Saucy Dogが大好きなアジカン、ハルカミライ、THE BAWDIESと競演した日本武道館ライブ

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Saucy Dog主催の対バンイベント「リベンジエピソード」が2月6日に東京・日本武道館で開催された。

Saucy Dog(撮影:日吉“JP”純平)

Saucy Dog(撮影:日吉“JP”純平)

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「リベンジエピソード」は、昨年6月に開催予定だったものの新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった対バンツアー「サバイブエピソード」のリベンジを果たすべく企画されたイベント。日本武道館公演には主催のSaucy Dogに加え、ASIAN KUNG-FU GENERATIONハルカミライTHE BAWDIESがゲスト出演し、それぞれ個性が光るパフォーマンスを披露した。なお本公演は会場の収容人数の制限、アルコール消毒や検温、分散入場と規制退場などの、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じたうえで実施された。

THE BAWDIESのROY(Vo, B)。(撮影:白石達也)

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THE BAWDIES(撮影:白石達也)

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トップバッターを務めたのはTHE BAWDIES。トレードマークであるスーツに身を包んだ4人は、終始ハイテンションなパフォーマンスを繰り広げて会場にピースフルな空間を作り上げた。オープニングナンバー「IT’S TOO LATE」でROY(Vo, B)がシャウトを響きわたらせると、メンバーはアッパーなロックンロールナンバーを連投して序盤から観客のテンションを一気に引き上げる。MCではROYがTHE BAWDIESについて「ロックンロールと笑顔を届けたい、そんなバンドです」と自己紹介。さらに「みんなで音楽を楽しむという文化を止めないで、このイベントを開催してくれたSaucy Dogに感謝したいです」と語った。その後4人は「魔女の宅急便」のワンシーンをオマージュした寸劇を披露し、ROYによる「Saucy Dog、いや“HOT DOG”を召し上がれ!」という叫びからキラーチューン「HOT DOG」を演奏。コミカルな演技とダンサブルなサウンドで観客を笑顔にした。

ハルカミライの橋本学(Vo)(撮影:日吉“JP”純平)

ハルカミライの橋本学(Vo)(撮影:日吉“JP”純平)[拡大]

左からハルカミライの関大地(G, Cho)、須藤俊(B, Cho)。(撮影:日吉“JP”純平)

左からハルカミライの関大地(G, Cho)、須藤俊(B, Cho)。(撮影:日吉“JP”純平)[拡大]

続いて登場したのはハルカミライ。彼らが日本武道館のステージに立つのはこれが初めてだが、そう感じさせないような自由でアグレッシブなステージングで観客の視線を釘付けにした。「君にしか」で勢いよくライブをスタートさせるや否や、橋本学(Vo)はロングスリーブTシャツを豪快に脱ぎ捨てる。青春感たっぷりの「春のテーマ」では、関大地(G, Cho)がアンプの上に乗りながらギターをかき鳴らして視線を集めた。歌詞にTHE BLUE HEARTSが登場する「アストロビスタ」の演奏中には、橋本が「『ハルカミライの初めての武道館はワンマンがよかった』って言う俺らのお客さんもきっといるのよ。だけど俺は会場がどこであろうと、友達が誘ってくれたんだから、そりゃ行くよ」と語る。さらにSaucy Dogへ向けて「俺たちもすげえバンドになってやろうぜサウシー」とメッセージを送った。バンドは最後に「Tough to be a Hugh」「フュージョン」をパワフルに畳みかけて、颯爽とステージをあとにした。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文(Vo, G)。(撮影:白石達也)

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文(Vo, G)。(撮影:白石達也)[拡大]

ASIAN KUNG-FU GENERATION(撮影:白石達也)

ASIAN KUNG-FU GENERATION(撮影:白石達也)[拡大]

