amazarashi、大仏プロジェクションマッピングで魅せた初配信ライブ「末法独唱 雨天決行」

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amazarashiが本日12月12日に自身初の配信ライブ「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」を開催した。

「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

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「末法独唱 雨天決行」は北海道札幌市にある、建築家の安藤忠雄の設計による「頭大仏」にプロジェクションマッピングを施した、一夜限りの“雨曝大仏”を舞台に開催された弾き語り公演。本文中で触れる大仏とその周りの壁にまつわる描写はすべてプロジェクションマッピングによるものだ。

「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

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「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

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秋田ひろむは大仏の前にアコースティックギターを抱えて立ち、その周りにはTwitterハッシュタグ「#amazarashi」「#雨天決行」「#雨天献灯」で集められたメッセージ入りの灯籠が置かれていた。「夏を待っていました」でライブを始めた秋田は、「冬になっても梅雨は終わらない」という言葉で始まるポエトリーリーディングを披露。そして「未来になれなかったあの夜に」につなげ、大仏を囲む円形の壁に歌詞のタイポグラフィが立体的に投影された。秋田が曲間にはさむポエトリーは全7篇あり、楽曲ともシンクロしている。2000年代後半に制作された「あんたへ」は秋田が自分自身とリスナーに向けた応援歌のような楽曲。そのメッセージはコロナ禍の今を生きるファンの心に触れたようで、配信ライブのコメント欄には感謝の言葉を書き込む人もいれば、楽曲にまつわる思い出を書き込む人など、さまざまな人間模様が浮かび上がった。「さよならごっこ」でさらなる感動を誘ったamazarashiは、あまざらし名義で2009年に発表した初期楽曲「光、再考」をワンコーラス歌ってから人気曲「季節は次々死んでいく」につなげるというメドレーを披露。大仏には「後世 花は咲き君に伝う 変遷の詩」という歌詞に合わせて多数の咲き誇る花がマッピングされ、秋田が紡ぐ言葉が鮮やかな映像演出で彩られた。

「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

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「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

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「無題」では「信じてた事 間違っていたかな」と秋田が歌ったところで、大仏が崩壊。最後には暗闇の中で灯籠の明かりだけが灯っていた。初期曲「積み木」の披露後、秋田は過去の自分と決別を歌う「ワンルーム叙事詩」で「人生って奴には 負けるわけにはいかない」と力強い言葉を放った。続けて3月にリリースした最新アルバム「ボイコット」から「拒否オロジー」「とどめを刺して」の2曲、この季節にぴったりな「クリスマス」がファンに届けられた。「クリスマス」では「さあ祈ろうぜ世界の為に 救いよう無い僕らの為に 見てみろよ酷い世界だろ 今日は美しいクリスマス」という歌詞に合わせて、大仏を囲う壁には小さなミサイルのイラストが雪のように降り注いだ。

秋田ひろむ(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

秋田ひろむ(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)[拡大]

ライブ後半、大仏を囲む壁に小さく「disaster mode type:pandemic」(災害モード タイプ:パンデミック)と表示され、始まったのは「曇天」。この曲は12月16日にリリースされる新作音源「令和二年、雨天決行」の収録曲で、コロナ禍中に紡がれたであろう内容の歌詞を秋田は次々に吐き出していった。新作のリード曲となる「令和二年」の歌唱中、大仏にはガスマスクが被せられ、世相を反映した言葉が視聴者の胸を打つ。そして新曲「馬鹿騒ぎはもう終わり」ではギターのアルペジオフレーズと秋田の歌声が生々しく響いた。

「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」の様子。(写真提供:ソニー・ミュージック・レーベルズ)

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秋田はポエトリーの6篇目を詠み、その最後に「歌は届く 泳ぐが如く 遠く望む故郷 淀むことなく灯す 五行の叙情」と2回繰り返してから、切ないメロディと牧歌的な伴奏の「夕立旅立ち」を歌唱。インディーズ時代の楽曲「真っ白な世界」では大仏に雪がしんしんと降り積もっていった。その後、秋田が7篇目のポエトリーを届け、「あの光へ進め」と発言したところで、壁に映される文字が「type:pandemic」から「type:amazarashi」に変わる。未来への希望を感じさせる楽曲「スターライト」では、秋田の歌声に呼応するように大仏の周りが光に包まれ、大仏の顔から胸部の部分にはぎょろりとした目玉がいくつも投影され、ややグロテスクな姿に。秋田は次々に変わるプロジェクションマッピング映像をバックに、力強く歌い続けた。最後に「ありがとうございました」と秋田が挨拶し、ギターをスタンドに置いたところでライブの配信は終了した。本公演の模様は12月19日(土)23:59まで新体感ライブ CONNECTでアーカイブが公開されている。

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「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」2020年12月12日 セットリスト

01. 夏を待っていました
02. 未来になれなかったあの夜に
03. あんたへ
04. さよならごっこ
05. 光、再考~季節は次々死んでいく
06. 無題
07. 積み木
08. ワンルーム叙事詩
09. 拒否オロジー
10. とどめを刺して
11. クリスマス
12. 曇天
13. 令和二年
14. 馬鹿騒ぎはもう終わり
15. 夕立旅立ち
16. 真っ白な世界
17. スターライト

「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」

配信日時:2020年12月12日(土)19:00~
アーカイブ期間:2020年12月12日(土)21:00(予定)~12月19日(日)23:59(予定)
チケット販売URL
APOLOGIES:https://artist-site.jp/apologies/
新体感ライブ CONNECT:https://shintaikan.live/detail/100740
ローソンチケット:https://l-tike.com/amazarashi_shintaikan/

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