配信で4年ぶり大集会!ゲスの極み乙女。アリーナとこたつ部屋で繰り広げた「大忘年会」

2

352

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 43 291
  • 18 シェア

ゲスの極み乙女。の初オンラインライブ「uP!!!NEXT SPECIAL EDITION 2020 ゲス乙女大集会 -大忘年会アリーナ編-」が12月6日(日)に生配信された。

ゲスの極み乙女。「uP!!!NEXT SPECIAL EDITION 2020 ゲス乙女大集会 -大忘年会アリーナ編-」の様子。(撮影:小境勝巳)

ゲスの極み乙女。「uP!!!NEXT SPECIAL EDITION 2020 ゲス乙女大集会 -大忘年会アリーナ編-」の様子。(撮影:小境勝巳)

大きなサイズで見る(全8件)

川谷絵音(Vo, G, Syn)(撮影:小境勝巳)

川谷絵音(Vo, G, Syn)(撮影:小境勝巳)[拡大]

ぴあとKDDIが手がけるエンタメサービス「uP!!!」によるショーケースライブ「uP!!!NEXT」の一環で開催された「ゲス乙女大集会 -大忘年会アリーナ編-」。会場には神奈川・ぴあアリーナMMが使用され、配信ライブならではの演出を多数盛り込んだパフォーマンスで視聴者を楽しませた。

ちゃんMARI(Key)(撮影:小境勝巳)

ちゃんMARI(Key)(撮影:小境勝巳)[拡大]

2016年開催の東京・日本武道館公演以来、およそ4年ぶりに「ゲス乙女大集会」と銘打たれた今回のライブでは、新旧さまざまな楽曲が披露され、ライブパートに加え、ある和室を舞台にしたトークパートを織り交ぜたスタイルの生配信となった。開演時刻になると、まずはこたつを囲んで和気藹々と語り合うメンバーが映し出された。4人はみかんの食べ方を語り合いつつ今年1年の活動を振り返っていると、カメラは部屋の片隅に置かれたテレビの画面へとズームしていき、ライブパートへとシームレスに移行した。4人はパノラマの巨大LEDスクリーンをバックに、「人生の針」でライブをスタート。「キラーボールをもう一度」の冒頭ではちゃんMARI(Key)がサポートのブラス隊と共に緊張感あふれるセッションを展開し、そこに休日課長(B)のスラップベース、ほな・いこか(Dr)のドラミングも加わるとグルーヴィなサウンドが構築された。

一方「ロマンスがありあまる」では、モノクロでライブの模様を捉えることでムーディな雰囲気が表現される。「はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした」演奏時にはネオンライトのAR映像がステージの周りに現れ、まるで夜の街中にゲスの極み乙女。が佇んでいるような舞台演出が施された。さらに「ハツミ」は「雨降れ届かぬ心を流してくれよ」という歌詞に合わせ、雨の滴るガラスが演出に使用され、楽曲の切なげなムードを増幅させた。

「無垢な季節」演奏中のほな・いこか(Dr)。(撮影:小境勝巳)

「無垢な季節」演奏中のほな・いこか(Dr)。(撮影:小境勝巳)[拡大]

中盤からはトークパートでの会話がライブパートの演出への振りとなっていく構成に。川谷絵音(Vo, G, Syn)がみかんを地球儀に例えて世界旅行の話をすると、「無垢な季節」ではメンバーがチャイナ服、アロハシャツ、エスキモー風のコートなどさまざまな国を彷彿とさせる衣装に着替えて登場。加えて世界各国をモチーフにしたイラストのフレームが紙芝居のように変わっていく、アナログな手法で世界旅行が表現された。Instagramに関する話題が挙がったあとの「私以外私じゃないの」では各メンバーのインスタアカウントがスクリーンに投影され、さまざまな投稿がステージを彩った。

倒れる休日課長(B)。(撮影:小境勝巳)

倒れる休日課長(B)。(撮影:小境勝巳)[拡大]

テレビゲームの話に花を咲かせたのち、「キラーボール」演奏中のスクリーンには、テレビゲーム風のキャラクターになったメンバーの映像が投影された。この曲ではちゃんMARIのソロ演奏パートに入ると、川谷が「アリーナ」「ホール」「小劇場」などさまざまな規模感の会場をリクエストしていく。ちゃんMARIはそのイメージに合わせ即興でピアノを弾いた。さらに休日課長は川谷の要求に応えてステージの外へと移動し、さまざまなポーズを決めると、今度は各ポーズに合わせてちゃんMARIが即興で演奏する場面もあった。

川谷絵音(Vo, G, Syn)(撮影:小境勝巳)

川谷絵音(Vo, G, Syn)(撮影:小境勝巳)[拡大]

「もう切ないとは言わせない」演奏前には、川谷が今年初のライブとなった本公演に関して「ちゃんとライブをやることが精神衛生上いいんだなって気付きました」「無観客は初めてだったし、それをアリーナでできていい経験になりました」とコメント。さらに2016年の「ゲス乙女大集会」を振り返りつつ「総決算ということで、来年もがんばるための公演を年末にできてよかったです」「ライブをやることが普通ではなくなった今、1つ1つのライブをがんばっていきたい」と意気込みを見せた。そしてラストナンバー「両成敗でいいじゃない」では銀テープがステージ中を飛び交い、にぎやかにフィニッシュ。すべての楽曲の演奏を終えると、4人はアリーナの端に用意されたこたつ部屋へと移動し、再び語り合う。その様子を収めていたカメラは徐々に引いていき、広大なアリーナ会場の全景を写して「ゲス乙女大集会」の幕を閉じた。

uP!!!とPIA LIVE STREAMでは12月13日23:59まで「ゲス乙女大集会 -大忘年会アリーナ編-」のアーカイブ映像を配信中。視聴チケットは同日20:00まで販売されている。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全8件)

ゲスの極み乙女。「uP!!!NEXT SPECIAL EDITION 2020 ゲス乙女大集会 -大忘年会アリーナ編-」2020年12月6日 セットリスト

01. 人生の針
02. キラーボールをもう一度
03. ロマンスがありあまる
04. はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした
05. 秘めない私
06. 星降る夜に花束を
07. ハツミ
08. 無垢な季節
09. 私以外私じゃないの
10. crying march
11. パラレルスペック
12. 餅ガール
13. キラーボール
14. もう切ないとは言わせない
15. 綺麗になってシティーポップを歌おう
16. 両成敗でいいじゃない

全文を表示

読者の反応

  • 2

🍉ЯuЯu-x @jealous7

【ライブレポート】配信で4年ぶり大集会!ゲスの極み乙女。アリーナとこたつ部屋で繰り広げた「大忘年会」 https://t.co/cXoOO4j6zp

コメントを読む(2件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 ゲスの極み乙女 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。