1年越し有観客ライブにテンション振り切れたM!LK、川崎で大暴れ!ファンと共に切った“新たなスタート”

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M!LKが昨日4月17日に神奈川・カルッツかわさきでライブツアー「M!LK SPRING TOUR 2021『energy』」の初日公演を行った。

M!LK(撮影:笹森健一)

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M!LK(撮影:笹森健一)

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M!LKが有観客のライブを実施するのは2020年1月に行われたワンマン以来、約1年3カ月ぶり。また、昨年2月に5人の新体制になってからの有観客公演は、この日が初めてだった。客席は新型コロナウイルス感染拡大防止のため座席の間隔を空ける対応が取られたが、最上層の3階までいっぱいに埋まった客席は、開演前からM!LKとのひさびさの対面を待ち望むみ!るきーず(M!LKファンの呼称)の活気にあふれていた。

佐野勇斗(撮影:笹森健一)

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5人がライブのオープニングに選んだのは、さわやかな疾走感に満ちた「疾走ペンデュラム」。会場が暗転したのち、ステージ上の5つのLEDパネルの前に5人の姿が浮かび上がると、ファンは総立ちになって彼らを迎えた。5色に光るペンライトに目を輝かせるメンバーは1曲目からテンションが振り切れた様子で、佐野勇斗が隣にいる吉田仁人の肩を強く抱いて振り回す場面も。そんな勇斗は曲を終えるなり「みんな会いたかったぞー! ありがとう来てくれてー!」と絶叫。2曲目の「テルネロファイター」では全員が勢いをさらに加速させ、牛の角を作るキャッチーなサビのダンスを高すぎる熱量で披露してみせる。「テルネロファイター」からメドレーで続けた「Goin' Down」には自己紹介のひと言挨拶が盛り込まれ、山中柔太朗は「俺らに愛される覚悟できてんの?」、塩崎太智は「会いたかったかー? 俺はみんなに会いたかったよー!」と呼びかける。曽野舜太は「みんなひさしぶりやなあ!」と満面の笑みを浮かべ「最後まで楽しんでいきましょう!」とファンに語りかけていた。

M!LKのツアー初日公演の様子。(撮影:笹森健一)

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オープニングパートを終え改めてみ!るきーずに挨拶した仁人は、「ペンライトひさっしぶりに見た!!」と興奮気味にひと言。そして「このような状況下ですが、来てくださって本当にありがとうございます。来てくれたからには全力でパフォーマンスしたいと思います」と誓った。ここで5人は最新シングル「energy」からディスコナンバーの「行けたら行くよ」をドロップ。きらびやかに回るミラーボールの光の粒に照らされながら、大人びた表情と艶っぽい声色でファンを魅了する。続くロックナンバー「SDR」では、メインボーカルを担う太智と舜太がひりつくようなラップの応酬を披露。2人のバックで踊る勇斗、柔太朗、仁人の3人も、力強いハイキックを見せてパフォーマンスに彩りを添えていた。

M!LK(撮影:笹森健一)

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少しのインターバルを経て、会場にはこの日の天気と同じ強い雨音が響いた。オープニングパートで着ていたきらびやかなトレンチコートを脱ぎ去り、白一色の衣装に着替えた5人が届けたのは、切ない思いを激しいロックサウンドに乗せて歌い上げる「May」。無心で踊り、歌う姿から激情をにじませたメンバーは、続く「君の知らない世界へ」では一転、お互いの体に腕を絡ませ視線を交わす妖艶なパフォーマンスで妖しく神秘的な世界観を表現した。曲ごとに異なる表情でファンを魅了する5人は、続いて「energy」をファンの前で初披露。楽曲を提供したさなりが作り上げたクールなエレクトロサウンドに身を委ねるメンバーは、ボーカルレスのドロップパートでぴったりと息の合った美しいダンスを踊る。今まで見せてきたどんな姿とも違う新しいM!LKの表現を、客席のみ!るきーずは熱い眼差しで見つめていた。

M!LK(撮影:笹森健一)

