとにGLAYのメンバー4人がそれぞれプロデューサーを務め、自身が手がけた楽曲のみで構成したセットリストをもとにライブを行う企画。第2弾では、2021年のGLAYのテーマ「エンタテインメントの逆襲」の発案者であるHISASHI(G)プロデュースによるステージが繰り広げられた。

ライブ配信前には、“前哨戦”としてHISASHIのインタビューが流れるコーナーが。彼はコロナ禍におけるエンタテインメントの在り方や「RESONANCE vol.3」のコンセプト、新型コロナウイルス感染拡大の収束時期が見えない中でGLAYとしてどう活動していくべきかメンバーと話し合っていたことを真摯に語った。

HISASHI(G)(撮影:田辺佳子)

HISASHI(G)(撮影:田辺佳子)[拡大]

「GLAYはずっと転がっていたほうがいい気がする」「どんな状況でも、GLAYを止めることはしない選択を選んでいきたいと思います」。そんな決意表明から画面がライブ会場に切り替わり、HISASHIとサポートメンバーのDJ Mass MAD Izm*(DJ / ViViD Neon*、LEONAIR)によるユニット・HSMSのテーマ「Theme of HSMS」でライブがスタート。「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」の文字をボディにペイントし、ランプシェードを被った4体のマネキンがソファーに鎮座する後ろで、HISASHIがギターをかき鳴らし、DJ Massが機材を繰る。そして泰然と座ってカメラを見つめるTERU(Vo)の姿が切り取られたのち、「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」のタイトルロゴが大きく映し出された。

この日の配信ライブは、随所でHISASHIらしい遊び心たっぷりの演出が盛り込まれ、見どころ満載の内容に。TERUが緊張感をたたえた声で歌唱した「Synchronicity」では映像がモノクロになり、ミステリアスな楽曲の世界を引き立てる。続く「GIANT STRONG FAUST SUPER STAR」では、マネキンの前で朗々と歌うTERUの周りをカメラが旋回し、アグレッシブで躍動感のあるサウンドを盛り上げた。普段のライブでなかなか披露されないレア曲と凝った演出に視聴者が興奮する中、続いて披露されたのはHISASHIが作詞作曲を手がけ、DJ Massが編曲に携わった藍井エイル「シューゲイザー」。サポートのREO(Key / ViViD Neon*、LEONAIR)が弾くきらびやかな音色と、DJ Massによるスタイリッシュなトラックに乗せて、TERUが切々と歌い上げる。さらに間奏でHISASHIのギターソロが炸裂するなど、GLAYアレンジの「シューゲイザー」が視聴者に届けられた。

TERU(Vo)(撮影:田辺佳子)

TERU(Vo)(撮影:田辺佳子)[拡大]

そのままライブが続くかと思われたとき、画面にはスタジオにいるHISASHIの姿が。彼は「『シューゲイザー』はいつかGLAYで披露してみたかった曲」「『Synchronicity』はメンバープロデュースだからこそできる曲ですよね」など、細かな楽曲の解説を繰り広げる。さらに「ライブの途中に私が入り込むってストーリーテラーですよね。もうタモリさんですかね(笑)」「私の曲は短いんですよ。怒涛のように詰め込んだスタイルが好きなので尺が足りないんですよ。だから、かさ増し的なトークで稼ごうかと……」と、インタビュー映像を挟んだ理由を説明して視聴者を笑わせた。「なんでこんなタイトルを付けたのか……」と自らツッコミを入れるHISASHIの言葉から、画面は再びライブ会場に切り替わり、「電気イルカ奇妙ナ嗜好」が始まる。この曲では映像が縦に360度回転するという、独特の手法を取り入れたカメラワークがメンバーの手元や会場の様子を躍動的に捉え、コミカルかつシュールな楽曲の魅力を視覚的に伝えた。

TAKURO(G)(撮影:田辺佳子)

TAKURO(G)(撮影:田辺佳子)[拡大]

JIRO(B)(撮影:田辺佳子)

JIRO(B)(撮影:田辺佳子)[拡大]

DJ MassとREOという2人の強力な助っ人の手によって、オリジナルバージョンとは異なるアレンジで歴代のGLAYナンバーが楽しめた今回の配信ライブ。「妄想コレクター」はJIRO(B)の重厚なベースやDJ Massの打ち込みのトラックを軸としたスローテンポのアレンジが施され、さらにREOの弾くキーボードの音色が憂いを帯びたTERUの声に絡みヒリヒリとした雰囲気を倍増させた。また4:3の画面比率で配信された「Surf Rider」では、ノイジーなギターと華麗なピアノの音が溶け合い、カオスなサウンドスケープが描き出される。その中でTERUとHISASHIは並び、まっすぐに客席を見据えながら声を重ねた。DJ Massの手によってよりダンサブルさを増した「微熱(A)girlサマー」では、TERUとTAKURO(G)が向かい合い、掛け合うようにパフォーマンスを展開。JIROも跳ねるようなベースで高揚した空気を作り出す。今回の配信ライブの主役であるHISASHIは、TERUの「HISASHI!」のコールに応えて満足そうな表情でギターソロで弾むような旋律を奏でた。

ラストナンバーの「ROCK ACADEMIA」が始まるタイミングで、HISASHIはギターを置きTERUの横に。2人は背中合わせになったり、カメラに向かって拳を突き出したりしながら、HISASHI流のバンドアンセムをツインボーカルで熱唱する。最後にTERUは「みんなありがとう! こんな感じでGLAYはエンタテインメントし続けていきます」と画面の向こうに呼びかけ、HISASHIは「ありがとう!」と叫ぶ。その後、HISASHIの愛犬の食事シーンを皮切りに、リハーサル中の映像を織り交ぜたエンドロールが流れ、和やかなムードの中で「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」は終了した。

本日の公演のアーカイブ映像は、明日4月30日17:00から5月14日23:59まで各プラットフォームにて配信される。配信チケットの販売期間は5月14日21:00まで。なお、JIROプロデュースの「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIFETIME MUSIC」は、5月21日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで有観客形式で収録されたのち、5月29日(土)に配信される。

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GLAY「THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK RESONANCE vol.3」2021年4月29日 セットリスト

01. Theme of HSMS
02. Synchronicity
03. GIANT STRONG FAUST SUPER STAR
04. シューゲイザー
05. 電気イルカ奇妙ナ嗜好
06. 妄想コレクター
07. Surf Rider
08. 微熱(A)girlサマー
09. ROCK ACADEMIA

THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIFETIME MUSIC(プレゼンツメンバー:JIRO)

配信日時:2021年5月29日(土)19:00~21:00
<出演者>
GLAY / TOSHI NAGAI / ハジメタル / ストリングス

THE ENTERTAINMENT STRIKES BACK LIVE at HOME vol.6(プレゼンツメンバー:TERU)

配信日時:2021年6月26日(土)19:00~21:00
<出演者>
GLAY / TOSHI NAGAI / 村山☆潤 / ストリングス

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HISASHI @HISASHI_

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