「PLAYFUL」は光一が約6年ぶりにリリースするソロアルバム。本作では「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」などの人気シリーズを手がけるスクウェア・エニックスとのコラボレーションが実現した。アルバムのビジュアル制作、およびショートムービー「V」のプロデュースや制作を手がけたのは、映像作品「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」で共同監督を、映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」でアニメーション総監督を務めた野末武志氏。「V」の作曲および編曲は数々のスクエニ作品を手がけている水田直志氏が担当した。
ショートムービーの発表会には光一と野末氏が登壇し、制作時のエピソードや作品に対する思いを語った。光一はスクエニの松田洋祐代表取締役社長が自身の舞台に足を運んだ際に「何か新しいエンタテインメントが生まれれば」という話をしたことがきっかけだったと振り返る。一方、野末氏は光一が「ファイナルファンタジー」ファンだということは社内で有名だったと明かし「社内でも『何か取り組みができないか』という話があったんです」と語る。「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」の大ファンで、特に「ファイナルファンタジーXI」の総プレイ時間が900日以上に及ぶという光一は、今回のコラボレーションを「僕にとっては盛大な職権乱用なんですよね!(笑)」と喜び、野末氏は「この話が来たとき、逆に僕はついていけるのか?と思いました(笑)」と明かした。
今回のショートムービーは光一が1人2役で扮する王と影武者が主人公。彼らと物の怪の戦いを、光一本人のモーションキャプチャを含む実写やフルCG映像のハイブリッドで描いている。光一はCGとの“競演”について「もはや俺はいらないんじゃないか、CGでいいんじゃないかと思ってしまうくらい。痛い思いもしなくてすみますし(笑)。でもCGに負けていられないですよね、生身でできる可能性を追求していきたいです」と語る。そのCGの制作側である野末氏が逆に「舞台を拝見したときに、歌いながら踊りながら殺陣もやっていて『この人は本当はCGなんじゃないか』と思いました」と話すと、光一は報道陣に向けて「皆さん、今ここにいるのは本物だと思ってるかもしれないけどCGですよ?(笑)」とふざけてみせた。
この企画が本格的に始動した時期にはすでにジャニー喜多川氏は亡くなっていたとのことだが、光一はその時期を振り返る場面で目線を天井に向け「あっ、ごめんなさい勝手に(笑)」と語りかける。そして「ジャニーさんが聞いていたらどうだったか真似しますね」と、椅子に座った状態で脚を伸ばしながら「へー……終わりです!(笑)」と実演して報道陣の笑いを誘い「基本的にあの人は口を出さないので。でもこういう話をしたらジャニーさんなりの新しいものを考えたんじゃないかと思います。それも聞きたかったですね」と話した。
コラボの今後の展開について光一は「できればこれが“最初で最後”ではなく序章であってほしい。AIを組み込んだり、VRで視聴できたり、どんどんいろいろな枝が広がっていくと思います。今回のデータをファンの方にお届けして好きなことをしゃべらせるとか……すごいキモいこといっぱい言わされるんでしょうね(笑)」と予測する。そして「最後にならないように、皆さんにも応援していただきたいなと思っています」とファンに呼びかけた。
「V」ショートムービーのティザー映像は現在YouTubeにて公開中。なお光一はアルバムを携え、6月20日より全国アリーナツアーを開催する。このツアーではグッズなどでのスクエニとのさらなるコラボも予定されている。
KOICHI DOMOTO LIVE TOUR 2021 PLAYFUL
2021年6月20日(日)北海道 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
2021年7月3日(土)愛知県 日本ガイシホール
2021年7月4日(日)愛知県 日本ガイシホール
2021年7月23日(金・祝)神奈川県 横浜アリーナ
2021年7月24日(土)神奈川県 横浜アリーナ
2021年7月25日(日)神奈川県 横浜アリーナ
2021年7月30日(金)大阪府 大阪城ホール
2021年7月31日(土)大阪府 大阪城ホール
2021年8月1日(日)大阪府 大阪城ホール
2021年8月11日(水)福岡県 マリンメッセ福岡
2021年8月12日(木)福岡県 マリンメッセ福岡
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どらごん@もふ部員 @momoneko45
【会見レポート】「FFXI」900日プレイの堂本光一、スクエニとのコラボに喜び爆発「盛大な職権乱用です」(写真6枚) https://t.co/xzazcnQSyJ