Saucy Dogがユニゾンら個性が強すぎる5組とリベンジ大成功

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Saucy Dog主催の対バンイベント「リベンジエピソード」が3月31日に大阪・なんばHatchで開催された。

Saucy Dog(撮影:日吉“JP”純平)

Saucy Dog(撮影:日吉“JP”純平)

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「リベンジエピソード」は、昨年6月に開催予定だったものの新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった対バンツアー「サバイブエピソード」のリベンジを果たすべく企画されたイベント。なんばHatch公演には主催のSaucy Dogに加え、AmelieUNISON SQUARE GARDENKALMAセカイイチLAMP IN TERRENがゲスト出演し、それぞれ個性豊かなパフォーマンスを繰り広げた。なお本公演は会場の収容人数の制限、アルコール消毒や検温、分散入場と規制退場などの、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を十分に講じたうえで実施された。

畑山悠月(KALMA)(撮影:白石達也)

畑山悠月(KALMA)(撮影:白石達也)[拡大]

トップバッターを務めたのはメンバー全員が20歳のKALMA。彼らは青春感たっぷりの6曲を披露し、フレッシュな魅力をフロアに振りまいた。ステージに登場するなり畑山悠月(Vo, G)は「北海道のKALMAです! よろしくお願いします!」と元気よく挨拶。続けて「くだらん夢」をオーディエンスに語りかけるように歌い上げる。MCでは彼が“サウシーっ子”だということやSaucy Dogメンバーとのエピソードをユーモラスに語り、観客の笑いを誘った。畑山が「サウシーみたいなバンドになりたいと思ってやってきました」と叫んでから、バンドはアップテンポな「ねぇミスター」、ショートチューン「1分間の君が好き」を勢いよくパフォーマンスしてステージをあとにした。

Amelie(撮影:日吉“JP”純平)

Amelie(撮影:日吉“JP”純平)[拡大]

続いて登場したAmelieは「リメンバー」をオープニングナンバーとしてセレクト。どっしりとしたビートにmick(Vo, G, Piano)の力強い歌声が重なり、場内に徐々に熱気が立ち上っていく。バンドは疾走感のある「手と手」を続けてさらに客席の温度を上昇させた。mickはSaucy Dogについて「いいヤツらだし、いいバンド」と紹介し、3人がゲスト出演者の各楽屋に手紙を置いていたことを明かす。「(Saucy Dogの石原)慎也が『女性ボーカルのカッコよさを見せつけてくださいよ』って書いてたからさ、見せつけて帰ろうと思います」と意気込み、Amelieはミドルテンポの「月の裏」、mickの弾き語りで始まる「アイデンティティの証明」をじっくりと演奏した。

松本大(LAMP IN TERREN)(撮影:白石達也)

松本大(LAMP IN TERREN)(撮影:白石達也)[拡大]

3番手はSaucy Dogが所属するMASH A&Rの先輩であるLAMP IN TERREN。彼らは落ち着いた曲調の楽曲群を序盤に配し、しっとりとした幕開けを演出した。松本大(Vo, G)はなんばHatchで自主企画イベントを行ったことがないと言及したあと、「正直な話をしますよ? Saucy Dog、今日は呼んでくれてありがとうございます!」と笑顔を見せた。その後バンドはダンサブルな「地球儀」からバラード「いつものこと」へとつなげ、さまざまな表情を見せてオーディエンスを魅了。松本はSaucy Dogの躍進について触れた中盤のMCから引き継ぐように「悔しいとかね、そりゃありますよ少なからず」と切々と心情を吐露し、音楽への真摯な思いを語る。バンドは最後にエモーショナルな「EYE」を披露してアクトを締めくくった。

岩崎慧(セカイイチ)(撮影:日吉“JP”純平)

岩崎慧(セカイイチ)(撮影:日吉“JP”純平)[拡大]

