Yogee New Wavesの無観客ライブ「LIVEWIRE -Yogee New Waves Presents -Naked-」が、7月12日にスペースシャワーネットワークの有料ライブ配信サービス・LIVEWIREで配信された。
LIVEWIREは独自のキュレーションのもと配信ライブイベントの企画などを行う“オンライン・ライブハウス”。今回の公演は7月5日のカネコアヤノ、11日のくるりの配信ライブに続くオープニングシリーズの一環として行われたもので、当日はYogee New Wavesが“Naked”(剥き出し)というテーマのもと6月に東京・WWW Xにて収録した3部構成のライブの模様が配信された。
第1部はメンバー4人が向かい合って繰り広げるバンドセッション。角舘健悟(G, Vo)の刻むリズムに合わせてメンバーがフロアに登場すると、4人はさわやかなナンバー「Understand」でライブをスタートさせた。浮遊感のあるサウンドが印象的な「Megumi no Amen」では、上野恒星(B)の軽やかなベースに乗せて、粕谷哲司(Dr)が目を閉じながら気持ちよさそうにドラムを叩く。その後「Summer」に突入すると4人はジャムセッションを展開。ライブではオーディエンスのシンガロングが恒例になっている「Ride on Wave」では、配信中に視聴者から「ライドオンウェーブ!」というコメントが多数書き込まれた。
続いてライブは角舘が弾き語りを行う第2部へ移行。ライブハウスの外に出た角館は屋外の階段の踊り場に腰かけ、パソコンに接続されたヘッドフォンを装着。そこから流れ始めたスペーシーな打ち込みサウンドに合わせて、アコースティックギターを手に「to the moon」を歌唱した。続いて角館は、美空ひばり「愛燦燦」のカバーとライブの定番曲「Climax Night」の2曲を披露。夜の街の雰囲気に包まれながら、通常のライブよりも“近さ”を感じるカメラワークや演出によりロマンチックなパフォーマンスが届けられた。
弾き語りを終えた角舘は再びライブハウスの中へ。バンドメンバーにサポートの松井泉(Per)、高野勲(Key)を迎え、6人編成で「Summer of Love」を披露し第3部をスタートさせると、続けてライブ当日に配信リリースした新曲「White Lily Light」を初披露。アコースティックアレンジを軸にしたサウンドを朗らかに響かせた。その後「CAN YOU FEEL IT」を力強く歌い上げた角館は、視聴者に再会を約束する言葉を投げかけながら「咲き誇る日々に。Bluemin' Days!」と叫び、メンバーと共に「Bluemin' Days」を披露。角舘と竹村郁哉(G)のギターセッションや高野のピアノ演奏など勢いのあるパフォーマンスが展開された。公演のラストを飾ったのはバンドの代表曲の1つ「Like Sixteen Candles」。途中、汗だくになった角館が「この曲は君の曲になるんだろう」という歌詞に合わせてカメラを指差し視聴者を盛り上げるなど、6人による情熱的なセッションが繰り広げられた。演奏後、ギターの歪んだ音色はそのままに誰もいなくなったフロアからカメラが天井を映し出し、角舘の「OKでしょう!」という満足気な声と共に配信ライブは幕を閉じた。
なおこの公演のアーカイブ動画は7月18日の23時59分までLIVEWIREにて視聴することができる。
LIVEWIRE -Yogee New Waves Presents -Naked- 7月12日 セットリスト
01. Understand
02. Megumi no Amen
03. Summer
04. Ride on Wave
05. to the moon
06. 愛燦燦(オリジナル:美空ひばり)
07. Climax Night
08. Summer of Love
09. White Lily Light
10. CAN YOU FEEL IT
11. Bluemin' Days
12. Like Sixteen Candles
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】Yogee New Waves3部構成のライブ配信、角舘健悟の美空ひばり「愛燦燦」カバーが響いた夜
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