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは人気曲をセットリストに配し、言葉少なに安定感のある演奏でバンドの世界観を伝えた。彼らは最初に「ダイアローグ」をじっくりと奏でて、会場に熱気をもたらしていく。次に披露された「君という花」では、四つ打ちのビートが聞こえるや否や、観客がうれしそうに体を揺らした。さらに彼らは「リライト」の強力なサビで会場に一体感を生み出した。MCでは後藤正文(Vo, G)が「音楽が好きな人とかミュージシャンにとっては長らく辛抱しないといけない時間が続いているけど、Saucy Dogとスタッフたちが決意を持ってこういう場を作ってくれて。時間がかかってもいいからこういう場所を取り戻していきたいなと思いながら今日は演奏していました」と静かに語る。その後彼らは2018年9月にリリースされたシングル「ボーイズ&ガールズ」で場内にエモーショナルな余韻を残し、Saucy Dogへとバトンをつないだ。

Saucy Dogの石原慎也(Vo, G)。(撮影:白石達也)

Saucy Dogの石原慎也(Vo, G)。(撮影:白石達也)[拡大]

Saucy Dog(撮影:白石達也)

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本公演の前日である2月5日に同じステージに立ち、自身初となる日本武道館での単独公演を成功させたSaucy Dog。そんな3人がこの日のオープニングナンバーとしてセレクトしたのは「今更だって僕は言うかな」。アジカンが残したしっとりとした空気を引き継ぐように柔らかな旋律を紡ぐ。普段は序盤にアップテンポなナンバーを配することが多いSaucy Dogだが、この日は穏やかにライブの幕開けを飾った。MCでは石原慎也(Vo, G)が大好きな3バンドだというゲスト出演者とのエピソードを紹介。THE BAWDIESは「自分たちも楽しんで、みんなも楽しませる。そういうバンドを目指しているので僕らにとってお手本みたいなバンド」だと述べ、ハルカミライについては橋本と飲んだ際のことを回顧して共通点や仲のよさをアピールした。さらに石原は高校生の頃から大好きだったと言うアジカンの後藤と食事に行った際のことをうれしそうに振り返った。その後Saucy Dogは、前日の日本武道館ワンマンでは披露しなかった「グッバイ」を届けた。本来はここで演奏終了だったが、急遽バラードの「いつか」をパフォーマンスすることに。石原はイヤモニを外し、豊かな声量で観客を圧倒する。最後に彼が「ありがとう!」と叫び、温かな空気で本公演は締めくくられた。

なおSaucy Dogは3月31日に大阪・なんばHatchでも「リベンジエピソード」を行う。大阪公演にはAmelie、KALMA、セカイイチ、UNISON SQUARE GARDEN、LAMP IN TERRENがゲストで出演する。

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「リベンジエピソード」2021年2月6日 日本武道館 セットリスト

THE BAWDIES

01. IT'S TOO LATE
02. LET'S GO BACK
03. SING YOUR SONG
04. LEMONADE
05. KEEP YOU HAPPY
06. SUN AFTER THE RAIN
07. HOT DOG
08. SKIPPIN' STONES
09. JUST BE COOL

ハルカミライ

01. 君にしか
02. カントリーロード
03. ファイト!!
04. 俺達が呼んでいる
05. 春のテーマ
06. 世界を終わらせて
07. predawn
08. 100億年先のずっと先まで
09. アストロビスタ
10. ファイト!!
11. 僕らは街を光らせた
12. PEAK'D YELLOW
13. Tough to be a Hugh
14. フュージョン

ASIAN KUNG-FU GENERATION

01. ダイアローグ
02. 君という花
03. ソラニン
04. ブルートレイン
05. 荒野を歩け
06. リライト
07. ボーイズ&ガールズ

Saucy Dog

01. 今更だって僕は言うかな
02. シーグラス
03. BLUE
04. 雀ノ欠伸
05. ゴーストバスター
06. バンドワゴンに乗って
07. sugar
08. グッバイ
09. いつか

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