セカイイチはリラックス感のあるグッドミュージックを紡いで、場内に穏やかな空気を醸し出した。新作ミニアルバム「Draw Lines」の収録曲「Draw a Line」の演奏では、南国ムード漂うメロディをメンバーが楽しげに奏でる。心地よいコーラスワークと跳ねるようなビートが印象的な「ダンサーズハイ」を経て、岩崎慧(Vo, G)は「Saucy Dogは今27歳か……見ていると昔の自分たちを思い出す」と懐かしげな表情を浮かべた。彼が「これだけ16ビートの曲をやっておきながら、最後はどバラードで締めたいと思います」と前置きをして、セカイイチは「バンドマン」をパフォーマンス。これまでのファンク調のナンバーとは異なる魅力を打ち出してライブを終えた。

斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)(撮影:白石達也)

斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)(撮影:白石達也)[拡大]

トリ前を務めたUNISON SQUARE GARDENは、彼らのおなじみのスタイルであるほぼMCなしのパフォーマンスを披露。持ち時間30分の中、怒涛の勢いで7曲を演奏してオーディエンスを圧倒した。バンドは田淵智也(B)のアグレッシブなステージングが光る「世界はファンシー」、キラーチューン「シュガーソングとビターステップ」を続けて観客を沸かせる。さらに鈴木貴雄(Dr)によるダイナミックなドラムソロからきらびやかなサウンドの「23:25」へとつなげ、斎藤宏介(Vo, G)はこの曲を伸びやかな高音ボイスで歌い上げた。最後に斎藤が「UNISON SQUARE GARDENでした。次はSaucy Dogです!」とシンプルな挨拶で締めくくり、Saucy Dogへとバトンをつないだ。

石原慎也(Saucy Dog)(撮影:日吉“JP”純平)

石原慎也(Saucy Dog)(撮影:日吉“JP”純平)[拡大]

ラストを飾るSaucy Dogは清涼感のある「シーグラス」でライブをスタートさせ、一気に観客をバンドの世界観に引き込む。続くミドルテンポの「BLUE」では石原慎也(Vo, G)が繊細な歌声を響かせたり力強く歌唱したりと、多彩な表現力で楽曲の魅力を伝えた。終盤で石原は、Saucy DogのSEはセカイイチの岩崎による選曲であることや、ゲスト出演者にまつわるエピソードなどを語り、「個性が強すぎるバンドが集まったということで、すごくいい1日になったのではないでしょうか?」と客席に向かって尋ねると大きな拍手が沸き起こった。最後に彼が「僕らが尊敬してやまない大好きな5バンドの方々、そしてスタッフさんやみんなにも感謝を伝えられるようなあったかい歌を届けたいと思います」と前置きして新曲「sugar」の演奏へ。3人は柔らかなサウンドを丁寧に紡いで本イベントを締めくくった。

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「リベンジエピソード」2021年3月31日 なんばHatch セットリスト

KALMA

01. くだらん夢
02. デイズ
03. さくら
04. これでいいんだ
05. ねぇミスター
06. 1分間の君が好き

Amelie

01. リメンバー
02. 手と手
03. 月の裏まで
04. アイデンティティの証明
05. 朝は来る

LAMP IN TERREN

01. Water Lily
02. Enchante
03. オーバーフロー
04. 地球儀
05. いつものこと
06. EYE
※「Enchante」のeはアキュートアクセント付きが正式表記。

セカイイチ

01. Grave of Music
02. Good Job
03. Draw a Line
04. ダンサーズハイ
05. バンドマン

UNISON SQUARE GARDEN

01. Cheap Cheap Endroll
02. 世界はファンシー
03. シュガーソングとビターステップ
04. 23:25
05. Phantom Joke
06. 桜のあと(all quartets lead to the?)
07. アイラブニージュー

Saucy Dog

01. シーグラス
02. BLUE
03. 雀ノ欠伸
04. ゴーストバスター
05. バンドワゴンに乗って
06. sugar

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