和田彩花、独創的な世界観を作り上げたバーチャルライブ

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和田彩花のオンラインライブ「Ayaka Wada virtual live 2020」 が12月26日にYouTubeで配信された。

和田彩花

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今回の配信は株式会社T.O.T.D、YU-Mエンターテインメント株式会社、株式会社コマデン、合同会社coyoteの4社の協同制作によって実施。公演の制作はオンラインで行われたものの、ライブでしか味わえない空気を作り上げるべく、照明や美術のスタッフが、それぞれの楽曲イメージに合った演出を施したのだという。和田はバンドメンバーとともに、自らのイメージを基に構築されたバーチャル空間の中で独創的なライブを繰り広げた。

「Ayaka Wada virtual live 2020」 の様子。

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定刻になると画面が暗転し、カメラがゆっくりと画面の奥にズームしていくと、そこには立方体状の5つのステージに横一線に立つ和田とバンドメンバーの姿が。彼女の脇を固めるのは楢原英介(Key / VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)、オータケコーハン(G / あらかじめ決められた恋人たちへ)、劔樹人(B / あらかじめ決められた恋人たちへ)、U(Dr)といった面々。和田はバンドが奏でる幻想的なサウンドに乗せて、オープニングナンバー「エピローグ」を透明感あふれるボーカルで歌い上げた。「空を遮る首都高速」では、高速道路をドライブしているような疾走感あふれる映像が演奏シーンとシンクロして楽曲の世界観を際立たせる。自らがアニメーション制作を手がけたMVの映像をバックに「ホットラテ」を歌い終えると和田は、与謝野晶子が1921年に発表した随筆「『女らしさ』とは何か」より紫式部の日記について書かれた一節を朗読。スペーシーなサウンドエフェクトと、時折インサートされる「我々は何処から来たのか?」という和田のボイスサンプルが朗読と混ざり合いイマジネイティブな雰囲気が生み出された。

「Ayaka Wada virtual live 2020」 の様子。

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ライブ中盤で和田は、蓮の葉をモチーフにしたオーガニックな雰囲気の映像や、自らが撮影した渋谷の街の風景など、さまざまな映像をバックに「スターチス」「それでも愛を信じるのは」「マリッジブルー」といったミディアムナンバーを続けて歌唱。楽曲に込めたメッセージを一言ずつ丁寧に届けるようにして歌い、繊細かつ表現力豊かなボーカルで視聴者を魅了した。また続く「無題」では一転、カラフルなライトが交錯する中、ダンサブルなエレクトロサウンドに乗せて情熱的な歌声を聞かせた。

「Ayaka Wada virtual live 2020」 の様子。

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「Ayaka Wada virtual live 2020」 の様子。

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ソロ第1弾楽曲「Une idole」を経てライブは佳境に突入。グルーヴィなサウンドと切ない歌メロが印象的な「パーク」、母と子の関係性をテーマにした四つ打ちナンバー「mama」という2曲の新曲が続けて披露されると歓喜のコメントでチャット欄が沸き上がる。自らセットリストを考案したという和田がラストナンバーとして選んだのは、悲しみを乗り越えていくポジティブな気持ちを歌った「For me and you」。彼女は凛とした佇まいでこの楽曲を歌い終えると、再び与謝野晶子の文章を朗読する。ポエトリーリーディングが終わると画面が暗転し、映画のエンドロールのように出演者およびスタッフのクレジットが流れ、静謐な雰囲気の中ライブはフィナーレを迎えた。

なお、このライブの模様は、和田のYouTube公式チャンネルで配信されたのち、Twitchのcoyote_laboratoryチャンネルで12月27日(日)16時までに計6回配信された。これは昨今のコロナ禍の状況を踏まえ、世界のどこにいても21:00~0:00の間に配信を観ることができるように、という考えのもと企画されたもので、国内のみならず海外でも多くのファンが今回のライブを楽しんだ。

和田彩花オンラインライブ「Ayaka Wada virtual live 2020」2020年12月26日 セットリスト

01. エピローグ
02. 空を遮る首都高速
03. ホットラテ
<ポエトリーリーディング>
04. スターチス
05. それでも愛を信じるのは
06. マリッジブルー
07. 無題
08. Une idole
09. パーク(新曲)
10. mama(新曲)
11. For me and you
<ポエトリーリーディング>

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