PIGGSは強いぞ負けないぞ！ツアーファイナルで力強く宣言「がむしゃらに戦い続けます」

PIGGSが本日4月28日に東京・LIQUIDROOMでライブツアー「GREAT MUSCLE TOUR」のファイナルを開催した。

PIGGSは3月下旬に本ツアーをスタートさせたが、ツアー開幕直前に休養を発表したUMIが4月13日にそのままグループを脱退。その後、グループ始動1周年を迎え、4月21日には1stシングル「T.A.K.O」を発表した。プー・ルイ、SHELLME、BAN-BAN、CHIYO-Pの4人で再スタートを切ることになったPIGGSは、「#PIGGSは強いぞ負けないぞ」という新シングルやツアー関連のハッシュタグに込められた意気込みからも伝わるように、各地で気迫みなぎるパフォーマンスを繰り広げた。

前日4月27日のセミファイナルに続いてLIQUIDROOMのステージに立ったPIGGSが、キラーチューン「KICKS」でライブを開始すると、観客の振るサイリウムがカラフルにフロアで揺れる。4人はミディアムテンポのダンサブルな楽曲「ザ・ストレンジャーズ」で「私たちは1つ」というメッセージを力強く届け、続く「THANK YOU FUCK YOU」「ヴェルヴェット思想家」「クマンバチの独白」では強烈な低音がフロアを包み込んだ。序盤から攻めのセットリストで観客を熱くさせたPIGGSは、6曲目のキャッチーな「Moonage Driver」で笑顔を見せ、自己紹介のあとにはグラムロックテイストの「エクスターミネーター」、疾走感のあるロックチューン「スーサイドマリー」などを次々に披露。観客は両手を上げて、メンバーと同じように踊りを楽しんだ。

ライブ後半、PIGGSは「飛べない蛇」のピアノ伴奏のみのバージョンを熱唱。さらに「フォーエバー・ヤング」でプー・ルイとCHIYO-Pが渾身のハイトーンボイスを聞かせるなどエモーショナルなライブを展開した。最新シングル「T.A.K.O」のカップリング「Beat Crazy」をパフォーマンスしたあと、プー・ルイがコメント。「PIGGSが始動して約1年が立ちました。この1年間、本当にたくさんの人たちの愛に支えられて活動することができました。みんなのおかげで今日もこうやってステージに立って、ライブができています。もう誰ともさよならはしたくないです。今日ここに来てくれているみんなと、配信を観てくれているみんなと、全員を離したくないです。全員で未来を生きたいです。みんなの笑顔が大好きです」と思いを伝えた。そんな言葉のあと、PIGGSは「フューチャー・スターダスト」「とらえる」と前向きなメッセージが込められた楽曲をファンに捧げ、ステージをあとにした。

アンコールではまずBAN-BANが挨拶。「PIGGSは今日のこのツアーファイナルに至るまで、何もかもうまくいったわけではありませんでした。たくさん悩むこともあるし、悲しいことも悔しいことも、いっぱいいっぱいになってしまうこともありました。それでもPIGGSは負けません。戦い続けます。弱い自分に負けそうになっても、前を向いて戦い続けることができるのは、それ以上に燃える気持ちがあるから、背負うものがあるから。PIGGSとして歌って踊って生きることが楽しいから。ぶーちゃんズ（PIGGSファンの呼称）と一緒に見たい景色があるからです。PIGGSはまだまだ始まったばかりです。これからもいろんな困難に直面することがあるかもしれません。それでもPIGGSはがむしゃらに戦い続けます」と力強く語った。PIGGSは困難に負けない強い気持ちを込めて最新曲「T.A.K.O」を熱唱。そして人気曲「モナ・リザ」で熱くライブを締めくくった。

これでライブは終わりかと思いきや、鳴り止まない拍手の中、ダブルアンコールに突入。PIGGSは新衣装に身を包み、新曲「VISITOR」を初披露。腕にGoProを付けた状態でパフォーマンスを展開したあと、さっそうとステージをあとにした。この曲は今夏、リリースされる予定とのことだ。

なお終演後にはダブルアンコールで着用した新衣装のアーティスト写真が公開された。今後のPIGGSの活動に注目だ。