音楽ナタリー - 新曲リリース・ライブ情報などの音楽ニュースを毎日配信

長渕剛、復活!大勢の優しさに包まれた「太陽の家」舞台挨拶

480

映画「太陽の家」公開記念舞台挨拶の様子。

映画「太陽の家」公開記念舞台挨拶の様子。

本日1月18日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われた映画「太陽の家」公開記念舞台挨拶に長渕剛が登壇した。

「太陽の家」で主人公である大工の棟梁・川崎信吾を演じた長渕。昨年12月に行われた完成披露舞台挨拶にも出演予定だったが、急性腎盂腎炎による入院のため欠席していた。彼の復帰後初のイベント出演ということもあり、会場は開始前からファンの熱気に包まれていた。

今回の舞台挨拶には長渕のほかキャストの飯島直子山口まゆ潤浩瑛太永山瑛太)、広末涼子、監督の権野元が登場。”剛”コールが飛び交う中長渕が現れると、会場は大歓声に包まれ、あちこちから「おめでとう!」「「おかえりー!!」という声が上がった。長渕は「コンサート会場じゃないんだから!」と諭しながらも、観客たちの温かい歓迎に笑みをこぼした。飯島や山口も「長渕さん、お帰りなさいませ!」「パパにまた会えてうれしいです!」と長渕の復帰を祝福。瑛太は「“剛”コールを聞きながら袖から出てきたとき、自分もまるで剛さんになったような気分でした」と心情を告げ、広末は「今日は長渕さんも一緒で心強いです」と安堵の表情を浮かべた。

長渕は撮影時について、「長い期間みんなと生活したから、撮影が終わったときは寂しかった。愛に満ち満ちた現場で幸せでしたね」「プロモーションを含めると1年近く関わっているんですけど、それだけに今日という日を迎えられたのは、喜びもひとしおです」とコメント。一方瑛太は「剛さんの考えていらっしゃることや、各シーンに対するアイデア、その瞬発力にドキドキしながら参加しました」と長渕から多くの刺激を受けたことを語った。さらに彼は撮影初日について、「すぐに剛さんが『メシ食いに行こう!』と誘ってくださって、一緒にお蕎麦を食べました。そこで『全力出していこうな!』というお言葉をいただけて、思いっきりやっていこうという気持ちで撮影に臨めました」と振り返った。

映画のテーマである“優しさ”に関連し、現場で優しさを感じたエピソードについて質問されると、潤浩は「棟梁(長渕)はいつもそばで笑顔でいてくれて、公園で遊んでくれたりしました」と語る。これについて長渕は「潤浩くんとは途中から芝居も何も関係なくなっちゃって、僕の大事なシーンの撮影のときに『ねえねえ長渕さん!』って話しかけてきて(笑)。でもそんな様子を撮ってもらった場面もあって、彼の自然な姿も収められていると思います」と微笑んだ。また広末は、本編のあるシーンで信吾が缶コーヒーを持ってくることについて言及。この場面は長渕がアドリブで用意したものだったと明かし、「『がんばれよ』『早く良くなって』とか、そういった言葉にはできない温かさ、優しさが込められているようで、すごくグッときたんです」と述べた。

イベント後半、権野監督が「撮影に入る前から長渕さんと各シーンについて話し合ったこともあったし、読み合わせをやらせていただいたこともあったんです。すごく濃密な時間でした」と回想すると、長渕は瑛太からも撮影に関する相談を受けていたことに触れ、「みんなでいい作品にしようっていう気風が最初からあって、とてもうれしかった。そこから台本だけでは表現できない、素晴らしい部分が浮き彫りになって、立体的な作品になったと思います。みんなでこういうものを作るんだ!という意識そのものに優しさを感じました」と現場の雰囲気を説明する。そして「これだけ愛をもらったんだから、映画に関わったみんなにラブレターを書こうと思って。それが『Orange』という曲になったんです」と映画の主題歌「Orange」にまつわるエピソードについても触れた。

最後に長渕は「みんな一緒に走って作り上げました。この時代にこの映画がどう映るか、心の中にいろんな心象を与えると思いますが、少しでも皆さんの心に明かりが灯ったら、ぜひお友達に紹介していただきたいです」とコメントし、舞台挨拶は終了。長渕の去り際にはファンが花束やプレゼントを手渡す場面もあり、終始優しさに満ちたイベントとなった。

音楽ナタリーをフォロー