梅田サイファーは、2007年5月から大阪の阪急梅田駅と阪神梅田駅をつなぐ歩道橋の上で行われてきたサイファーを発祥とするヒップホップ集団。
開演前からファンのコメントであふれかえったYouTubeのチャット画面は、続々と現れたメンバーがステージを埋め尽くすと一気に沸き上がる。KZの「さあ遊ぼうぜ!」という言葉を合図に「始まりのストーリー」でライブを開始した梅田サイファーの面々は、カメラを通して気迫みなぎるラップを視聴者にぶつけ、R-指定がサビを歌う「梅田ナイトフィーバー’19」でパフォーマンスの勢いをさらに加速させていく。「のっけから飛ばし過ぎは危ない」というMCからR-指定、KOPERU、KennyDoesが「OSAKA ANZEN UNTEN」で前のめりなパフォーマンスな繰り広げると「免許見してもらっていいかな?」と刑事に扮したCosaquが登場。取り調べを経て、“危険物”として発見される形でフロアから現れたILL SWAG GAGAは「oddBRED」で荒々しいパフォーマンスを見せた。
トーク後、「HEADSHOT」「Black Pepper Mill」を畳みかけた梅田サイファーは、さらに「トラボルタカスタム」で怒涛のマイクリレーを展開。チャットが爆発的な盛り上がりを見せる中、テークエムやKennyDoesのソロ曲が次々と披露される。自粛期間中の体型の変化に関するトークから始まった「Kenny's Boot Camp」ではメンバーがステージ上でエクササイズしながらラップし、 “痩せのプロフェッショナル”として紹介されたダイエット中のふぁんくはソロ曲「I'm Ready」をエネルギッシュにパフォーマンス。pekoとKENTのユニット・黒衣がクールなラップで視聴者を魅了した「HOW WE DO」に続いては、ドミニカ共和国出身という触れ込みのネピアとヤス八番によるユニット・ドリームフィニッシュがステージに乱入し、「デイドリームフィニッシャー」を披露。下ネタ満載のリリックで場内の雰囲気を一変させたドリームフィニッシュは、さらにpornhub義治、バクシーシ山下清を迎え入れた「ドリームフィニッシュ5」で視聴者を楽しませた。
MCでKZとpekoは、5000人に近い視聴者が配信を見守る中、ひたすら好きなラップを好きな仲間とやり続けてきた梅田サイファーの活動を振り返ると共に周囲の人々に感謝。ソロ曲「WALK」を披露したKOPERUが「歩みを止めないで大きくなって梅田サイファーと一緒に成長していきたい」と語ったあと、梅田サイファーは「道の先にある高み」「決意」とメッセージ性の強い楽曲でそれぞれの思いを熱く歌い上げる。「GO OUT GO BACK」をエモーショナルにラップしたKBDに続いてはKZが「俺らまた笑ってる」を披露し、「相変わらず俺らはラップして遊んでるぜ! 画面の向こうのお前ら生きて元気にしてっか!? いつか会える日、俺は楽しみに待ってるからな!」と呼びかけた。ライブ終盤、JapidiotのOSCA、鉄兵、テークエム、tellaが新曲「SPACE INVADER」や「ジャピでハイ」を披露したあと、メンバーはサイファーを開始。心底楽しげな様子でマイクを回してテクニカルな言葉の応酬を繰り広げ、その勢いのまま「マジでハイ」でライブを締めくくった。
梅田サイファー無観客無料配信LIVE UC Week 20 Summer ~今 ステージの上~
2020年7月24日 Shangri-La セットリスト
- INTRO
- 始まりのストーリー
- 梅田ナイトフィーバー'19
- ゼンボー・レノン
- Runnin'
- OSAKA ANZEN UNTEN
- oddBRED
- HEADSHOT
- Black Pepper Mill
- トラボルタカスタム
- JEWEL IN THE DARK
- XXXXL
- 急いでる
- Hurry
- Kenny's Boot Camp
- I'm Ready
- HOW WE DO
- デイドリームフィニッシャー
- ドリームフィニッシュ5
- WALK
- 道の先にある高み
- 決意
- GO OUT GO BACK
- 俺らまた笑ってる
- Glass
- SPACE INVADER feat. tella, teppei, テークエム, OSCA
- ジャピでハイ
- 梅田サイファー
- マジでハイ
KennyDoes @kennydoes06
【ライブレポート】梅田サイファーがShangri-Laに集結、好きな仲間と好きなラップで遊び続けた2時間半(写真30枚) https://t.co/qGi54e92Bh
まーじ楽しかった