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この日2度目のMCでは、ライブ中のファンとのコミュニケーションについて頭を悩ませた5人。メンバーはペンライトでのリアクションか拍手、どちらのほうが盛り上がるかを客席とのやりとりの中で確かめ、勇斗は「曲終わったときは拍手してくれたらうれしい!」とファンに呼びかけた。そんなMCののち、5人は「何処へ」「君がくれた宝物ならココにある」というバラードナンバー2曲をファンに送る。メンバーそれぞれの個性を生かしたボーカルリレーが印象的な「何処へ」では柔太朗の繊細な感情表現や勇斗の力強い歌声が際立ち、「君がくれた宝物ならココにある」では5人のパワフルなユニゾンが聴く者の心を揺さぶった。ダンスを封印して歌声のみで思いを届けた5人のパフォーマンスに、み!るきーずは勇斗のリクエスト通り、大きな拍手で称賛の気持ちを表現していた。

M!LK(撮影:笹森健一)

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4月14日に配信リリースされたばかりの最新曲「恋がはじまる」で、ライブは後半戦へ。ピンク色とボタニカル柄の春めく装いに着替えた5人は心躍る晴れやかなサウンドに笑顔を咲かせ、一瞬にして会場を明るいムードで満たした。舜太が「みんな、大好きだよ!」とカメラ目線でみ!るきーずに伝えた「My Treasure」でハッピーなムードをいっそう高めたあとのMCでは、今回のツアーの衣装を柔太朗、演出を太智が担当していることがファンに伝えられる。2人はそれぞれに自身が力を入れたポイントなどを説明し、そんな2人にリーダーの仁人は「僕ら自身も責任感がいっそう強くなるし、よりステージに愛着が湧くよね」と思いを伝えていた。

塩崎太智(撮影:笹森健一)

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柔太朗の「残り数曲となりましたが、悔いのないように楽しみましょう!」という言葉を合図に始まった「桜咲く頃には」では、満開の桜の映像をバックに優しい歌声を響かせた5人。青春の刹那を歌う「ERA」では額に汗をにじませながらまっすぐに曲を歌い上げるメンバーの姿をまぶしい照明と5色のペンライトがカラフルに照らした。本編ラストには「Now Story」が届けられ、5人はホールの最上層まで視線を向けて「ありがとう!」とめいっぱい手を振る。彼らが5つのバックパネルの奥に姿を消すと、パネルにはメンバーカラーの5色の花が満開に咲き誇った。

アンコールの「めちゃモル」の様子。(撮影:笹森健一)

アンコールの「めちゃモル」の様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

そして、本編を終えてもなお暴れたりないとばかりに、アンコール1曲目の「めちゃモル」では5人のカオス的な盛り上がりが爆発。バックパネルに映し出されたルーレットに「電力をためろ」という指令が映し出されると、ステージ上には5つの発電グッズが運び込まれ、5人は“自家発電対決”をしながら曲を披露した。自転車を漕ぎまくる柔太朗、腕立てをする太智、牛の人形を無表情で振り続ける仁人……と、ファンの目の前に突如広がったハチャメチャな景色に、勇斗は「今さ、俺たちが何やってたかわかった?」と笑いながらみ!るきーずに問いかけた。

無表情で牛を振り続ける吉田仁人。(撮影:笹森健一)

無表情で牛を振り続ける吉田仁人。(撮影:笹森健一)[拡大]

なお、アンコールではM!LKが今夏に全国5都市を巡るライブツアーを行うことが仁人の口から明かされた。メンバーとみ!るきーずが一緒にサビの手振りを踊った「Brave Saga」、5人がステージの左右端まで歩みを進め、客席とのコミュニケーションを楽しんだ「DEAR LIFE」でパフォーマンスは締めくくられ、最後に仁人は「5人体制で初めて、み!るきーずの前でライブをして……改めて、5人にとってのスタートになったというか。皆さんが応援してくれていることを目に焼き付けることで、実感することができました。まだまだ進化し続けるM!LKをよろしくお願いします!」と感慨深げに語る。冷めやらぬ熱気に満ちたムードを名残惜しむように、5人は最後までめいっぱい客席に手を振りながら舞台袖へと姿を消した。

「M!LK SPRING TOUR 2021『energy』」は本日4月18日にも同会場で2公演を開催。初日とは異なるセットリストでのパフォーマンスが披露される。以降は4月27日に愛知・DIAMOND HALL、5月4日に大阪・なんばHatchでそれぞれ2公演ずつ実施される。

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M!LK SUMMER TOUR 2021(仮)

2021年7月30日(金)福岡県 Zepp Fukuoka
2021年8月6日(金)北海道 Zepp Sapporo
2021年8月11日(水)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2021年8月12日(木)愛知県 Zepp Nagoya
2021年8月19日(木)東京都 Zepp Tokyo
2021年8月20日(金)東京都 Zepp Tokyo

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